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魔法使いヒルダのお仕事 ~ダンジョン探索と居住地の発展期~  作者: 篠原2


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ヒルダの魔道具観察

魔道具をしげしげと、興味深そうに眺めていくヒルダの姿を、村人達も眺めていく。

しかしその視線は不安の色が深く刻まれたものであり、同時にヒルダの力を疑うものであった。

そんな視線を浴びせられているとは少しも思っていないヒルダが、魔道具を観察してわかった事を村人達に話していく。


「……ふむふむ……」


「……」


「……ほうほう……」


「……」


「……なるほどですねぇ……」


「……どうですか? なにか、わかりましたかな?」


「はい、だいたいは」


「おお、そうですか!」


「それで、原因はなんですかな!? すぐに直せるような原因なのですか!?」


「えぇっと……まあ、そうですね、材料があればすぐに直せますね」


「……材料、ですか……」


「……その、材料って、お嬢ちゃんは持ってたりはするのかなぁ……?」


魔道具を調べた結果、材料さえあればすぐに直せる、という結論になったヒルダが村人達にそう話していく。

この報告を受けた村人達は、ヒルダにその材料を持っていないか? と尋ねてくる。

この質問にヒルダは、今は持っていないが入手する事は難しくない、と答えていった。


「今は、持っていませんね」


「そ、そうですか……」


「持っていませんが、入手する事は難しくないので、良ければ私が入手してきましょうか?」


「良いんですか!?」


「ええ、まあ」


「……でも、旅の途中なんですよね……? 迷惑なのではないですか……?」


「大丈夫ですよ、あてのない気長な旅ですから。それに一度関わったのですから、最後までお付き合いいたしますよ」


「……あ、ありがとうございます!」


「……それでは魔法使いさん、その魔道具の修理、どうかよろしくお願いします」


「わかりました」


必要な材料も自身の手で用意する、と言ったヒルダに、村人達は迷惑なのではないか? と不安そうな表情で尋ねていく。

この言葉にヒルダは、時間に追われる旅ではないから心配する必要はない、と穏やかに笑いながら答えていった。

このヒルダの言葉を聞いた村人達は全員が大喜びして、ヒルダにすべてを任せる、と話してくる。

この村人達の言葉に頷いたヒルダは、材料探しの為に村人達へ、近くに魔物の現れる場所がないか? と尋ねていく。


「ありがとうございます! それでは魔法使いさんに、魔道具修理のすべてをお任せすることにします」


「わかりました。それでは修理に必要だからお尋ねしますが、この近くに魔物の出現する場所はありませんか?」


「魔物の出現する場所……ですか……?」


「……まあ、あるにはありますけど……」


「……うん? 皆さんどうかしましたか?」


魔物の出現場所を尋ねられた村人達は、なんともいえない表情で顔を見合わせていき、その様子を見たヒルダが首を傾げていった。

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