村人達への報告と連絡
修行時間を確保する為、朝食を早く済ませたヒルダとレベッカはそのまますぐダンジョンに向けて出発していく。
その途中、前日のようにならないよう、途中ですれ違う村人に今日もダンジョンへ行って修行をしてくる、と声を掛けてからダンジョンに入っていく事にする。
「……さて、今日はどのぐらいまで修行しましょうか?」
「そうですねぇ……昨日みたいに遅くなってしまうのは良くないですから、できれば暗くなる前には帰りたいですから、そうなると……」
「暗くなる前には、ですか。それなら夕方までには帰りたい、そういう判断になりますがよろしいでしょうか?」
「……そうですね、夕方までには帰りたい、そういう事でお願いします」
「了解です、レベッカさん……あ、どうもおはようございます」
「……うん? あ、ああ、ヒルダ様にレベッカか。おはようございます」
「あ、おばさん。おはよー」
「ははは……今日もまた二人で行動しているんですね」
「はい。あ、そうだ。皆さんが心配しないように先に報告しますね」
「……うん? 報告、ですか?」
「はい。私達は今からダンジョンに入って修行してきます。それで今のところは夕方までには帰るつもりでいるので、もしも私達の心配をするのなら夕方を過ぎても帰っていない時に心配してください」
「……はあ、まあ……わかりました。夕方を過ぎても帰ってきていなかったら、皆でダンジョンの入り口で待つようにしますね?」
「はい、それでよろしくお願いします。それからその事を他の皆さんにもお伝えしていただけると非常に助かるのですが……」
「わかりました、皆にも伝えておきますね、ヒルダ様」
「ありがとうございます」
「ありがと、おばさん!」
「はは……まあそれじゃあ私はこれで。ヒルダ様、レベッカ、気をつけて行ってきてくださいね?」
「はい、ありがとうございます」
「ありがとー! 行ってくるねー!」
村人にこう声を掛けると、ヒルダとレベッカは再びダンジョンに向けて歩を進めていく。
そうして二人、三人と出会った村人達へ、最初に話した村人と同じお願いをしながらダンジョンに向かい、到着したと同時に突入していった。
「さて、もうここも見慣れた光景になってきましたねぇ」
「おお、そうですか、ヒルダ様!」
「はい。それでレベッカさん、今日はどのような負荷で修行を行いますか?」
「……え? どのような、負荷で……ですか……? それは、どういう意味の言葉で……?」
「ほら、昨日みたいに負荷増大魔法と支援魔法を同時に使うのか、それとも今日は負荷増大魔法だけを使って修行するのか、それとも他の方法を選ぶのか……」
ヒルダはレベッカへ楽しそうに説明を始めていく。
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