ヒルダとレベッカのスクランブル・エッグ作り
少しの間材料と睨み合いをしていたレベッカだったが、隣のヒルダがミネストローネの調理を始めていったためにレベッカもスクランブル・エッグとウインナー・ソーセージの調理を始めていく。
「……」
「……」
「……ぬぅ……」
「……」
「……む? ヒルダ様?」
「ふん、ふん、ふ~ん……あれ? レベッカさん、どうかしましたか?」
「……いえ……あたしもそろそろ作り始めないとな~……って思っただけですから……」
「そうですか? それなら良いですけど……なにか問題が起きた時は遠慮しないで私に言ってきてくださいね?」
「……わかりました。ありがとうございますヒルダ様。それでは作っていきますね?」
「はい、レベッカさん」
ヒルダに調理開始の宣言をしてから卵に手を伸ばしていくレベッカ。
そんなレベッカの様子を期待半分、不安半分といった表情で眺めていくヒルダ。
そうした中で卵を割り始めたレベッカは、若干おっかなびっくりといった手付きで卵を割っていく。
そうして全部の卵をなんとか無事に割り終えたレベッカは小さな溜め息を吐いていった。
「……くっ……ぬっ……ほっ……」
「……」
「……くぬぅっ!? ……よっし、全部割れました! はぁ、はぁ……」
「おめでとうございます、レベッカさん。次は割った卵をかき混ぜる工程ですね」
「……は、はい……かき混ぜる工程……よし……」
無事に卵を割れて安心しているレベッカにヒルダが、割った卵をかき混ぜるように、と指示を出す。
これにレベッカは半笑いで応じ、卵をかき混ぜ始めていった。
「……しゃかしゃか……しゃかしゃか……」
「……」
「……しゃかしゃか……しゃかしゃか……これでどうでしょうか、ヒルダ様?」
「……ええ、それぐらいで大丈夫でしょう。次にミルク、塩、こしょうを適量入れてください」
「了解しました、ヒルダ様」
卵をかき混ぜたレベッカに次の指示を出していくヒルダ。
その言葉に頷いて言われた通りにミルク、塩、こしょうを入れていったレベッカにヒルダがそれじゃあ焼いていこうと話していった。
「……うん、ミルク、塩、こしょう、三つ全部そのぐらい入れれば大丈夫でしょう」
「はい、ヒルダ様……そうなると後は、焼いていくだけですか?」
「ええ。フライパンに油を入れて加熱していって、次にバターを入れてバターを溶かしていきましょう」
「はい、ヒルダ様!」
ヒルダの指示通りに調理を進めていくレベッカ。
そうしてフライパンに入れた油を熱し、バターを溶かしていったところで、遂にレベッカは卵をフライパンへ投入していった。
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