ヒルダ、レベッカに謝られ困惑する
いきなりレベッカから何度も頭を下げられたヒルダは、どうして自身が謝られたのかがわからず混乱しながら、なぜ謝ってきたのか? とレベッカに尋ねていく。
「……え? へ? レ、レベッカさん? どうしたんですか突然? いきなり謝ってきたりして……?」
「……え? あ、あれ? ヒルダ様があたしを探しに来たのは、寝てるあたしを呼びに来たからなのでは……?」
「え? いえ、私はレベッカさんにステーキの焼き加減はどのようなものが好みなのかを確認しに来ただけなのですが……?」
「……え?」
「え?」
「……えぇと、つまり……ヒルダ様はあたしを呼びに来たのではなく、あたしの話を聞きに来た、そういう事なのでしょうか……?」
ヒルダがやって来た理由をなんとなく理解したレベッカが、その考えを確定させる為にヒルダへ質問を行っていった。
この質問にヒルダがまだ軽く混乱したままの状態で答えていくと、レベッカが深い安堵の溜め息を吐きながらその場に座り込んでいく。
「え、ええ、そうですが……というかレベッカさん、レベッカさんは私がレベッカさんを怒りに来たと思っていたのですか……?」
「……はあぁぁ……良かった……あ、ヒルダ様……えぇと、まあ……その、そういう事です……」
「……なるほど、それで謝ってきたのですね……ようやく納得出来ましたよ……」
座り込んだレベッカがその状態でヒルダの質問に答えていくと、返答を聞いたヒルダが何回か頷いていった。
そうしてレベッカが自身に謝ってきた理由を理解したヒルダがレベッカに、起きてきたのなら一緒にステーキを焼いていこうと声を掛ける。
「あははは……ごめんなさい、ヒルダ様……」
「別に怒っていないですから大丈夫ですよ、レベッカさん。激しい修行で疲れていたのでしょう? それなら寝てしまうのは当然の事なのではないですか?」
「ヒルダ様……そのように言っていただけると、とても助かると言いますか、なんと言いますか……」
「ふふふ……さてそれではレベッカさん、起きてこられたのなら、私と一緒にステーキを焼いていきませんか?」
「え? あっ、はい! ヒルダ様! お供します!」
「あははは、ありがとうございます、レベッカさん。それじゃあ行きましょう」
「はい!」
ヒルダの誘いを即座に了承して、ヒルダの後に続いてキッチンに向かおうとするレベッカ。
そんなレベッカにヒルダも笑顔でキッチンに向かっていく。
そうしてキッチンに到着した二人はお互いに笑顔で楽しそうにしながら残りのステーキを焼いていく事にしていった。
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