↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/44

第1話:悪役令嬢とは何たるもので?

私《わたくし》の名前はユーリ・ブラウンで右大臣の娘。

そして今は推しであるフェルミナ様のために本日も素早く教室に移動したところ。

そしてそんな私《わたくし》の目の前には意味がわからない謎な状況が広がっていた。

「えっと、その、あなたのバックの中にわたくしの家のシェフ特製弁当を入れておきましたわ。あっあなたは知らない家の料理を食べるのがいいのですわ。」

あら?いじめにしては少しおかしい文脈な気がするんですが?

「そうだったんですね。私のためにありがとうございます。」

あ、ほらー。フェルミナ様天使だから理解してないわよ。

ふつうにただの尊い製造機になってますわー。目の保養過ぎます。

やばい、天使、天使が私《わたくし》の教室に降臨しているわ!

悪役令嬢(仮)ってこんな優しい人で良いのかしら。

普通あれですよね、もっと辛辣ないじめをするものではなくて?

この悪役令嬢(仮)大丈夫かしらとついつい不安になってしまうわね。


これが私《わたくし》の本日の朝にあった本当のこと。

そして今権力に逆らうことのできなかった私《わたくし》は調査に来ています。

調査相手が来るまでのしばらくの間、貴方《あなた》に少しだけ秘密を教えて差し上げるわ。

ローズマリー様、朝の悪役令嬢(仮)ですわね。

そのローズマリー様がフェルミナ様をいじめていたのはなぜでしょうか?

じつはとっても簡単な理由で、自分の婚約者が取られると思ったから、なのよ。

ローズマリー様がこの国の王子「ルースト様」の婚約者なのは周知の事実。

でも隠されていることもあるの。

皇太子ルースト様の愛が重すぎてしまっていることなの。

「二人で暮らしたい。」「他のやつにローズマリーと話してほしくない。」

これ全部ルースト様の言った言葉よ。

ありえないわよね〜。あんな完璧王子がこんな束縛系なんて。

そのせいで私《わたくし》もうあの人のことただのキモい人だと思ってますわ。

話を戻すわね。簡単にまとめるとローズマリー様と二人で暮らすためだけに、断罪されてしまおう、別の場所に逃げ出そう。ってことを考えた王子様がいてですね、

ローズマリー様を悪役令嬢に仕立て上げることにしたんです。

バカバカしいわねぇ。脳みそイカれ人間のすることよ。

それに悪役令嬢に仕立て上げるならもっと性格が悪くないとできないしね。

ローズマリー様はもとの性格が良すぎるんだから無理があるわ。

でもこの破綻した計画、実は協力者がいてね。

ここまで長々と説明してきたから貴方《あなた》もわかっているんじゃないかしら?

それが、私《わたくし》ユーリ・ブラウンですわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。