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三十日後、君はいなくなる

最新エピソード掲載日:2026/06/05
高校二年生の私は、毎日放課後になると病院へ向かう。

303号室にいるのは、幼なじみの水野透。

一ヶ月前、“余命一ヶ月”を宣告された彼は、不思議なくらい穏やかだった。

夕焼けを眺めたり、雀の話をしたり、飴の味で笑ったり。

限られた時間の中でも、透は何でもない日常を大切そうに抱きしめている。

そんな彼の隣で過ごすうちに、私は少しずつ、自分の気持ちに気づいていく。

――三十日後、君はいなくなる。

これは、終わりが決まった秋を生きる、二人の一ヶ月の物語。
一日目 303号室
2026/06/05 00:48
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