日常と書いて何と読む?
初投稿です。至らぬところもあると思いますが、これからよろしくお願いします。
ありきたりで、平凡で、ちょー退屈な毎日。
……だったら、どれだけ楽だっただろうな。
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「赫弥ー起きてー。もう着くよ。」
「んぁ?......」
気付けばイヤホンから流れ込んでくる曲もリストを半周していた。
「どうせ昨日も夜遅かったんでしょ?」
「...まあ、うん...ね。」
昨夜、というか今朝、布団に入ったのは、マンガ読んだり、映画見たりで4時近くだった。そして勝手にひねくれ
「逆に平常運転。オレが早寝なんてしたら気味悪いだろ?」
とオレは言った。
「...早死にするよ?」
わあってるって、なんてくっちゃべりながらセセラギとともに電車を降りる準備をし始めたが、電車の急停車。その勢いのまま席の隣の人が倒れこんできた。
正直邪魔である。
すぐに車内アナウンスが流れてきたが正直内容は聞くまでもない。どうせいつものことだ。
「R線付近に多数の魔物が出没~。近くにいる人はなるべく早めに向かって対応しろよ~」
とけだるげな連絡がスマホにペアリングしていたイヤホンから流れきた。
「...毎朝毎朝面倒だなぁ。せめて普通に登校できないもんかね...ふわぁぁzzz」
「君に関して言えば遅刻日数に響くもんね。」
オレとセセラギは乗っている車両の窓を全開にして飛び降り先頭車両へダッシュで向った。
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世界中でのダンジョンの大量発生「大厄災」が起こると同時に、それは地球全体の人間に何かしらの特殊能力いわゆる「異能力」や「スキル」と呼ばれるものを発現させ、異能力犯罪やダンジョンからの魔物が世界を混沌に陥れた。
この状況を打開するた異能力者協会「SkillSphere」が結成。いま魔獣災害や異能力犯罪が日常の反中にとどめられているのは彼らの努力のたまものなのである――と、少なくとも本書では結論づけている。
(著:アーヴィン・ロウフェルド 『異能力社会成立過程における必然性』より)
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「...だとさ。よくもまあ大真面目にこんなことが豪語できたもんだよね?」
「...そんなくだらない本今ここで燃やしてしまえ。世の端しか見れないような愚か者が書いた物だ。」
「はいはい」
線路わきに生えた木々の中で二人の男たちがそんな話をしていた。本を持っている男は本を宙に放り投げ燃やしてしまった。
そして目の前の線路の上を走っていく赫弥達に目を向ける。
「にしてもあいつらかぁ...意外だねぇあの程度に目ぇつけるなぁんてさ♪」
この発言に
「あの程度なんて言ってるが、あいつは明らかにオレ達と同等、またはそれ以上の力を有している。」
と腕を組んでいる男が答えた。
「Wow...君にそこまで言わせるか...。んじゃ早速コンタクトとってみますか?」
「...いやまだ時じゃない。最低限の力を向こうでつけてもらおう。俺らは育てる側じゃなく調理する側だ。」
「了っ」
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「Zzz...Zzz...」
「わぁすごーい寝ながら走ってるぁー...起きろぉ!」
「んぁ?!あぁ起きてる起きてる。」
やっぱ朝6時半なんて人が起きる時間じゃないよなぁ。などと考えていると、先頭車両についていた。その先には大量の紅狼が群れを成して線路をふさいでいた。
「ぱっぱと終わらそ。ぱっぱと...」
「油断してると怪我するよ?」
「ハハッ、こんな雑魚どもで怪我するわけねぇだろっ。」
そう言いながらオレはその群れに飛びかかる。空中で一匹の腹に一撃を入れ、そのまま回し蹴りで追撃すると5匹ほどの顔が砕け散った。
「あーあーあ、きったねぇな朝から制服汚したくないんだよ...」
……
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五十嵐赫弥のスキル「鍛冶人」は、精錬や加速を中心に、高速思考や各種耐性までを内包した異質な能力だ。耐性が身体能力ではなくスキルとして組み込まれているため、彼はそれらを感覚的に理解し、自在に使いこなすことができる。
…
……
線路に残った残骸の処理なんか面倒なので群れを線路のわきにわきにと追い詰めていき、気づけばあっという間に数も減り、残るは5メートル越えの巨大な個体のみとなった。んじゃこいつには実験台になってもらいましょかね。
「体がでかいだけののろまは、ただの的!試作の試し打ちにはちょうどいい!」
そしてオレは例の一体から距離を取りこぶしを構えた。
「空間を面として....前方空間の『精錬』による硬化.... 」
オレに今まで足りなかった遠距離攻撃...うまくいってくれよ...
「『加速』度数五倍速.... 『虚空波拳』.....!」
そう言ってオレをこぶしを突き出した。勢いのまま弾き飛ばされた空気の壁は鋭い矢となって紅狼の腕をえぐり取った。そして最期の一突きが顔を突き破り紅狼の残された体はドサッと倒れこんだ。
「ほぇぇ なにあの技?新作?」
「まあな。前方に硬化した『面』を作り出して、それを思いっきり殴ることで形を鋭くして勢い着けたまんま飛ばすってイメージかな?」
「...聞いてみたら意外とややこしいし、そこまで実用性なさそー」
「オレも思った...面白そうだと思ったんだけどなぁ」
なんて会話を交わしながらオレたちは車掌に安全確保の報告を行った。
もう正直な話し、学校は遅刻確定なので二人してため息をつきながら車内に戻った。
決して平凡じゃない「異常」を孕んだ日常。決して変わることのないものだと思ってる。それなら全力で先を見ない人間として、ただただ今を楽しもうとする学生として、「平凡」を演じてやる。まあ平凡な今日を演じるためにも、オレはダンジョンや任務に明け暮れてるんだがな...この物語はオレ五十嵐赫弥矛盾した日常を描いた物語だ。
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読みにくさや違和感があればどんどん行ってくれると嬉しいです。
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