表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/138

魔属襲来!?

俺が召喚されてはや1ヶ月が過ぎた


俺たちは順調にレベルを上げていき今ではレベル30くらいまで上がっていた


ナナシノゴンベ


Lv30


HP783/783

MP402/402


状態 良好


称号 異世界より来たりし勇者

   ハズレの勇者


能力 絆力上昇(コネクト)



ヒカリ


Lv31


HP 526/526

MP 829/829


状態 良好


能力 魔術増幅(マジックブースト)



そしてこれは俺たちが森の中を探索していたときのことだ


「なんかいつもより魔物の数が多くないか?」


剣を振り回しながら俺が聞く


「そうですね・・・・何か嫌な予感がします」


ヒカリも魔法を乱射しながら答える


「この動き、まるで何かから逃げているような・・・・・」


ヒカリがそう呟いたとき森の奥で爆発が起きる


しばらく一緒にいたお陰か身に付いたコミュニケーション能力でお互いに頷き爆発のあった方へと走る


そこには銀色の衣をまとった男、いや、銀色の皮膚わした男が立っていた


「こっ、こいつは・・・・」


ヒカリが呟く


「ほぉ、これはこれは珍しい獲物だ」


その声を聞き付けたのか男がこちらを見て笑う


「逃げるぞ!ナナシ!こいつには今の私たちじゃ勝てない!」


その声を聞きヒカリのもとへ向かう俺


ヒカリの手を握り、ヒカリが転移の魔法を使う  


「転・・・・・


「おそい」


回りが紫色の炎で包まれる


「くっ・・・・・」


ヒカリが歯がみする


「どうしたんだ?ヒカリ?」


俺は思わずヒカリに質問した


「この紫色の炎は転移を封じる力と逃亡を防ぐ力がある・・・・・簡単に言えばゲームなどのボスからは絶対に逃げることができないとおうのと同じような物だ・・・・そして、目の前の男は・・・・・前魔王の側近ゾディアックの一人、タウラスだ」

 

「つまり・・・・・」


「まぁ、前魔王というか今の魔王にも仕えているよ。まず、ゾディアックっていうのが魔王に仕える側近なのだから」


どうやら見逃してくれるとかは無いらしい


俺は槍を具現化するとタウラスにつきかかった


しかし、タウラスは動かない


「おぉおおおおおおお!」


そのまま突き刺す


つもりだった俺の槍はタウラスに突き刺さることはなかった


タウラスの体の表面で止まっていたのだ


「っ!!」


俺は2度3度と後ろにバックステップを取る


さっきまで俺がいたところにはタウラスの肘が置かれていた


「ほぅ、かわす力だけは中々の物だな」 


「まだだ!ヒカリ!」  


俺が声をかけるとヒカリがファイアーボールでタウラスの視界を爆破する


俺は槍を大剣に変えタウラスの体を横薙ぎにしようとした


ガキン

 

しかし、俺の大剣はタウラスの体に傷をつけることができずにとまる


「くっ!」


慌てて飛び退こうとするが今度は間に合わなかった


タウラスの拳が俺の脇腹を打つ


「がっ!?」


少しだけ後ろにとんで勢いだけは殺したがそれでもとてつもないダメージを受けて吹き飛んだ


「ぐっ・・・・」


ヒカリが近づいてきて回復魔法をかけてくれたが


俺にはタウラスをどう倒していいのかわからなかった


俺の心には絶望が生まれ始めていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ