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「ありがとう。途中大量の魔物が出たから少し不安だったんだけど無事送り届けてくれて助かったよ」


依頼主をカレハの町の入り口へと送り届けた私達はパーティーを解散し依頼の報酬を貰った


報酬は『思い出の鈴』というアイテムだった


使い方はよくわからない


皆と別れ、さっき貰った鈴を腰につけて揺らしながらカレハの町へと向かう


カレハの町は遠目からはわからないほど賑わっていた


「ここが・・・・シュナムさんの故郷・・・」


ボソッと呟いた一言に周りの人が一気にこちらを見る


「ふぇ?」


思わず周りを見回した私に側にいた男の人が問いかける


「今、あんた何て言ったんだ?」


「え?ここがシュナムさんの故郷って・・・・」


何か私はおかしなことを言ったのだろうか?


「シュナム様とお知り合いなのか!?」


男の人が私の肩を掴み再び問いかける


なんだか周りの人もジリジリとこちらによってきていた


「シュナムさんは私の師匠ですが・・・・・」


『うぉおおおおおおおおお!!』


その言葉に周りが沸き立つ


「えっ!?ちょっ!?」


「とりあえずこちらへどうぞ」


訳もわからないまま手を引っ張られる


その周りには先程こちらを凝視していた町の人たちもついてきていた


「ちょっ!!なにが起こってるのか誰か説明してください!!」


思わず叫んだ私についてきていた女の人が答える


「シュナム様は初代タウラスにしてこの町の英雄なの。そのお弟子さんってことはタウラスの力を継承した新しいタウラスってことでしょ?」


思わず頷いてしまった


「つまり、私達にとっては新しい英雄と言っても過言ではないわけよ」

 

それはわかったが・・・・・


「私は今どこに向かっているわけぇ!?」


正直周りに人が多すぎて向かっている場所がわからない


「私達が今向かっているのはタウラスの祠、初代タウラスのシュナム様がタウラスの力を授かったと言われる場所よ」


そうこう言ってる内に私を囲んでいた人垣が割れる


「さぁ、この先に進んでください」


言われた通りに進んでいくと金色に光っている祠があった


『汝、タウラスの力を受け継ぎし者よ・・・・今こそこの世界に迫りし危機を打ち払うために集うのだ』


頭の中に直接言葉が聞こえる


『汝、今こそ我が試験を受け、新たなる力に目覚めよ』


その言葉と共に祠が発光する


「うっ!眩し・・・・・」


その光が収まり目が見えるようになった私がいたのは周りが真っ白な空間だった

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