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卒業試験(VS.シュナム)

卒業試験の内容は今まで師事してきたシュナムさんとの闘い


一応ルールとしては魔法を使うのは有り、シュナムさんは私がけがをしないように使う武器を普段の槍ではなく棒を使用、私の勝利条件はシュナムさんに傷を負わせること。敗北条件は降参する又は、これ以上は私が危険だとシュナムさんが判断した場合のストップのみだ


そう聞いた私の心は不安よりもドキドキの割合の方が大きかった


そんな自分に驚きつつ私はこの世界に来てから使い続けている座標の槍を構える


「それでは行くぞ・・・・始め!」


シュナムさんも棒を構える


どうやら最初は様子見とばかりにこちらの出方をうかがっているようだ


「それなら先ずは準備といこうかな」


私は目の前の座標に5つの魔法を固定(プット)する


内分けとしてはファイヤーボールが4つと転移魔法が一つだ


最初っから容赦なくいくつもりである


私はファイヤーボールを固定(プット)した位置に重ねてウォーターボールを重ねて放つ


「二重魔術(デュアルマジック)バーストエンド」


固定魔術(プットオブマジック)の効果も合わさっている誘導弾と化した4発のバーストエンドをシュナムさんは最小限の動きでかわし、お互いにぶつけて相殺した


その隙を見て私はシュナムさんの回りを駆け、転移魔法を固定(プット)していく


そして4つの転移魔法を固定(プット)した後


私はシュナムさんに向かって突きかかる


「正面からくるとは・・・・・」


呆れたようにシュナムさんは迎撃の構えをとる


「移動!」


迎撃の攻撃が私の体に触れるか否かという所で私は移動魔法を使い槍の先の座標に移動


そのままシュナムさんに向かって大きく振る


迎撃のために僅かにだが体勢を崩したシュナムさんはいきなり目の前に現れた私の攻撃をかわせなかった


「ぐっ!」


シュナムさんが宙に浮く


空中でのけぞっているシュナムさん相手に槍を振るうが流石と言うべきか空中でもシュナムさんは迎撃してきた


しかし、また私の体に迎撃が触れる直前に移動魔法で私は槍の穂先の位置に移動する


これが私が新たに思い付いた攻撃方法の一つ移動乱撃だ


短い期間で移動魔法を繰り返し相手にこちらの動きを補足させずにこちらが一方的に攻撃するというスタイル


「なるほど、確かにすごい攻撃だ・・・・・」


そうやって誉めつつも段々と私の動きを先読みしてくるシュナムさん


「そう言いながらも普通についてくるシュナムさんの方がすごいと思いますけど・・・・」


「まぁ、決定的な弱点があればついていくことは可能だからな・・・・・」


「もう気づかれてましたか・・・・・」


そう、この移動乱撃にはかなり痛い弱点がある


それは私の移動する場所が槍の穂先限定ということだ


つまり、ある程度座標の槍の持つ能力を知っている人ならば座標の槍の作りだせる座標が槍の穂先限定ということも知っているので、割と簡単にこの攻撃方法は破られる


それを理解していたし、シュナムさんなら普通に破ってくるだろうと思っていた


だからこそ私はもう一つの戦いかたを作り出した


「解放(リリース)」


突きをかわされ体勢を崩した私に迎撃を繰り出そうとしていたシュナムさんを横目で見ながら私はボソッと呟く


そして、目の前に現れた背中をさらしているシュナムさんに向かって槍を振るった


「なっ!?」


シュナムさんが再び驚きの声を上げた


私の攻撃はシュナムさんの背中に浅いとはいえ切り傷を入れていた


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