第四話過去と雑魚と曲がりもの
魔力量保有量が経ったの100だなんて終わった。悲しすぎていつ家に帰ってきたのかすらわからない。家の自分のベットに座りながら部屋を見渡す。そこにはまだ夢を見れていたからこそ持っていられたものが、たくさんある。
『勇者の冒険譚』『練習用の木刀』『魔法書』まだまだたくさんある。
こんなもん持ってたって意味はない。
「もう捨てちゃおう」
そんなこんなで立ちあがろうとする。
「わっ!」
立ちあがろうとしたものの床に置いてあった、45紙に滑りこけってしまった。最悪だマジで……
「あれ?めっちゃなつ!」
床に倒れた時にふとベットの下が目に入る。ベットの下なんて久かた見てなかった。ベットの下には初めて母さんに買ってもらった本があったのだ。
『モンスター図鑑1800』
それを拾い上げベットに腰をかけ、ペラペラめくる。世の中にはいろんなモンスターがいる。これには1800種類しかないが今もまだ新種が発見されて、生まれている。
「そうか俺は!」
気づいた時はもう母さんに、話に行ってた!
「あんたどうしたの?」
「母さんまだ僕の夢は終わらない」
「どうしたの?落ち込んでると思ったら、すぐにテンションマックスとか、情緒不安定なの?」
「そんなのどうでもいいんだ!僕はモンスター行動学者になる」
さっき見つけた本を突き出しながらそんな発言をする。
「は?」
いきなりこんな発言したらそりゃ驚くよな。
「母さん僕はもう戦うことはできない。でも裏で支えることができる『雑魚』の僕でも!モンスターの行動を研究して、研究して、しまくってこれから戦いに出る冒険者の助けになりたい!」
「あらいいんじゃない」
「え?」
変な声が出てしまった。ほんと母さんは軽いな!
「じゃあこれから何するの?」
「ん?どうゆうこと」
母さんの質問がどういう意図があるのかわからない。
「モンスターの行動を観察するのだって、強くなきゃ行けないでしょ」
「なんで?」と首を傾げる
「だって行動観察だってモンスターの近くに行かなきゃいけないのよ。だから『雑魚』のままじゃだめなのよ」
グサグサグサと僕の心を傷つける。立ち直った息子の夢を一瞬で母親が壊したなんてありか?いやだめだろ(泣)
「あら?夢を壊したわけじゃないわよ」
「えっなんで僕が考えることがわかるの?怖い!」
「母親なんだから当然よ!てか話を聞きなさい、冒険者ほど強くなれといってるわけじゃない、一般人より強……いや、ちょっとだけ強くなればいいの!そのためにどうするの!」
「は?え?」
どうするって何をすればいいんだ?
「わからないの?私もわからないから、筋トレでもしなさい」
「はい!」
俺は母さんに言われてすぐに、家の庭に出る。出たはいいけど、何すればいい?まあ〜この町で自称一番強いワレガ・イチバンの筋トレをまねるか!まっ実際見たことないけど?
腹筋1000回、腕立て1000回、懸垂1000回、背筋1000回、プランク正面、左と右1時間ずつだっけ。
「ゲホッゲホ」
なんだこれ、早速やってみたはいいが、全部100回連続すらできねぇ。ワレガマジデスゲェーな!プランクなんて1分できたらいいもんじゃねぇか!!!
「おっ『雑魚』じゃん!」
「マジで!」
筋トレはまだ終わってないが、休憩がてら村の中をぶらぶらしてたら。同年代の奴ら5人くらいに『雑魚』『雑魚』言われている。さっきまで一緒に教会にいたやつらだ、うざいのに、言い返せないのが辛い
一番タチの悪いのはこの世界の風習だ、加護持ちは加護を持たない人々を守るものとかなんとかだ。僕は守る側なのに才能がなかった。それが雑魚と呼ばれる原因だ、こんな中途半端なら加護なんていらなかった。
もうこうなってしまったなら自暴自棄だ!言葉がだめなら暴力だ!
「黙って聞いてりゃ調子に乗りやがって!ボコボコにしてやる!」
「痛い」
懸命に5人に殴り込んだ。しかし数の暴力に勝てるわけもなく、ボコボコにされてしまったのだ。
「チクショーー」
「ぜってぇー見返してやる!」
「大丈夫か!」
街中で傷だらけのガキがそんなことを言っていたら。それは大人が心配するよなw
「何やらかしたの!」
「人を犯罪者みたいに言うな!」
「こいつ同年代のガキにボコられて、なんか叫んでたから頭おかしくなったと思って家に帰しにきたんですよ」
「ありがとうございます」
母さんは僕を連れてきてくれた。ワレガ・イチバンに頭を下げている。ワレガ・イチバンはなぜか満足して帰ってゆく。
「イッテテ」
挫いた足にテーピング、傷口に消毒やらなんやらの処置をしてもらっている。
「なんで魔法じゃないの?」
「母さんは加護持ってないもん!てかなんでそんなことになったの?」
「いや!俺を雑魚とか言われたから……」
「なら仕方ないね」
「え?怒ったりしないの?」
「え!だってあんた何にも悪くないじゃない」
僕って親ガチャ大当たりだ。
「僕必ずモンスター行動学者になる!」
「いきなりどうしたの?まぁ頑張りなさい」
そう言いながら優しく俺の頭を撫でてくれた。
僕は絶対に夢を叶えてやる。
その日の決意から俺は毎日筋トレをした。最初は全部100回止まりだったけど、毎日毎日繰り返し200回と300回増やして行った。プランクだってそうだ、2分、5分とだんだん時間を伸ばして行った。なんか途中から母さんに、加護もあるんだからと魔法の練習もすることになってしまった。無駄だと思うことを母さんに言ったけど、なんかぶん殴られたから一応している。
そして10歳になる時には、
「今日も筋トレ終わったー♪計算どうりだと残りの魔力量は5だし、今日のメニュー終わりだな」
ワレガ・イチバンのメニューをこなすことができるようになっていた。プランク1時間はできないけど……。多分一般成人男性よりは、強いと思う……多分。しかし才能がある加護持ちには、全く及ばない。6歳の頃バカにしてきた奴らは、今はもう冒険者となっているからだ。
「マジで救いようのない世界だ!」
誰もいないのにその場で呟くくらい、どうかしてるのかも知れない。「ふふふ」まぁでも今の俺には楽しみがある。モンスター観察だ!
あいつらがだんだん世界に進出するなか、俺は村の外に進出したのだ。まぁ進出したのは8歳のときだけど!あの舐めた野郎共、絶対に絶対に見返してやる!
そうか俺は、才能がある奴が嫌いなんだ!ただ人が苦しむのを見るのが好きじゃない。こいつのように自分の意思で冒険に出てきたやつが(多分)俺のせいで苦しむのを見るのが好きなんだ!
そう俺の性格はひん曲がってない!




