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第8話 話し合い①


 ~精霊~


「……それでナイン、貴方はここにいるの?」


 彩斗がいなくなった後、サクラは問い詰める様にしてナイン、エルに聞いた。


「まあ、簡単に言うと彼に助けられたからですかね。そう言うスリーさんは?なんか彩斗君にサクラと呼ばれているみたいですけど?」


「……偶々ここで休んでいると彼が来て、色々あって勝手にサクラと呼ばれているだけよ」


「そうなんですか?その割には嬉しそうな顔をしてましたけど?あの、人間嫌いで有名な貴方か」


「お前も、エルと呼ばれているみたいだな?」


「ええ、彩斗君が私に付けてくれた名前です。私は結構気に入ってますよ」


 エルはサクラに嬉しそうに言った。


「……それで、他の精霊はどうしてここにいるの?しかも、他の文明の精霊がどうしてここにいるの?」


「それは私達が聞きたいわ。何で貴方がここに住み着いているのか」


 最初に答えたのは、火の文明の精霊である彩花。紅い髪を長く伸ばし、着物を着ている赤い瞳の美女である。


「そうよね。何でここにあんたみたいな精霊がいるの?」


 そう勝気そうに言ったのは、雷の文明の精霊である金髪が印象的な精霊である桃華。


「……邪魔?」


 一言だけそう言ったのは、土の文明の精霊であり、神秘的な蒼い髪に蒼い瞳の精霊であるベル。美女でもある彼女は眠たそうに言うと、その場に座り込んでしまった。その様子は一種の神秘的な空間の様にも見える。


「ベル、そこで寝ると汚れますよ?


「ベル、寝るならここではなく寝床で寝なさい」


 ベルに話掛け、起こそうとしているのは、水の文明の精霊であるレイシア。闇の文明の精霊である美優の二人。

 レイシアは銀髪に銀瞳が印象的で人形の様な美少女であり、深優は黒髪に黒目の日本人の様な感じの美少女であり、二人共ベルを起こし、話し合いに参加させようとしていた。


 六人の最上級精霊がこの場にいる。しかも、他の文明の精霊である。サクラが疑問に思うのも当たり前の事であり、何をしようとしているのか警戒しないわけにはいけない。しかし、彼女らの目的を聞いて、サクラは動揺してしまうのであった。




 よかったら、よろしくお願いします。

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