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第16話 集会⑤


 その叫びの様な声を聞き、ほとんどの人が一斉に戦闘態勢に入り、彩斗と彩斗の頭に乗っているスカーレッドに意識が向けられていた。


 また、彩斗の家族も全員彩斗から離れ、戦闘態勢になっていた。


「……スカーレッド?」


 彩斗は一応スカーレッドに声を掛けたがやはり返事はなかった。彩斗は取りあえずこの状態を何とかしようと試みる事にした。


「えーと、その、このスカーレッドが多くの人を殺したと言うのは一体何の冗談ですか?」


「冗談ではないわ。そいつは敵よ」


「こんな可愛い精霊なのに?」


「いい加減にして!その前に貴方はわかっているのではないの?そこの精霊の名前がスカーレッドと言う本当の名前ではないことに、そして、そいつは……」


 しかし、その精霊が続きの言葉を吐く前に辺りが炎に包まれた。


 それはスカーレッドの仕業であった。

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