世界大会
巨大アリーナの中央に、“宙に浮かぶリング”。
結界と国旗が輝き、空気には戦場の熱。
大会は終盤。
日本代表が呼ばれると、会場は薄笑いに染まった。
「日本? 三戦ともすぐ終わるな」
「Z級一人の国が勝てるわけない」
御影は肩をすくめる。
「まあ、言わせておけばいい」
桐生は指を鳴らしながら笑う。
「あとで全部黙らせりゃいい」
そして隣には、新Z級・不知火 灯。
フランス代表アダムが笑う。
「日本のZ級……実力あるのか?」
ベルギー代表バルデンも鼻で笑う。
「せいぜい三秒は持つといいな」
灯は表情一つ変えず、リングへ歩いた。
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第一試合:日本 vs ベルギー
バルデンの《重圧核》が発動し、リング全体が沈む。
観客ざわめく。
「日本のZ級、即死じゃないか!」
しかし——
灯は動かない。
片手で拳を止めていた。
「重いけど……ありがとな」
呪紋が輝いた瞬間。
「倍返しだぁぁぁ!!」
バルデンは一直線に吹き飛び、壁へ叩きつけられた。
観客が凍る。
「……ベルギーのZ級が一撃……?」
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第二試合:日本 vs フランス
速度特化のアダム。《神速歩法》。
残像すら見えない。
だが——桐生は片手で刃を受け止めた。
「速ぇけど……足音で全部バレてんだよ」
膝が入り、拳で沈め、一瞬で終了。
観客は声を失った。
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第三試合:日本 vs アメリカ
“世界最強”レオン。
会場の空気が変わる。
「……俺はお前を警戒している」
「どうも」
淡々と返し、観客からの怒号は無視。
開始——
レオンの《ミリタリー・ヘイルストーム》が襲う。
しかし全て、御影の手前で弾けた。
《次元障壁》。
さらに《オーバードライブ・エーテル》まで放つが——
御影は前へ歩くだけ。
「……な、ぜだ……」
「次は俺の番だ」
星のようなエーテルが溢れ——
御影は消えた。
「ここだよ」
背後からの一撃。
レオンは防御バリアごと吹き飛ぶ。
審判が叫ぶ。
「日本代表・御影!!」
世界は黙りこんだ。
大会は、日本の完全勝利で幕を閉じた。
直後、御影は再び会議室へ呼ばれる。




