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モンスター狩り

そうしてモンスター狩りが始まった。

雪村さんはと桐生さんはテントの作成をしてもらっていて、桐生さんがいれば問題はないだろうとのことで俺は一人で山に入った。

あの二人も、入ったと聞いたが別行動なので詳しくは知らない。

と、言ってっても俺自身あ動くことはない。

【出てこい】

そう言うとマイクロポータルから無数のネクロポートが出てくる。

【モンスターは一匹残らず駆除しろ、あとハンター二人いるからそいつらには危害は加えないように】

【かしこまりました】

そう言ってネクロポートが居なくなる。

さて、どう時間を潰すか。

丸太があったのでそこに腰かけてスマホでゲームをする。


一時間経って俺は居眠りをしていたら、男の悲鳴が聞こえた。

「なんだ?」

姫野さんから森に入る前に渡されたイヤホンから悲鳴が聞こえた。

《どうしました?》

姫野さんの声だ。

《御影は何もないが何があった?》

《こちら黒瀬、如月がモンスターと交戦し足を折られてます》

《御影さん!!》

《分かってる》

俺はネクロポートに黒瀬のエーテルを探らせて、場所を追跡してマイクロポータルで井戸づする。

出ると如月が折れた右足の処置を黒瀬がしていた。

「何があった?」

「今何処から?」

黒瀬と如月はこれは初見なので驚くのも無理はないが、今はそれはどうでもいい。

「説明は後でする、それで?」

「人型のモンスターが突然ゲートから出て来た」

「ゲートってそんなもん、どっから」

「分からん、なんせ急に現れたんだから」

「そうか、そいつはどこに居る?」

「待て、俺がやられたんだ、お前が行っても意味ねえよ」

「は?」

「こんな時でも喧嘩しないで」

「分かったよ、でもあいつは間違いなくS級だと思うがZ級みたいな戦い方だった。だいくらお前がZ級でも一人で勝てる相手じゃねえよ」

【マスター】

【どうした?】

【雑魚は全部駆除しましたが、強力なモンスターが一体居ます】

【分かった、そいつは俺がやる】

【かしこまりました】

「どうする、俺は怪我してないけど颯真がこんなんじゃ」

黒瀬は少し混乱している様子だった。

「俺がなんとかするが、そいつの場所が分からん」

「この先に広くて木がない場所がある、そこで俺がいれば」

「無茶言わないでよ、颯真その怪我じゃ」

「援護くらいは出来るよ」

「どうしてそこにモンスターが来るって分かる?」

「あのモンスターは人を見下して俺を殺さずに、いたぶろうとしてたから多少の知能があるだろうしそれに一度狙った獲物だ、それを逃すはずがない」

「そうか、なら餌になってもらおうか」

「正気か、颯真は怪我してるんだぞ!!」

珍しく黒瀬が俺に掴みかかった。

「忘れてた、それらなこれでどうだ?」

俺は如月の右足にエーテルを流し込んでヒーリングを使う。

「これでもう大丈夫なはずだ」

「え?」

「どうした、颯真?」

「足が痛くなくなった」

「え?」

「これはヒーリングだ、骨折くらいなら一瞬だ」

「まじか」

「ああ、でモンスターを引き付けたらお前らは草にでも隠れてろ」

「ふざけんな、俺はやるぞ」

「馬鹿、足手まといだ」

「ふざけんな、さっきも言ったろ一人じゃ…」

「俺を誰だと思ってる、お前らには特等席を用意してやる」

「くそ!!」

如月が右手で地面を叩いた。

「まあそう怒るな、死にたくないだろ、ほら行け」

「分かったよ、でもお前が死んでも責任は取らないからな」

「はいはい」

そうして如月は先頭で木がない開けた場所に出ると、それを感知したのかモンスターが出て来た。

ゲートブレイクの余波を追っていたら周囲の空気が「沈む」ように変わるり、音が吸い込まれていくように空間が歪む。

「来るな」

「ああ」

そうして俺達の前に人型のモンスターがゲートから出て来た。

「に、ん、げ、ん」

「こいつ人語を」

「まあなんにしても、倒すだけだお前らは離れてろ」

「分かった」

「死んでも知らないからな」

「分かってるって」

「に、が、さ、な、い」

人型のモンスターは指を弾いて空気弾を放つ。

如月と黒瀬はそれについて行けずにあと一歩で当たる瞬間に俺の右手で、空気弾を弾いた。

「お前の相手は俺だ」

「お、ま、え、は、な、に、か、ち、が、う、な」

「分かるか、でもさっきのあの二人よりは強いから安心しろ」

「そ、う、か、い、つ、で、も、も、と、め、る、の、は、強者、だ」

「戦う前に聞いときたい、お前はどこで人語を?」

「たべた、人間が、しゃべってた」

こいつ話す度に人語を流暢に話せるようになるし、声は金属を擦るような声質だ。

見た目は頭に傘のようなものがついていて、肌は紫色。

なにしろ吸収して学習する相手にどう戦えばいいのかは分かってる、一撃で仕留めればいい。

そう考えていると、モンスターは一瞬でその場から消えて次は目の前に現れて俺を殴った。

普通の人が見たら瞬間移動にでもなるのかもしれないが、俺には一瞬で間を詰めただけだ。

そして、モンスターの拳は俺に届くことはない。

「なんだ、こ、れ」

「俺はエーテルが常に体から溢れているんだ、だからそれを利用して俺の体の周りには結界が張られている。

「じゃあ、本気で殴る」

そうして次は左手で殴ろうとした時、モンスターの拳が風を裂く音が耳を刺す。皮膚が震え、足元の砂が細かく跳ねた。

空気が焼けるような熱を帯びる。

そうして俺はマイクロポータルで刀を出した。

「次元斬り」

横一線でモンスターの体は真っ二つになった。

そうして地面に仰向きで倒れていて、上半身が下半身と修復しようとするが。

「修復できない、なぜだ?」

「熱で焼いたんだよ、だからこうしてお前をやれる」

「そうか、だが強者と戦えたのだ本望だ」 

「最後に一つ聞く」

「お前はどこで人間に会った?」

「分からないが俺と同じモンスターが、沢山のカプセルに入っていた」

「なに」

「そうしてそこを逃げだす時に人間を喰らった」

ゲートの中にそんな施設があると言うのか?

「そして俺は作られた、人間に」

「人間に?」

「ああ、知ってるのはそいつは強力なエーテルで周囲を制圧できるのと、沢山のGiftを持ちモンスターに移植してい、た」

そうしてモンスターの体は消えていった。


「おーい、お前凄いな」

「ああ」

黒瀬と如月が走って来た。

「とりあえず、下に戻るぞ」

「分かった」


そうして数十分かけて、下の降りた。

「皆さん無事ですか?」

「あ、すいません連絡遅れて」

「いえ、ドローンカメラで見てたので、それに低級の群れは駆除出来たことも確認できましたが、それより途中で強力なエーテル反応がありましたよね」

「はい、俺が一撃でやられたので多分、Z級に近いS級かと」

「如月さんの言う通りです、数値ではS級ですがあのモンスターは人語を話していたので恐らく学習型なのでこのまま野放しにしていたらZ級と認定されていたでしょう」

「なるほど、俺はなにも出来ずにすいません」

黒瀬が謝った。

「俺も怪我してただ御影のこと見てるしかできなかったし」

「そうだ、俺は強いんだ、如月よりもな!!」

「お前人が褒めたとたんに調子に乗りやがって」

そうしてまた取っ組み合いになってしまった。

「ほらほら、やめて二人とも」

黒瀬が止めに入った。

でもそれは意味を成さなかった。

「でも、低級モンスターには自分で吸収したモンスターに全部、任せてゲームして挙句の果てには居眠りまでしてましたよね?」

姫野さんが笑顔で言うが間違いなく怒っているし、何より怖い。

「すいません」

「だからお前に会わなかったのか、なんかモンスターも少ないなって思ってたし」

「まあそれは置いといて、こっちが重要」

「なんですか?」

「あの人型のモンスターが消滅する前に少し話をしたんです」

そうして俺は先ほどのことを三人に話した。

「馬鹿な、ゲート内にそんな施設が?」

姫野さんも知らなかったのか、驚いていた。

「全部聞く前に消滅してしまったので、全部は分かりませんがそれでも感化できないでしょう」

「はい、直ぐに協会に共有して動く案件です」

「ですよね、後は姫野さんと俺が一緒にいた事件の裏に誰がが居た犯人がそいつだと思います」

「なるほど、複数のGift持ちにモンスターに移植してたとなると辻褄はあいますね」

「俺らもあのモンスター見たいな奴と遭遇してないか、仲間に聞いてみる」

「ああ、じゃあこの辺で」

「はい」

そうして俺はキャンプ場に戻った。


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