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転生君主 ~伝説の大魔導師、『最後』の転生物語~  作者: マツヤマユタカ@ワンバイエイト第四巻発売中!漫画も第二巻発売中!
第十一章 神の棺

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第二千九百二十六話 監視対象者

「なので、ユラシア軍の兵たちは、出来れば無傷で配下にしたいと考えているんだ」


 パルススはすべてを悟ったような表情となった。


「なるほど。それで魔導師部隊と息を合わせて、撤退を偽装工作したというわけですか」


 ガイウスは満足げにうなずいた。


「そういうこと」


「それって元々通じていたわけじゃないですよね?」


「事前にってわけじゃないよ。あの場で急にそうなった。あんたたちが痺れを切らして軍を動かしたろ?それで俺は慌ててあんたたちの対処をしなきゃならないから、その場で考えて実行したんだ」


「そうですか、それは困ったものですが、貴方の実力を鑑みれば、仕方がないことですかね」


「そういうこと」


「では、そのことはひとまず置いておくとして、その一件が司令官とどうつながるんですか?」


「見えていたんだよ」


「何をですか?」


「ガレーシャは、俺の閃光弾を見破ったんだ。あれは偽装だったとな」


「貴方の偽装を、司令官が見破っていたと?あんな上空の出来事を?」


「そうだ」


「あの眩しい輝きは閃光弾ですか?とてもじゃないですが、眩しくって目を開けてなどいられませんでしたよ?」


「だと思うよ。実際俺は、それを狙ってあの閃光弾を撃ったんだから」


「なのに、司令官は見えていたと?」


「そう。あんたが来る前に俺と二人だけで話をしていた時があったろ?その時に言われたんだよ」


 パルススは驚いた表情で大きく息を吸った。


「つまり、司令官は只者ではない、と?」


 ガイウスはうなずいた。


「普通は見えないはずだ。それを十五の少女が見破った。実は警戒すべき少女なのかもしれないと思ってな」


「つまり、監視対象者はわたしではなく、司令官だと?」


「あるいは、両方」


「わたしも入りますか」


「その可能性の方が高いだろうな」


「何故です?」


「そりゃあ、あんたも只者じゃないからだよ」


 パルススはとぼけた顔をする。


「わたしが、ですか?わたしなんて、ただの軍人ですよ」


「そうは見えない。かなり頭は切れるし、なにより判断力が素晴らしい」


 パルススは肩をすくめた。


「お褒めに預かり恐悦至極ですが、貴方の実力を間近で見れば、誰でも撤退の判断をしますよ」


「そうかな?物量で攻める選択は有り得たと思うぞ。俺を無視してマンド軍に突撃をかければ、乱戦となる。そうなれば、俺が一気に片を付けるという風にはならなかったはずだぞ?」

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