表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生君主 ~伝説の大魔導師、『最後』の転生物語~  作者: マツヤマユタカ@ワンバイエイト第四巻発売中!漫画も第二巻発売中!
第十一章 神の棺

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1429/2928

第千四百二十八話 口説き文句

「よく判らん、とにかくガイウスに質問攻めをするのだが、その内容が実にくだらないものばかりなのだ」


 カルラがいぶかしげな表情で言った。


 すると、シェスターもまたいぶかしげな表情となって言った。


「くだらない質問とは一体、どのようなものなのでしょうか?」


「好物は何かとか、普段何しているだとか、そんなことばかりだったのだ」


「……それは、確かにくだらない質問ですね」


 するとガイウスが心底嫌そうに言った。


「何なんだあいつは!そんなこと聞いてどうするって言うんだ?意味が判らないよ……」


 するとシェスターが難しい顔をして考え込んだ。


「……ふむ、くだらない質問ばかりですか……となるとそれは……」


 するとその時、部屋の扉が音を立てて開け放たれた。


「失礼するわ」


 そこに立っていたのはイオーヌであった。


「イオーヌか」


 シェスターは、イオーヌをガイウスたちに手短に紹介した。


「ほう、あんたがルキフェルの知り合いかい?」


 カルラが言った。


 イオーヌは少々不満気な様子で言った。


「知り合いっていえばそうだけど……ね」


「カルビンとも知り合いなんだろ?」


 すると今度はあからさまに不満顔となった。


「知り合いたくて知り合ったわけじゃないわよ」


「ふむ、どうやらカルビンのことは心底気に入らんと見えるな」


 カルラが苦笑して言った。


「当然よ。ここに居る人で、カルビンのことが好きな人居るの?」


 イオーヌの問いに皆が一斉に首をブンブンと勢いよく横に振った。


「でしょ?話しが合うわね」


 イオーヌが可愛らしく笑顔を見せて言った。


 するとガイウスが、そこでまじまじとイオーヌの顔を見た。


「……どこかで会ったことないかな?」


 イオーヌはすかさずニヤリと微笑み、言った。


「あら、よくある口説き文句ね?平凡だわ」


 ガイウスは初めキョトンとした表情となり、次いで慌てて両手を振って否定した。


「違う違う!そういうんじゃないから!本当にどこかで会ったことがあるって思ったんだよ!本当だよ!」


 ガイウスの慌てっぷりに、カルラがひどく面白がった。


「本当かね?実際は口説こうとしたんじゃないのかい?」


「違う、違うよ!そんなんじゃないって!ちょっと勘弁してよ!」


 必死に否定するガイウスに、シェスターは思わず笑ってしまった。


 するとガイウスがそれを目敏く見つけて苦情を言った。


「ちょっと、シェスターさんも笑ってないでよ。本当なんだから」


 シェスターは、何とか笑いを収めつつも、笑顔はそのままに言うのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=46484825&si
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ