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夏サバイバル  ヒーロー最後の7日間  作者: 双鶴


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1/9

プロローグ

就活が終わった。

内定も決まった。

あとは、夏休みを消化するだけ――そう思っていた。


「臨時でヒーローやってくれる人、いない?」

演劇部の後輩から届いた一本のLINE。

遊園地のヒーローショーで、着ぐるみ俳優が熱中症で離脱したらしい。

期間は残り7日間。

直哉は、軽い気持ちで「いいよ」と返事をした。


演劇部で主役を張っていた自分なら、子ども向けのヒーローくらい余裕だろう。

そう思っていた。

だが、初めて控室で“あの着ぐるみ”を見た瞬間、直哉は言葉を失った。


分厚い胴体。

視界ゼロのヘルメット。

汗を吸った布地から漂う、独特の匂い。

そして、容赦ない太陽が、窓の外で笑っていた。


「ヒーローって、こんなに汗臭いんだな」

直哉は、誰にも聞こえないように呟いた。


その瞬間から、彼の“最後の7日間”が始まった。

悪役よりも過酷な敵――それは、真夏の太陽と、誰にも見えない重圧だった。


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