51、カスピ王国に行こう
51話です。
う、こっここは、それに俺はどうなったんだ?周りは見たことの無い部屋で寝かされていた。見たところ家の中のような。
「あ、目が覚めた。」
俺は声のした方に顔を向けた。
すると下半身は水着の様なパンツに腰から膝にまで魚のヒレのような物がついて、上半身は胸に貝殻を着けた青い髪の女性がいた。
人魚ではないか、足は魚ではないし、でも名残はあるな。腰から膝までは。
「大丈夫?いきなり上から落ちてきたからビックリしたよ、私はミルネって言うのよろしくね。」
「はぁ、僕はミツキっていいます、あの、ここは何処ですか?」
俺は取り敢えず現状を把握しなくては。
「ここはね、私の家だけど、何で貴方はこんなところに来たの?」
「僕は水の魔神に会いに来たんだけどそのときにリヴァイアサンと戦って通されたんだけど。」
するとミルネが驚いた顔をして僕を見ていた。
え?何か俺可笑しいことをしましたか。
「ミツキ、リヴァイア様と戦ったの?よ、よく死ななかったね、あれポセイドン王の弟さんだよ!!
かなり強くて自由な人でね、ポセイドン王も手を焼いていたらしいよ。」
「ポセイドン王って誰なの?」
「私の家の近くに、カスピ王国があるんだけどそこの王様だよ、だけど、最近何故か国の立ち入りが厳しくて多分ミツキは入れないかもよ。」
はぁー、ジンのいったとおり本当に水の魔神のとこに行くのは大変だな面倒くさいな。しかもあのリヴァイアサン国の王子じゃねーかなにやってんだよ。
「ねえ、水の魔神って何処にいるの?」
「水の魔神様?私達の神様だから何処に居るかは分からないけど、ポセイドン王なら解るんじゃないかな?」
「ならそこに、連れていってもらえないかな。」
俺はミルネに案内を頼むことにした。
だってこの辺りのこと知らねーしどうせ1人であるいても迷うのは目に見えてるし。
「それはいいけどミツキ、家の中には空気玉で包んであるから地上の人でも息が出来るけど、外は海だから息できないよ。」
「あ!それならリヴァイアサンが俺に加護をつけたから息できると思うけど。」
またもやミルネが驚いた顔をして俺の顔を見ていた。
何さっきから俺はやっちゃいけないことしましたか。
「えぇ!あのリヴァイア様が陸の人に魚人の加護をつけたの!!!。」
「何か、「我の意識を奪うとは見事なり!」とかいって何かつけられたけど。」
ミルネが驚き過ぎて固まっている。
おい、大丈夫かミルネしっかりしろ。
俺はミルネの両肩を掴んで振る。
「ミツキってさ、もしかしてかなり偉い人?こんなに可愛いのに?」
ミルネが突然俺の顔面を鷲巣かんで俺の顔を眺めてくる。
いや、ミルネおかしいでしょそれ、偉い人にする態度では無いでしょ。
それに可愛いは関係ないから。
「い、いや只の学生だけど。」
「それにしては、リヴァイアサンを倒すのは強すぎない?」
と俺に顔を近づけてくる。
ミルネの顔が俺の目の前にまで近づきキスをしそうな位置まで近づき眺めている。だいぶ近いなこの人は。
そしていきなり胸に抱き締められた。
何でいきなり抱き締められたの!意味がわかりませんが。
「何で抱き締めたのミルネ。」
「何かわかんないけど、顔を見てたら抱き締めてあげたくなって。」
「あの、離してもらえないかな。」
だがミルネは離さずにそのまま頭を撫でられた。
離してもらえないんですね。
俺は諦めてミルネが飽きるまで待つことにした。
地味に顔に当たる貝殻が痛い。
俺はしばらくミルネに抱き締められて頭を撫でられた。
「そうだよ、ミツキ、服がそれじゃぁ駄目だから、私のお古で小さいのがあるから着なよ。」
といって部屋の奥に消えていった。
え!制服じゃダメなんですか!俺もミルネと同じ格好するの嫌だー。
するとすぐさま帰って来て箱のような物を持ってきて、笑顔で俺の前に置いた。
「あ、あの、この箱はいったい。」
俺は嫌な予感がして冷や汗が止まらない。
「私って妹が欲しくてね、ほらミツキおいで、お着替えしようか」
と言って俺の手を掴んだ。
俺のスカートを掴んで引っ張ってくる。
ちょ、ちょっと、破れるから引っ張るなや。
俺は脱がそうとしてくるミルネに抵抗する。
「もう、抵抗するなお姉ちゃんにすべて任せなさい。」
「俺は、姉的な生き物は信用しない!」
と抵抗したが、いきなりミルネが俺のしっぽを掴んで引っ張る。
俺はお尻を触られた様な気がして背筋が震えて固まった。
「あっ!」
ミルネがまた引っ張る。
「うんっ!、てちょっと、ミルネ尻尾は触らないでよ気持ち悪いから。」
そして、ミルネ怪しい笑顔をして俺を見てくる。何こんなにイタズラを思い付いた子供のような顔をしてくるの。
「ミツキ、尻尾引っ張られるのと、静かにお着替えするのどっちがいい。」
すでにミルネが俺の尻尾を掴んで人質?が取られている。
「す、好きにしろ。」
と俺は両手を上げて降伏した。
くっ、例え体はやられても心まではやられないからな。
そして、ミルネが俺のスカートを脱がしシャツを奪われて、白のパンツいっちょになった。
俺は胸を手で隠す、心は男だが流石に恥ずかしいので隠す。
「それじゃあ、これから来てみようか。ほらパンツも脱いで。」
といって水玉のワンピースの水着を俺に渡してくる。
「これね子供に人気の服なの。」
といって渡してくる、海では水着の様な服が普段着なんですね。
てか、子供服って、クソ俺の心が。
俺は大人しくその服を着た。
そして、ミルネに見せる。
「可愛い!」といってミルネが両手を重ねて目を光らせた。
あ、これ不味いパターンだ、この状態は姉ちゃんで経験済だ。
「じゃぁ次はこれ」といって様々な水着を渡してくる。
競泳水着、スクール水着、フィットネス水着、ビキニ、セパレード、更にほぼ紐のようなものまで。
最後の子供に着せたら犯罪じゃねーか!
俺はミルネの着せ替え人形になっていた。もうすでに俺の心は折れかかっていた。わざわざ俺の前に体を映す姿見まで置いている。
「ところでミツキっていくつなの?」
今頃聞くんですか。遅くないですか、着せる前に聞くべきじゃなかった。
「17歳ですけど。」
「え、ごめんなさい12歳くらいかと思っていたよ。それなら貝殻をつける?大人になった証だけど。」
「え、遠慮しておきます。」
貝殻を胸につけて、泳ぐ勇気は俺にはありません、水着で勘弁してください。そして、ミルネが水色のビキニを持って俺に渡してきた。
「じゃぁ、これを着て街に向かって行こうか。」
といわれて、水色のビキニに着替えてミルネに見せた。
「うん、ちょっとエロいくらいがいいかもね、ミツキも大人だしね。」
ミルネが俺の姿を見て頷いていた。
俺は姿見で自分のビキニ姿を見た。
何か子供が大人ぶってるみたいな格好だな。胸がほとんど平らだから、まさにまな板。
まぁ、この海の中ではこれが服と言うのであれば仕方ないか。
あ、でも脱いだ制服はどうしたらいいんだろうか。
「制服どうしよう。」
「置いていけば?大事な服なの?」
大切と言えば大切な服だけどまぁ、置いてもらえるなら置いて置こう
俺は制服を畳んで部屋に置いた。
「それじゃぁ、国まで案内を頼むよミルネ。」
「それじゃぁ、行こうか。」
俺はミルネに家の玄関まで連れられてドアを開ける。
外には水が見える、リヴァイアサンに加護を貰ったけど、本当に水の中でも息が出来るのか不安だが、息を止めて海中に飛び出した。
体が海水に包まれて息を吸ってみる。
あれ、本当に地上と同じように息が出来る。息を吐いたら空気の玉が上に昇っていく。
周りは色々な魚が泳いで足元には珊瑚や石が散らばっている。
まぁ、海の中ってこんな感じなんだな。写真しか見たこと無いから、初めて見た。
「半信半疑だったけど、本当に加護をつけられたみたいね。」
後ろを見たら、ミルネの姿が変わっていた。え!足が魚のようになって人魚になっている。
「ミルネって人魚だったの。」
「え、そうだよ魚人族は人魚がほとんどだよ、知らなかったのミツキは?」
いや、てっきり足が普通だったから違うのかと。
「でもさっきは足があったよね。」
「足がないと歩けないじゃない何言ってるのミツキ?」
とミルネが俺を見て笑っている。
あれ?俺が可笑しいんですか?一般常識がありませんでしたか。
「ほらそんな事より行くよ。」
と俺に手を掴んで海を泳いで行く。
俺はミルネに身を任せてそのまま引っ張られて海の中を進んで行った。
「ミルネは何で国に住んでないの?」
「国に?住めるわけないよ、国に住むのは偉い人にしかいないよ、普通の人はだいたい、まばらに住んでるよ。」
そうなんだ、じゃぁ大きな城みたいなのしか無いってことなのかな?
「でも、1人で住んでて危なくないの?」
「大丈夫だよ、この当たりはリヴァイア様が動き回っているから余程じゃないと来ないよ魔物も来ないしね。」
そうなんだ、あのリヴァイアサン以外と役にたってんだな。
「ほら、見えてきたよ、あれがカスピ王国だよ。」
ミルネが王国を指差して俺に教えてきた。大きな赤い城が石の塀に囲まれていた。そして、大きな門の前に兵が二人たっている。
海の中にある城、竜宮城ですか?
「おい止まれ!!」
と槍で門の前をふさぎ通れないようにする、鎧を着た、人魚の男二人がいた。
「片方は我々の仲間のようだがお前は誰だ。」
「何故海の中では行動が出来る何者だ!」
と交互に言葉を俺に喋ってくる。
いやー、何となくここで揉めるんじゃねーかなと思ってたけどどう切り抜けようかな。
「あのー、風の魔神に教えられて来たんですけど、ポセイドン王に会わせてもらえませんか?」
「「ならぬ!」」
2人でハモりながら俺のお願いを断ってくる。
くっ、面倒くさいなこいつら。
「そこを何とか!」
「この人はリヴァイア様を倒して、加護を受けたみたいだよ兵隊さん。」
「「なに!!」」
するとミルネが横から俺の援護をしてきた。
「ますます怪しいやつだ。」
「魔族かもしれん両方捕らえるぞ。」
「え!」
俺とミルネは兵に囲まれて両手両足を拘束された。
「ちょっと、何!何で。」
「待ってください、」
俺は焦りミルネが兵隊を止めようとしている。
こんな拘束なら、解こうと思えば出来るだろうけど、ここの兵隊を倒したら、ますます面倒な事になるしな。
「よし、牢に運ぶぞ。」
「おう!」
俺とミルネが門番に捕まりそのまま城の中に運ばれていった。
毎日投稿が難しくなってきました。
リアルが忙しくなってきたので、
ごめんなさい許してください。
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