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44、学年トーナメント3

44話です。

「いやーなかなか面白い戦いかたでしたね。ポチ君。」

「そうですね、、あんな攻撃は僕も初めて見ましたよ。タマさん。」

「それでは、次に行ってみましょう。Bクラス、エリーカ・フリクセルさんと同じくBクラスのカミロ・ゴンサレス君、前に来て下さい。」

 

するとエリーカとゴンザレスが、フィールドの中央に向かって行った。

大丈夫かな?何か身長差ありすぎて子供と大人が戦うような感じがするんだけど。いや、俺も人のこと言えないけど。


「ネリーどっちが勝つと思う?

俺はゴンちゃんが勝つと思うんだけど。」

「ゴンちゃん?あ、あぁーカミロさんのことですね。私はエリーカさんだと思いますよ。」


え!何で?どお見てもマッチョが幼女襲う絵面にしかならないけど。


「姉ちゃんはどっちが勝つと思う?」

「私はカミロ君が勝つんじゃないかなとおもうけど。」 

 

だよね力こそパワーだよね。

魔法より物理が強くなるよね。

まぁ、どうなるか見てればいいか。

 

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[ゴンザレス]

 

俺は戦うために鍛えてきた。

魔法の才能が弱かった俺はそれを筋肉で補おうと考えた。

毎日走り、岩を殴り、筋肉トレーニングを欠かさず、ここまででかくなった。今では両手斧を片手で扱えるようになり、今はそれを二刀流で扱っている。

俺様の相手がこのちびなら俺様がAクラスに入るのは確実だろう、がははははは。

そしてチビと俺様が向かい合った。

それにしてもこいつ、眠そうだが大丈夫なのか?

 

「それでは、4回戦はじめるよーーーーー!!!」

「ゴーーーーーーン!!」

 

と合図がなって俺はチビに話しかけた。

 

「今なら、降参しても構わねーぞ。

俺は人を痛め付ける趣味はないからな。」

「うーん?おじさん私疲れたから、おわらせていいの?」

 

こっ、このチビ許さねー。《レイズ》

俺は両手に斧を呼び出してチビに向かって走り出した。それに、俺はおじさんじゃねー、同い年だ馬鹿が。

 

「おぉーと!、カミロ君が何とあんなばかでかい斧を両手で持っている。

あれで戦えるのか!!」


放送がうるさいが今はそれどころではない、俺様を侮辱したこのガキを殺す。


「オラァーーー!!」

 

俺は思いっきり地面に斧を振り下ろした。地面に斧がめり込む。

チビに当てようとしたが。いつの間にか横にいた。あぁ?いつの間に避けやがったんだこいつは?

 

「ふん!!」

 

俺はすぐさま横に斧を降った。

だが、ジャンプして斧の上に乗っていた。

 

するとぶつぶつチビが呟いていることに気がついた。

こいつ!何か詠唱しているのか。

俺はすぐさま終わらせるために。斧を振り回すのだがチビに当たらない。


「くっそ、このチビチョロチョロと目障りな。」

「じゃあね、おじさん。」


すると俺にいきなりお別れの挨拶をしてきた。このやろうさっきからなめた態度を取りやがって。俺はキレた。

 

「このガキ!!なめた態度を取りやがって死ねーーー!」 

 

とチビに向かって斧を振りおろした。

だが。

 

「《ゴッドサンダー》」


と唱えた瞬間、俺様の頭上にからと音と共に光の柱が降り注いだ。

俺様の意識が一瞬で消え去った。

 

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[ミツキ]

 

なっ、なんじゃ今の!光柱がゴンちゃんを包んだと思ったら。黒焦げになって地面に倒れたんだが!

 

「カミロ君残念ながら魔法を喰らったーー、そのまま1発ダウンだ。」

「あれは雷の上級魔法ですねあれが使えるとは優秀ですね。」

「はい、それでは、4回戦勝者はエリーカ・フリクセルさんに、決定しました。」


また歓声が上がり、やっぱり眠そうなエリーカがこっちに歩いて帰って来た。

えぇー!あっけなゴンちゃん、もうちょっと頑張れよ俺が応援してんだからさ。何で負けんだよ、立てよ、立てようゴンちゃん!!!



でも、ネリーがいった通り勝っちゃったよ、やっぱり魔法には勝てないのね。するとエリーカが何故か俺の横に座ってきた。

何故隣に来たんだこいつは?


「すみません、ちょっといいですか?」

「はい?」

「眠いので、膝かしてください。」

「はい?」

「では、お借りします。」

 

まだいいとも言ってないのに勝手に俺の膝に頭を乗せてきて寝た。

何この子驚きなんですけど。

ネリーがすごい羨ましそうな顔で俺を見てくる。後ろでは姉が俺の頬をつねってくる。


「ミツキさん、浮気はダメですよ。」

「女の子に簡単には膝貸したらダメでしょ、いっくん、メ!!」 

 

俺は慌てて、言い訳をした。


「ネリーさん浮気した覚えもありませんが!膝に貸した覚えもないよ勝手に寝たじゃん。姉ちゃんも頬引っ張らないでよ痛いじゃん。」


だが、俺への非難の目が終わらない。

頬の引っ張りが強くなって痛い。

「ご、ごめんなふぁい。」俺は取り敢えず謝った。何とか頬を離してもらえた。

いってーー、何で、俺が悪いの?

当の本人は寝息をたてて気持ち良さそうに寝ていた。

 

「それでは、次はAクラス、ネリーさんと特別枠、ジン先生です。

前にどうぞ。」

 

ネリーとジンが案外いい試合をしそうだな。ネリーはかなり強いしな。


「では、ミツキさん行ってきますけど、エリーカさんに、浮気してはダメですからね!!」

「いや、浮気してないけど。」

 

と返すがネリーはジンと一緒にフィールドに向かって行った。

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

[ネリー]

 

ジンさんと戦うのは初めてですね。

いったいどれほど、強いのか興味はありましたし。私の力がどこまで通じるのか楽しみですね。

でも、速く帰らないと私のミツキさんがあの、泥棒猫にとられしまいます。

  

「いやー、ネリー君とは戦ってみたかったのですよ。」

 

とジンさんが嬉しそうな顔して歩きながら喋りかけてきた。


「わざと私に当たるようにしましたね、ジン先生。」


と私は言い返した。

 

「なんの事ですかね?」

 

とジンがわざとらしいジェスチャーをして、とぼけていた。

隠すつもりも無いみたいですね。

何か子供がそのまま大人になったような人ですね。


私とジンさんがお互いにフィールドに対峙した。

 

「それでは、第5回戦トーナメント始めーーーー!!」

「ゴーーーーーーン!」

 

それでは、こちらから行かせてもらいましょうか。

私は右手に傘を持ち出した。

傘の真ん中の所を持って魔力を込める。すると細く伸びて黒い鎌に変わった。さて、初めてですがこのデスサイスを使いましょうかね。

この武器は家を出るときに渡された母の遺品ですが。使うときには使いませんとね。


「ネリー君はまた、珍しい物を持っていますね。」

「えぇ!、母のものでして。それでは、行かせてもらいますよ!

《オールレイズ》。」

 

ジンさんは驚きながらも右手に剣を待っていた。どれほどの力を出すかは分かりませんがやれるだけやりましょうか。

私はジンさんのとこまで移動して、横から鎌を振り抜いたが。

私の、前からジンさんの姿が消えた。


「いない、それなら上ですね。」


上を見たが、ジンの姿がなかった。


「ざんねん、後ろですよ。」


と、後ろからジンの声がかかって来た。私は慌てて、後ろに魔法を放つ。


「くっ、《ファイヤーランス》」

 

を後ろに放った。だが後ろにもいなくなっていた。

はっ、はやいです。何てスピードですか、全く後ろにいたのもわかりませんでした。


そして前を向いたらジンが腕を組んで考えていた。

 

「確かにネリー君の力と魔力は強いのですがね。まだまだ経験不足を否めませんね。

それでは、ある程度の強さの人には勝てますが、僕達のような存在には苦戦するのが見えますね。

少し手引きしてあげましょう。行きますよ。」

 

と言ってジンさんが消える。

いったいどこに!


「ほら、考えてる場合ではありませんよ。」


後ろから声がかかり振り向いた瞬間にジンさんが剣を振り下ろしてきた。

私はあわてて自分の鎌で防いだ。

ガンッと音をたてて競り合う。


「気配を感じてください。」

 

と言って再び姿を消す。

気配を感じると言われましても全く感じられませんし。

私がこの状態で相手にならないとは、まさに井の中の蛙ですね。

仕方ありません、音を感じましょうか。私は目を瞑り、音に集中した。

まずは観戦者の音を消して集中した。

すると、風を切るような音が私の周りを飛び回っていた。

そしてガサッと右から音が聞こえた。


「そこです!!」

 

私は右に斬りかかった。

ジンさんが私の鎌を剣で受けた。

ジンさんが驚いていた。


「ほぉ、どおしてわかりました?」

「音ですよ、貴方が風を切っていましたから。私は音には敏感なのですよ。」

「なるほど、音ですか!それは驚きですね。では私も少し本気を出しましょうか。」

 

と言ってまた消えた。

うーん、らちが飽きませんね、力を解放したいのですがここではバレてしまいますし。ですがこの状態はきついのですが。仕方ありません。眼だけ変えましょうか。

私は目を瞑って、唱える《吸血鬼化》。

すると私の両目が赤く染まる。

これで、2割ほどは解放できますわね。これで、ジンさんが多少は見えますね。


「それでは、此方からも行かせてもらいますよ。」

 

私は横に跳び鎌を構え振り抜く。

「そこです。」

するとジンが驚きながらも嬉しそうな

顔をして、剣で防いでいた。


「素晴らしいですよ、ネリー君、この私についてこれたのは学生では貴方とエドガー君くらいですよ。」

 

エドガーさん?誰でしたかね?

私はミツキさん以外には興味がありませんしどうでもいいですね。

 

「そうですね、私に一撃を食らわせられたら、ネリー君の勝ちにしてあげましょう。私は攻撃魔法は使いませんから。」

 

と競り合いながら提案をしてきた。

一撃ですか、それなら今の私でも何とかなるかもしれませんね。

 

「なら、私がジンさんに一撃を当てて見せましょう。行きますよ。」

 

と言ってジンさんに飛びかかり鎌を振り回す。だが、鎌の刃が当たるギリギリで剣で防がれてしまう。

くっなかなか一撃当てるのも厳しいですね。

武器と武器が弾きあう音が響く。


ジンも私に剣で攻撃してくる、今まで戦った人とは段違いのスピードで放ってくる。

どうにか、後ろに下がりながらも剣をさばいていく。

一体この人はどれだけ強いのですか。

私は流石に焦りを感じてくる。


「ちなみに、ミツキ君は本気の私の左腕を折りましたよ。」

 

と剣で攻撃しながら、笑顔でそんな事を話してきた。

ミツキさんが!今よりも強いジンさんの左腕を折る!!そんなにミツキさんは強かったのですか。

私は驚いた、今までそんなそぶりも見せなくて、戦いかたも自由なミツキさんが!

私は、それを聞いて、負けるわけにはいかないと感じた。

このままでは私は足手まといになってしまうそれは嫌だ。この状態でも出来ることをする。


私は更に魔力を剣を捌きながら練り上げていく。行きます。

 

私はジンさんに鎌を投げつける。

ジンさんは驚いて私の鎌を弾いた、私はその隙に魔法を詠唱する。


「食らいなさい《インプランション》《スプラッシュ》」

 

私は並列詠唱を行う。

ジンの足元にマグマが出来て、上から水が流れ落ちる。

私は上に飛び上がり結界をはる。

ジンも慌てて横に跳び逃げようとするが、私の弾いた鎌が再びジンの所に帰って来た。

 

「くっ!」といいながら弾いて動きが一瞬止まる。

そしてマグマと水が触れあって大爆発を起こした。

物凄い音がなって水が水蒸気になってフィールドを包んだ。

私もその爆発に巻き込まれて周りが見えなくなる。これならどうですか!

私はデスサイスを呼び戻し手に出現させて、地面に降りて様子をうかがっていた。

周りの視界が悪い。

 

だが、急にフィールドに竜巻が起こり水蒸気を巻き込んで消し飛ばした。


「いやー、あれは流石に焦りましたよ。」


と、笑いながら姿を現した。

嘘ですよね、あれでも無傷だなんて。

私はどうするか再び考えながら鎌を構えた。 

 

「いえ、もうネリー君の勝ちですよ。」

「え?」

 

と、ジンさんが笑いながら両手を上に上げていた。


「ほら、私の帽子の端が焦げてしまいましたから。」

 

と言って白い帽子を頭から取って私に見せてきた。確かに端が焦げていますが。

 

「今回は、私の負けですね。

次は本気で私と戦えることを楽しみにしていますよ。」

 

どうやらジンさんには見抜かれていたようですね。私は肩の力を抜いて一息着いた。


「え、えーと、何が起きたかさっぱりでしたが、なんと、ジン先生がギブアップ宣言をしました。これは驚きだーーーー!」

「上級魔法の並列詠唱を初めて見た。」

「それでは、第5回トーナメント勝者はネリーさんだーーーー!!!」

 

とタマさんが勝利宣言をした。

そして観戦席が盛り上がっていく。

 

「うをーー!ネリー姫流石です。」

「キャーーー、お姉さま!!」


とちらほらと声援が聞こえてきた。

一体この声援は何なのでしょうか?よくわかりませんけど、取り敢えず手だけ振っておいた方がいいですかね?


私は声のした方に手を振りながら笑顔で観戦席に帰っていった。

 

や、やりました、何とか勝ちましたね、思わず原初魔法を使おうと思いましたが。使わずにすんで良かったですね。

 

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[ミツキ]

 

す、すご、目の前がとんでもないことになったしそれに、ジンとネリーのスピードが速すぎて目で追えなかったんだけど!てかネリーの傘って鎌になるのも初めて見たし!

ちなみに俺の肩に顎を乗せて、姉ちゃんも上機嫌で抱きついてきている。

 

「うふふ、いっくんのにおーい。」

 

とさっきから呪詛のように呟いているが俺には聞こえない。きっと気のせいだ。

そしてネリーが笑顔で帰って来た。

 

「ネリーよく勝ったね。」

「ミツキさんに比べたら私なんてまだまだですよ。」

 

え?明らかにネリーの方が強くない?

またまた、何言ってんネリーは。

するとネリーが俺の膝を見ていた。

あ、そういえばエリーカが未だに俺の膝で寝てたんだった。

すごいよねこの子、あの爆発音で起きないんだから!俺は何か感心してしまった。


「ミツキさん、まだ乗せていたんですね。」

 

何か、底冷えするような感じがした。

え、何、その後ろに映ってる黒いオーラは何。

ネリーだからその笑顔は怖いから勘弁してよ。

俺は慌ててエリーカを起こそうと揺するが起きない。馬鹿なお前が起きないと俺が死ぬだろうが。

そしてネリーが俺の隣に座って、耳元でささやいてきた。


「部屋で覚悟してくださいね♪。」

 

俺はその時、あ、やべ!と冷や汗がながれて止まらなかった。

誰か俺を助けてくれ。


「ミツキ殿も大変でござるな。」

 

とキサラギがボソッと呟いた。

やっと5回終わった。

疲れてきた。


徹夜で書いたためおかしな所があるかもしれません、ごめんなさい

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