基本、そんな考えだから
俊也と霞ペアの新聞部の仕事です。
といっても、無駄にズレまくってほとんど仕事の描写はありませんが(笑)
よろしくお願いいたします!
いつからだろう……
彼女を異性として意識し始めたのは。
いつからだろう……
これが恋だと否応がにも認識させられたのは。
幼い頃から家が隣で、何をするにも何処へ行くにも一緒だった。いつもすぐ側に、どんな時だって隣にいたんだ彼女は。
その距離が近すぎて、あまりにも近すぎて。俺はずっと甘えていた、その距離に安心して。無意識に自分の気持ちを押し込めていた、ずっと。
だから遅かったんだ、何もかも。気付くのも、誤魔化すのも。
その気持ちを伝える事すら出来ずに俺の初恋は散っていった。
「………」
夕焼けが射し込む教室に人気は無い。
俺、藤咲俊也は一人を窓から茜色に染まる外を見つめていた。
どこか哀しげな茜色はズキズキと自分の胸に必要以上の痛みを与えてくる。
「あれ、俊也?」
「ん……?」
後ろからかかってくる声。振り返れば俺がよく知る女の子が教室に入ってきていた。
その声に俺は一瞬首を傾げる振りをしたが、本当は彼女が教室に戻ってくるという事を知っていたから。もう手遅れだと分かっていても、未練がましく一人教室に残っていたんだ。
「まだ残ってたんだ」
「あぁ……ちょっとな」
「まーた空見てたんでしょー?」
幼なさを残した笑みを浮かべる女の子だ。
穂坂香織、幼稚園から今の高校一年までの付き合いになる幼馴染みだ。
誰よりも側にいて、誰よりも大切な……いや、もう違うかな。
「お前は……これから帰りか?」
「うん、先輩下駄箱に待たせちゃってるから。早く行かなきゃ!」
「そっか……
上手くいってるんだな、良かったよ」
彼女の笑顔がズキズキと胸に痛むのがよく分かる。俺は笑って応えたつもりだが、若干ひきつっていたかも知れない。
「うん、とっても!
今が一番楽しくて、幸せだから」
「そっか……」
香織がサッカー部の先輩と付き合い始めたという話を聞いたのは二週間前。
全くもって予期せぬ告白に俺はただただ呆然とするしか無くて、二週間経った最近になってようやく実感してきた所だった。
それまでずっと側にいた彼女はまるで最初から無かったかのように、二人の時間は瞬く間に無くなり、俺はその現実を目の前に突き付けられたのだ。
遅かった。
何もかもが遅かった。今では時折すれ違う彼女の幸せそうな表情が、俺には決して向けられる事の無かった笑顔が、悔しくて、辛くて、悲しくて……そんな風に考えてしまう自分がどうしようもなく情けなくて。
一日なんて始まらなければ良いと、何度朝を呪った事かしれない。
「恋愛って素敵な事なの、まるで魔法みたいに!
だから俊也も、好きな娘がいたらちゃんと告白しなよ?」
「はいはい……」
息が詰まる。
苦しくて、痛くて。痛みで窒息してしまいそうだ。
逃げ出したい、今すぐに教室から飛び出して動けなくなるまで走り続けたい。
でも、それは許されない。俺はいつも通り、少し面倒臭そうな態度を装って話さないとならないんだ。
「もうっ、またそうやっていい加減に……せっかく心配してあげてるのに」
「もう良いから、早く行けよ。待たせてんだろ?」
「言われなくてもそうしますー」
拗ねたように頬を膨らませてこちらを睨む香織。
そんな彼女は同年代の誰よりも可愛いと思う、しかしその表情ももう既に他人のものであって。俺には、もう……
「じゃ、またね」
「あぁ、またな」
またね。
その言葉に込められた意味はお互い全く違うだろう。
彼女はもう、手の届かない遠くに行ってしまったんだ。
「馬鹿だよな……ホント」
一人、残された教室で。
教室のドアに向けてポツリと呟く。ギリギリと握られる拳、まるでガラスの破片を撒き散らされたような止めどない痛みが全身を襲っていた。
「……っ」
壁に打ち付けた拳からくる痛みで何とか我を保つ。でなければ感情が溢れるまでに時間などかからない。
でも、それでも。彼女にはこれからも普段通りに接してやらないと。
もう彼女は行ってしまったけど、ここには俺一人しかいないけど。
でも、彼女が幸せなんだから。きっとこれで良かったんだ。
「……」
───────────────
「……まぁ、ツッコミたいトコは多々あるけど」
取り敢えず一言言わせて欲しい。
「前置きが長い」
「あら、そう?」
4月ももう下旬な放課後。
俺と霞は美術室にやって来ていた。
立て掛けられ、生徒達と向かい合うキャンパスの数々には幾多もの色彩が我先にと主張を繰り広げているかのよう。キャンパスに命が吹き込むとはこういう事を言うんだろうか。
話を戻すが、美術部に入ろうと思いここに赴いたという訳ではない。これは新聞部の仕事だ。
次回の三面で各部活、同好会のインタビューした記事を企画している。
大会の意気込みや選手へのインタビュー、もしくは抱負のようなものを訊ねて回るというものだ。
俺達二人は文化部系統を担当し、香織や折濱先輩は運動部系統を担当している。
さて、俺達は新聞部の部室から近い順に、漫画研究同好会、映画研究同好会、手芸同好会、ゲーム研究同好会と簡単に取材してきて、つい先程美術部への取材の為に美術室に足を踏み入れ取材を開始したのだが。
「で、今のは何だ?」
「幼馴染みの女の子への遅すぎる恋心に気付いた青年の物語よ。青少年の甘酸っぱい心の傷を綴った泣ける話でしょ?」
いつの間にか可笑しな方向にズレてしまって。訳の分からん話を霞に聞かされるという構図になっていたのだ。
「ぐすっ……」
「あの、雨宮………?」
俺達が取材をさせて貰っていた内の一人、雨宮つぐみが悲しそうな表情で僅かにだが瞳を潤ませてこちらに視線を向けてきた。
因みに取材は部の活動の妨げにならないように、部屋の端の方で行っている。
「とっても切なかったよ……藤咲君があまりにも可哀想」
「いや、俺を見て言われても……」
「香織ちゃんには届かなかったけど、藤咲君にはきっと幸せになるよ!だから負けないでね?」
「………」
霞の頭の中のお話であって、この俺とは全く一切関係無い。にも関わらず感情移入された彼女に慰められるという。
「霞さん?自分の妄想話に実在の人物名を入れるの止めましょうね?著作権に引っかかるぞ」
「失礼な言い方ね。これは公式な物語の結末の一つよ。ルートフラグを回収出来なかった場合の貴方が受ける謂わばバッドエンドのようなもの、プレイヤーの凡ミスが原因」
「プレイヤーって何だよ」
このまま霞に任せていたら、ただでさえ訳の分からん話が余計に脱線していく気がする。
ともかく本題に戻らなくては。
「それで、話を戻すけど。美術部は部員の全員が作品を出展するんだよね?」
「うん、もうすぐコンクールがあるから。それに向けて制作中だよ!」
「そっか。皆って事はかなり大きなコンクールなんだな」
「と言っても、高等部は人数がそんなにいないんだけどね」
ちょっと困ったようにはにかむ雨宮。その表情は誰が見ても、男女問わず可愛いと掛け値無しに思うだろう。
「中等部の子達は?」
「向こうの校舎の美術室を使ってるから。中等部と高等部の美術部は別々の活動になってるんだよ。私も去年まで向こうに居たの」
「なるほどね」
確かに中等部校舎にも美術室はあったな。多分中等部と高等部ではコンクールの内容が全く違うのだろうか。
そもそも、中高と別々に活動する部活は少なくない。というより本来はそれが正しい形なのだが。
まぁ、それはそうとして取材を再開しよう。
「雨宮ってよく入賞してるんだよな。集会とかで発表されてるしさ」
そう、彼女は中等部の時よく表彰されたりしている。愛華も『彼女は本当に絵が上手い』とまるで自分の事のように嬉しそうに語るのを聞いている。
「そんな、偶々だよ。
運良く選んで貰ってるだけで」
「偶々でも、それって凄い事なんじゃ?」
ぺしっ。
隣にいた霞が手帳で叩いてきた。
「この雑草は簡単に言うけれど、去年は選考会でも上位入選したって香織からも聞いてるわ。それは一重に貴女の実力でしょう?」
全く仰る通りで。偶々でも何でも無く、この雨宮つぐみという少女にはそれだけの力があるのだ。
「………まったく」
「悪い」
心底呆れたような表情でそう耳打ちされた。如何に本人が“偶々”だと謙遜しても、それを認めるような俺の失言に対する詰りだという事はよく分かった。
お前は何年新聞部をやっているんだと。
「藤咲君?どうかしたの?」
「あ、いや……」
これがプライドの高い人間ならば色々と揉めたりする事もあったかも分からないが、雨宮は全く気にしている様子は無く─そもそも気付いていないような気もするが─彼女の性格の良さ、寛容さが窺える。
「本当に凄いと思ってさ、雨宮は」
「そんな事……!!
私には……それくらいしか取り柄ないもん」
大袈裟なくらい手を振って否定する雨宮。困ったようなその表情は謙遜では無く本心だというかが分かる。
「私、愛華ちゃんみたいに綺麗でも優しくもないし、香織ちゃんみたいに行動力ま人気も無いから……」
「………えーと」
雨宮は実際人気がある、というか結構モテる。
小柄な身長に綺麗に整った幼さの残る容姿は可愛らしく、クリッとした緑色の瞳はパッチリと。ふんわりと柔らかそうな栗色の長い髪をポニーテールにしており、ピンクのリボンに小さな鈴がついた髪留めがチャームポイント。小柄な体型にも関わらずプロポーションは抜群で、聞いた話だとあの白ノ宮と同じくらいとまで噂される程。
更に言えば家事も万能らしくスイーツ関係の腕はプロ並みだとか女子から聞いた事もある。
ここまで説明すれば分かるとは思うが、そんな美少女が学内で人気─特に男子生徒から─が無い訳がない。
性格だって健気で世話焼き気質、もし隣に座って少しでも優しくされたら一発で惚れちゃう奴だって幾らでも居るだろう。事実、彼女が好きだという奴は知り合いでもいるしね。
(本人は至って自覚無し、みたいね……)
(いるんだな、好意にかなり鈍感な人って……)
そっと耳打ちしてくる霞の言葉に賛同して軽く頷き返す。
ってか、勝手に他人の心を読むな。
(ここで『雨宮は可愛いと思うよ』って囁けばフラグ建築の道が……)
(……開かれねーよ)
(自意識過剰ね。今のは「ここに東堂君がいた場合」という文を省略したつもりだったんだけど)
(日本語って怖い)
勿論、実際に可愛い事は疑いようが無いが。
「絵は勿論だけど、他にも雨宮には良い所がいっぱいある事を自覚するべきだと、このデジカメに誓って言わせて貰うよ」
「わわっ、変な誓い方をされちゃったよ」
これ、一応高いカメラだったんだけどなぁ。
「まぁ、カメラの件はどうでも良いとして……」
終いには霞に切り捨てられた。
「貴女には素敵な所が沢山あるわ。誰も敵わないような素敵な所が、本当に数え切れないくらい……」
「霞ちゃん……」
「だから、もっと自信を持って」
「……うん、ありがとう」
薄く口元を緩めて笑みを浮かべる霞に、少し恥ずかしそうに礼を言う雨宮。普段の─というか俺との─霞の態度の違いには今は突っ込まないでおこう。
「じゃあ、次の選考会に向けての意気込みとか」
「意気込み……うーん」
話を戻して、本来の目的について質問をする。雨宮はちょっとだけ考えるような仕草をして、
「あんまり自信は無いけど……霞ちゃんにも励まして貰ったし、精一杯頑張るね!」
両手で小さくガッツポーズを決める雨宮。その可愛らしさは最早留まる事を知らないようで。
隣の霞がぞくぞくとした表情になりつつあるのを察して、取材を終了した。
雨宮から話を聞いた後、美術室にいた他の部員─二年生の女子二人、三年生の女子二人─に話を聞いたが彼女達は自分達そっちのけで後輩の雨宮や愛華の事ばかりを嬉しそうに、自慢気に話してくれて。
雨宮達は本当に良い先輩に恵まれているんだなと、微笑ましい光景だった。
「桜さんは居ないみたいだったから、明日にするとして……次は吹奏楽部か」
「えぇ」
美術室を後にした俺達は次の目的地である音楽室へと向かう事に。
隣を歩く小柄な少女に歩調を合わせながら、薄暗がりが窓の外に広がっていく廊下を歩いていく。
「演奏の邪魔とかしないように話を訊かないとなぁ」
「迷惑防止条例に反する前に、貴方は下校した方が良いかもね」
「そうなんだよ、俺は存在自体が騒音で──おいコラ」
「騒音というより、迷惑全般かしら」
「ねぇ、何で良い笑顔なの?電動ノコギリ並みに切り裂いてるよ君の言葉? 」
「五月蝿いわ俊也、耳障りな声を上げないで」
「………」
最早言葉の専制君主である。
何ていつも通りの調子で言葉を交わしながら何とはなしに窓の外に目を向けてみた。
「………」
香織は今頃何の部活から話を聞いているんだろう。
暗くなってきたから、あまり男ばかりの部室─サッカー部とか野球部とか─なんかに入ったりしていたら危ない気もする。高校生にもなれば男共の欲ってヤツは底知れなかったりするもので……
(って、変なドラマやアニメじゃあるまいし……)
また過保護みたいな考えになっている自分に思わず苦笑してしまう。
まさかいきなり襲おうなんて考える馬鹿は居ないだろう。けれど部活は集団だし、部室は密室になって……
「香織が心配?」
「へ?」
霞の言葉に一瞬ドキリとしてしまった。心を読まれたのかと、思わず間抜けな声まで上げてしまったではないか。
「香織が心配で心配で堪らないって顔をしているわ……」
「冗談でしょ?」
「俊也は顔に出やすいから……」
自分で言うのも難だけど、周りからもそれ程表情豊かだとは言われない人間だ。どちらかというと、『眠そうな表情』だったり『無愛想な表情』だったりと言われるのだが。
「色欲盛んな男共の中に大切な幼馴染みを放り込まれるのだから」
「色欲て………」
「事実、こんな時間に男子だけの部室なんかは危険。男は皆ホッキョクオオカミの皮を被ったシベリアオオカミだから」
それは皮を被る意味があるんだろうか。
「それを言ったら俺とお前だって……」
薄暗がりに男女が二人きり。
「あら、いくら女の子だからといってダニ程度なら平気よ」
「せめて目に見えるモノにしてくれない? 」
本当に、こいつは凡そ女子高生とは思えない発言を繰り広げるな………っと、いかんいかん。また話がずれてきている。
「まぁ、香織は心配ないだろ。粋先輩も付いているしさ」
そうだ、彼女には粋先輩が付いている。危惧する問題が起こるような事はまず無いだろう。
「けど、昔の彼だったら安心出来たかしら……」
「昔の?」
粋先輩の事、なんだろう。今の先輩は気さくで誠実な好青年、といった印象が強い方だけど。
「昔の先輩、今と違ったのか?」
「……そうね」
彼女はスッと目を細めると、窓の側に寄っていって物憂げに空に見上げた。彼女にしては珍しい表情だった。
「荒んでた……一言で言えば……」
「すさ……」
「不良……一般的にはそう表現するのが妥当かしら……」
凡そ粋先輩のイメージとは想像も付かない言葉。俺は先輩と知り合ってまだ2週間足らずといった所だが、それでも話を人となりは分かってきていたが。
「………」
ジッと。彼女はこちらの反応を窺うかのように見つめてくる。
しかし、彼女が何故こんな話を俺にしたのか、何を伝えたいのか、どんな答えを求めているのか、俺には分からない。だからそれに対して、何らかの言葉を並べる手段を俺は持ち合わせていなかった。
そもそも他人の事情に深く関わりたいとも思わない。
けど……
「それでも……任せられるんじゃないか、きっと」
先程の質問に、俺は答えてしまっていた。
「……どうして?」
「………」
上手く正解が述べられればそれが一番なんだろうけど、何が正解なのか俺にはよく分からない。だから思った事をそのまま口にした。
「お前って無愛想で口は悪いけどさ、香織の事を大切に思ってくれてるのはよく知ってるから」
何より、それは香織本人が一番良く分かってて。彼女もまた霞の事をかけがえの無い存在に思っているのだ。
「そのお前が信頼してきた人なら、任せたんなら何も疑う事はないんじゃない?」
「………」
それだけ。別に周りがどうこう言おうが、俺にとってそんなのは知った事では無いのだ。
「………はぁ」
霞かにしては珍しく、暫く呆気に取られた表情をしていたがやがて深々とため息をついて軽く首を横に振ってみせた。
「そこで、『お前は俺達にとって大切な存在なんだよ。だからお前が信じるなら、俺も信じるよ』って寒いセリフを堂々と言ってのける場面でしょう……?」
「いやいや……」
「そして、ポンポンと頭を撫でて好感度を一気に上げるフラグだったのだけれど……」
一体何を言ってるんだコイツは。
「結局、貴方の考えが香織中心だって事が改めて確認出来ただけね」
「おいおい……」
そもそも、香織に関するの話に持ってったのは霞の方じゃないか。
「ふふ……照れてるの?」
「違うって………
ほら、早く次の場所に行くぞ」
あんまり遅くなると島先輩に悪いし、早く仕事を済ませてしまわなくては。
クスクスと怪しげな笑みを溢す霞を引き連れて、俺は音楽室へと向かうのだった。
「因みに冒頭の前置きだけど」
「唐突に何だよ」
「もしバッドエンドじゃなくて、香織ルートに成功した場合は貴方達二人ともラブラブの超バカップル状態になる筈よ」
「はい?」
「家では勿論、学校でもイチャイチャだけじゃ飽き足らず人気の無い空き教室であんな事やこんな事をして愛し合うように……」
「ねーよっ!!」
直後、『静かにして下さい』と吹奏楽部の人達に音楽室の前で俺だけがかなり怒られた。
・霞曰く、『俊也の考えは香織中心』
確かにある種当たってはいますが、それは良くも悪くも飽くまで幼馴染みとしての思いでありそれ以上でも以下でもありません。
それが今後どうなるかは俊也次第ですね。
・霞の幼馴染みである粋の過去の様子が少し出てきました。
次回は彼の視点で話を進めようかと思ってるんでまた少し話に出るかもです。
詳しい経緯などは今はまだ触れないので、また先の話になります。
・一向に上がらない霞の好感度。俊也にはそろそろ焦って貰わないとなりませんね(笑)
まあ誰とどんな関係になるにせよ、冒頭のような切ないエンディングにはならない事を祈ります。
次回は香織、粋ペアのお話です。よろしくお願いいたします!




