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未来人、斎藤一

おまけになります。

桜田門外から戊辰戦争までの斎藤一視点を書いていきます。

事務「部長、2017年にて逆さ帰りが観測されました」

部長「マジか・・・どの時代だ」

事務「桜田門外です」

部長「またピンポイントで来やがったな・・・人為的な物か?」

事務「2017年で逆さ帰りは研究されていないため、恐らく自然現象かと・・・」

部長「あー、どうしよう。現場の人間なんて出払っててもういねーぞ?」

事務「監物さんに滞在期間の延期を申し入れてみては?」

部長「そーなんだが誰に憑依したかわからないから、何人か現地に行ってもらいたいんだよなー・・・あー、頭が痛い」


新人「失礼します!本日からお世話になります。監視の斎藤です!よろしくお願いします!」


事務「・・・」ジーッ

部長「適任が来た」

新人「はい?」
















桜田門


新人「あの、俺実際に過去に来るのって初めてなんですけど」

部長『大丈夫だ。桜田門にはすでにお前の先輩にあたる監物と言う奴がいる。そいつの指示に従え』

新人「はぁ、わかりました・・・」

部長『俺もお前くらいの歳に何度も過去に飛んでる。本能寺の変とか何度も死にかけたりしてだな・・・』

事務『部長、二・二六事件の監視から報告が』

部長『何?すまん、新人。とりあえずお前の仕事だが、過去に飛んでいる人物の特定。そして、改変しようとしていたらそれの阻止だ』

新人「特定ってどうやってやるんですか?」

部長『それは』

事務『部長、至急の報告とのことなので』

部長『あー、えっと・・・監物に聞け!以上。通信終了』


プツン


新人「・・・マジかよ」















新人「・・・監物さん、ですか?」

監物「あぁ、お前が新人か・・・事務から話は聞いている」

新人「この時代に逆さ帰りをした人がいるみたいです」

監物「みたいだな。だが、この場に来ていないとなると、恐らく自然現象だろ」

新人「このあと、ここで井伊直弼が暗殺されるんですよね?」

監物「そうだ。だが、暗殺に成功する確実性が乏しくてな。こうして監視しているのだ」

新人「もしも失敗したら?」

監物「そうさせないのが、俺達の仕事だ・・・来たぞ、井伊直弼だ」








安政7年3月3日

辺りは季節外れの雪模様。空からは牡丹雪が降り注ぎ、周囲を白銀の世界へと誘おうとしていた。

その中を井伊直弼を駕籠に入れた一向が桜田門へ向けて登城していた。


3月3日は雛祭りの日。諸侯大名が総祝いとして登城する日となっていた。

そんな大名行列を一目見ようと辺りは観光客で埋め尽くされていた。



浪士「待て奉りつる!!井伊直弼公に申し伝えたき義がござる!!」


そんな観光客の中から一人、行列の前に躍り出た。

彦根藩士の一人がそんな割って入っていた浪士を取り押さえようと近付いてきた。

だが、近付いてきた藩士に返ってきたものは一閃の剣劇だった。


シャキン!


浪士は近付いてきた藩士の面を一閃で割り、斬られた藩士はそのまま前のめりに倒れた。

藩士「何事だ!!」


突然の襲撃に藩士達は井伊直弼を守ろうと前方にいる襲撃犯に注視した。


パァン!!


藩士達が、前方に注視した瞬間、癇癪玉の弾ける様な音が鳴り響いた。

一発の銃声は、駕籠の中にいた井伊直弼の腹部を貫いた。

井伊「グッ・・・愚か者共め・・・」

銃声を合図に周囲に身を隠していた浪士が一斉に井伊直弼に向け襲いかかった。

藩士「襲撃だ!」

藩士「井伊直弼様を御守りするのだ!!」




新人「うわ、間近で見るとやっぱり凄いですね」

監物「あぁ、だが問題はここからだ。襲撃犯は全部で18人。対する護衛は60人」

新人「数では圧倒的に不利ですね」

監物「襲撃犯はこの日の為に相当の実力を有してきている。数による不利は耐えしのぐだろう。だが」


河西「ドォリャア!!」

浪士「グハッ」

永田「恐れるな!敵は少数!数で押し通せ!!」ズバ!

浪士「ガッ・・・くそっ」


新人「うわ、あの二人めっちゃ強いですね」

監物「河西忠左衛門。永田太郎兵衛。奴等を倒せなければ成功はない」

新人「でも、井伊直弼はすでに銃撃されて動けないんですよね?すでに成功してるんじゃ」

監物「確かに、井伊直弼の死は確実な物だろう。だが、この襲撃の真意は大衆の面前で幕府の権威を失墜させることにある」

新人「権威を失墜させる?」

監物「つまり、完全なる勝利でないと駄目だと言うことだ。襲撃犯が敗北し、護衛が勝利した後に井伊直弼が死んだとしても幕府の権威はそこまで落ちない」

新人「なるほど・・・」

監物「だから彼等には奮戦してもらわないと困るのだよ」


永田「浪士風情が、調子に乗るなよ!!」ビュン

有村「ガッ、畜生が・・・」


監物「ぬ?いかん!!奴に死なれては困る!!」ダッ

新人「ちょっ!!先輩、どこに行く気ですか!?」

監物「すまないが俺は先に逝く!詳しくは部長に聞け!!」



監物「ウォォォォォォォ!!」

永田「クソ!!まだいたか!!」ガキン!!

有村「斎藤殿!」

監物「ここは任せろ!!早く、井伊の首を!!」


襲撃に参戦する予定ではなかった斎藤監物も襲撃に参戦。

井伊直弼を護る者が段々といなくなり、ついに河西も地面に倒れた。

白銀の地面にポツンと残された井伊直弼のいる駕籠に浪士達が次々と刃を突き立てた。

そして、有村はその駕籠を乱暴に開けると意識が昏倒する井伊直弼を引き摺り出した。

無意識のうちにその場から離れようと地面を這う井伊直弼。


有村「覚悟致せぇ!!」


裏声とも猿の鳴き声とも言えるような叫び声と共に有村は井伊直弼に刀を振り落とした。

有村「やったぞぉ!!」

有村は体から離れた井伊直弼の首を高々と上げ、勝利を手にした。



こうして、大老の井伊直弼は浪士によって斬首されるのでした。

後に言われる桜田門外の変である。





新人「・・・あれ?俺はこのあと、どうすりゃいいんだ?」

















三年後


新人「よし、永倉新八。こいつが未来人だって判明したぞ。あとは彼等が自然に未来へ戻れるかだな」


試衛館


門下生「永倉は近藤と共に京へ立ちましたが?」

新人「えっ?えええええぇ!!こ、近藤って近藤勇ですか!?」

門下生「はい」

新人(マズイ、マズイぞ・・・まさかの有名人と一緒とか・・・)




部長『何?永倉新八?』

新人「はい!その人ってどんな事をやる人か教えてほしいんですけど!」

部長『ちょっと待ってろ。・・・あー、最後は虫歯で死ぬみたいだな』

新人「虫歯で!?」

部長『病院嫌いで有名みたいだな。ちなみに、永倉は新撰組の』

島田「ちわっす!!永倉さんに何か用ですか?」

新人「うわっ!!ビックリした!!」

島田「あー、ごめんごめん。永倉さん、探してるみたいだったからてっきり、俺と同じ門下生かと」

新人「あ、いや・・・俺は違います」

島田「??・・・んじゃ、なんで永倉さんを探してるんです?」

新人「それは・・・えっと、・・・あ、俺も試衛館の者で」

島田「あー、なるほど!それじゃ、永倉さんを追ってこれから京へ行く感じ?」

新人「ええ、まぁ・・・そうなるかな」

島田「じゃあ、一緒に行こうぜ!足袋は靴擦れって言うしな!」

新人「・・・旅は道ずれだろ?」

島田「そうとも言うな。俺の名前は島田魁って言うんだ。お前の名は?」

新人「・・・斎藤、一です」

島田「よろしくな!斎藤さん!」

斎藤「はぁ、よろしく・・・です」














部長『永倉新八、松平慶永、そしてお龍』

斎藤「・・・ええ、みたいです」

部長『・・・マズイな』

斎藤「かなり、マズイですよね」

部長『歴史を改変する可能性が出てきたな。自然現象とは言え、見過ごすわけにはいかんな』

斎藤「ど、どうします?」

部長『少々、荒っぽいが無理にでも未来へ返す必要が出てきた』

斎藤「返す方法ってなんです?」

部長『お前の持っている刀で奴等の頭を叩け、そうすりゃ未来へ返す事が可能だ』

斎藤「あー・・・」

部長『どうした?』

斎藤「いや、松平慶永とお龍は出来ると思うんですけど・・・」

部長『・・・永倉新八か』

斎藤「ヤバイっすよ。あいつ、めっちゃ強いです」

部長『わかった。永倉新八はこちらでどうにかする。まずは松平慶永とお龍をどうにかしろ』

斎藤「り、了解です・・・」














坂本「おお、伊東殿!お久しゅう!」

伊東「坂本さん、お久しぶりです。なんとか無事に御陵衛士として正式に新撰組から離脱出来たのでご挨拶にお伺いしました」

坂本「なんも、そんな堅っ苦しい挨拶なんてしなさんな。ワシとの仲じゃろうに」

伊東「いえ、私は所詮堅物ですよ。けど、私はそれに誇りを持っています」

坂本「そうかー、ならば仕方がないのー・・・ところで、後ろにおる奴は誰じゃ?用心棒か?」

伊東「いえ、藤堂には会ったことがあると思うので、今回は違う御陵衛士を会わせようと思いまして」

斎藤「斎藤一と申します。以後、お見知り置きを」

坂本「なんじゃ、堅物が二人もおるわ」

伊東「斎藤君は御陵衛士で最も腕の立つ人物です。免許皆伝者である坂本さんには遠く及ばないかも知れませんがね」

坂本「あー、謙遜など止せ止せ。ワシはすでに刀を捨てた身じゃワシはこの中で一番弱い事は自負している」

伊東「フフッ、それこそ謙遜ですよ。坂本さん」

斎藤「・・・・」











部長『はぁ!?バレそう!?何やってんだ!馬鹿野郎!!』

斎藤「すみません!藤堂をあまく見てました!」

部長『まだ新人のくせに、相手をあまく見るとはどういう事だ!!』

斎藤「・・・すみません」

部長『あー、マジで頭痛い・・・ミスは誰にでもある。だが、同じミスは繰り返すな。わかったな?』

斎藤「はい・・・すみません・・・」

部長『打開策はこちらで考える。それまでは大人しくしてろ』

斎藤「・・・はい」












斎藤「・・・えっ?伊東さんも?」

部長『そうだ。今の新撰組と御陵衛士では伊東暗殺の確実性がない』

斎藤「でも、伊東さんは近藤を暗殺する計画を作ってますよ!」

部長『だが、新撰組が動いていない!このままでは近藤が死ぬ恐れがある!』

斎藤「そんな・・・出来ませんよ!そんなこと!!」

部長『ならば、お前の存在がバレてもいいのか?』

斎藤「クッ・・・」

部長『いいか?過去にのめり込み過ぎるな。情を移すな。心が壊れるぞ』

斎藤「でも、伊東さんは・・・いい人で・・・」

部長『それを俺に言うな。俺まで心変わりしてしまう』

斎藤「・・・」

部長『いいか?これは、命令だ。お前の意思ではない、命令されているんだ。お前が罪を被るな』

斎藤「・・・わかりました」










斎藤「・・・何か言い残したことは?」

伊東「ありま、せんよ・・・私の様な裏切り者はこんな裏路地で雨にうたれのたれ死ぬのがお似合い・・・です」

斎藤「・・・」

伊東「・・・」

斎藤「貴方は立派に戦った。仲間を失わない為に自らの心を薩摩に売った・・・けど」

伊東「心を売り切れてなかった・・・貴方はそう言いたいのでしょう?それが私の敗因だ」

斎藤「・・・永倉新八」

伊東「そうですね・・・あの人がいなければ、私は心を全て売ることが出来たでしょう」

斎藤「・・・俺がもっと早く、あいつを殺せていれば」グッ

伊東「貴方が何に従っているのか・・・わかりませんが、貴方も彼に影響を受けてる様ですね」

斎藤「俺が?・・・馬鹿な」

伊東「少し、疲れました・・・ここで休ませて下さい。貴方も、後悔しない生き方をして、下さい・・・ね」

斎藤「・・・」
















斎藤「俺を未来へ返して下さい」

部長『・・・すまないが、それは出来ない』

斎藤「なんで、なんで未来人が過去の人間を殺さなくちゃいけないんですか!!」

部長『確実性を持たせるためだ』

斎藤「確実性?確実性ってなんですか!!確率論ですか!?統計論ですか!?こんなこと間違えてる!!過去の出来事は過去の人間が決めるべきだ!」

部長『その過去を書き換えようとしていた人物がいたんだ!それを阻止するのが我々の仕事だ!!』

斎藤「こんなの間違えてる・・・その上、沖田まで殺せって言うんですか!!」

部長『違う!沖田は病死だ!お前はその為に薬を盛るだけだ!』

斎藤「沖田を病死させる必要性がどこにあるって言うんですか!!」

部長『いいか?このままお前を未来へ返した場合、斎藤一と言う謎の人物の正体がバレるリスクがある。だから、お前と接触した人物は少なくするべきなんだ』

斎藤「・・・まさか、鳥羽・伏見の戦いで新撰組が壊滅した理由って」

部長『・・・』

斎藤「お前らの差し金か!!お、俺と接触したから?ふざけるな!・・・おい、まさかと思うが桜田門外の変で実行者はともかくとして、協力者やその家族までも捕縛や斬首した理由って」

部長『・・・リスクを下げる為だ』

斎藤「っざけんな!!!!未来人が過去を書き換えてるだけだろうが!!」

部長『言葉を間違えるな!我々は正体を暴かれることなく、過去にあったことを実現させているだけだ!』

斎藤「そんなの過去じゃねーよ。監視者の名が聞いてあきれるぜ」

部長『おい、言葉を慎め、新人』

斎藤「新人だからこそ、見える現実ってのもあるんだぜ?玄人が」

部長『・・・過去にのめり込み過ぎたな』

斎藤「過去を軽んじる奴よりはマシだ」

部長『・・・今から未来へ強制送還する。その場で待機していろ』

斎藤「待てよ。その前に、沖田を殺すんだろ?」

部長『なに?』

斎藤「やってやるよ・・・リスクを下げる為にな」

部長『・・・』

















沖田「あれ?斎藤さん?」

斎藤「・・・永倉は?」

沖田「きてないけど?」

斎藤「スゲーな、あいつ本当に仲間のために会津に向かったのか・・・」

沖田「斎藤さん?」

斎藤「・・・永倉に会いたいか?」

沖田「そりゃ、会いたいけど・・・」

斎藤「だったらこれを飲め」

沖田「これは?」

斎藤「結核を治す薬だ」

沖田「なにそれ、ガマの油みたいな詐欺に引っ掛かったの?」

斎藤「違う。いいから早く飲め」

沖田「まぁ治るって言うなら、飲みますけど」ゴクン

斎藤「・・・」

沖田「飲んだよ?」

斎藤「よし、じゃあ今すぐに」


??「必中の剣」ヒュン


斎藤「!!」ガキン!!

??「クフフフフフ、抑えたか・・・」

斎藤「嘘だろ・・・なんでテメーが生きてんだよ」ギギギギッ

沖田「斎藤さん!!」ヒュン


キンッ


??「そして、こちらは猛者の剣と来た。永倉を追ってここまで来たが・・・これはこれで面白い」

沖田「斎藤さん、あの人、誰?」

斎藤「・・・岡田以蔵だ」

沖田「人切り以蔵」

岡田「私の過去の名を知っているか・・・それは光栄だねぇ、ククククッ」

斎藤「お前は死んだはずだ」


※岡田以蔵は吉田東洋暗殺の嫌疑が立てられ土佐へと出頭命令が出る。その際、師である武知を吉田東洋暗殺の首謀者と暴露。武知は切腹。岡田は斬首となった。


岡田「その通り。私は死んだ。今は名無しの人斬りだ」

斎藤「・・・そう言う事か」

沖田「?」

斎藤「俺を殺すために、未来人に救われたか」

岡田「さぁ?なんのことやら、私は貴方を殺せば、自由だと言われた。ただそれだけです」

斎藤「過去にも未来にも、とらわれないクズが俺の刺客とは、舐められたもんだ」

岡田「・・・その口、使えぬようにしてやるよ」シャキン

斎藤「殺れるものなら殺ってみろ。新撰組三番隊組長、斎藤一を舐めるなよ?」シャキン


スッ


岡田「?」

斎藤「沖田?」

沖田「人斬り以蔵・・・永倉さんを殺そうとしたやつ?」

岡田「・・・貴方もすぐに殺してあげますよ」

沖田「ふーん、人斬りって言うくらいだから怖い人かと思ってたけど、なんだか拍子抜けだね」

斎藤「お、おい、沖田?」

沖田「斎藤さんが狙いみたいだけど・・・これは僕の獲物だ」

斎藤「あ、ヤバイやつだ、これ・・・」

岡田「クフフフフッ、いいですねー・・・いい殺気だ・・・」

沖田「永倉さんを殺そうとした。僕にはそれだけで十分な理由だ」

岡田「人斬りは二人もいらぬ。どちらが人斬りにふさわしいかこの場で」


ズバッ


岡田「・・・・ハ?」ドサッ

沖田「弱いくせにうるさいんだよ。さっきからギャーギャーと」シャキン

斎藤「コエー・・・一撃かよ」




沖田「さてと、斎藤さん?どうなっているのか、僕にも教えてくれる?」

斎藤「・・・もちろんだ。沖田総司はここで死ぬ。ちょうどいいから岡田の死体を沖田に見立てよう」

沖田「ええー?僕、こんなに顔立ち良くないよ?」

斎藤「未来では、沖田総司はイケメンって言われてるんだぜ?そんな可愛らしい顔じゃないからちょうどいい」

沖田「悪いけど、おだてても何も出ないよ?」

斎藤「永倉一筋だもんな」

沖田「うん!!」

斎藤「ああ、そうですかい・・・」


沖田総司 享年24歳(25歳27歳と諸説あり)結核により病死。人懐っこく、無邪気で天真爛漫。人斬りと恐れられる理由も硬派な人でなく無邪気な所からきてるのではないかと個人的には思います。




















部長「・・・」

有末精三「部長、退陣なされよ」

※有末精三 二・二六事件 陸軍少佐

部長「この世の理は変わらんぞ。・・・俺が退陣したとして、誰がこの場を納めると言うんだ!!」

有末「それは俗に言う、年よりの冷水ではありませんか?・・・ことに我々若い者も呉下の阿蒙(あもう)に在らず」

部長「・・・」













斎藤「・・・すみません、有末さん。お手数お掛けしました」

有末『なに、気にするな。私も現代の過去に対する携わり方に疑念を抱いていた一人だ』

斎藤「・・・二・二六事件は、どうなりました?」

有末『・・・全員、銃殺刑だよ』

斎藤「そう、ですか・・・」

有末『だが、斎藤からの助言が無ければ被害は更に拡大していただろう。礼を言うぞ』

斎藤「・・・」

有末『・・・暗い話は終わりとしよう。斎藤、お前の歓迎会をまだしていない。早く、戻ってこい。監物も参加すると言っていた』

斎藤「・・・それって、強制参加っすか?パワハラっすよ?」

有末『フン、我々は共に過去に生きた人間であろう?過去であれば、こんなもの、序の口だ』

斎藤「手厳しいなー、もう!」

有末『いい土産話を期待しているぞ』

斎藤「了解ッス」








最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

これにて、全て終了となります。


現代人が過去に行く、なんてありふれた設定で2017年の秋くらいから書き始めて、大体を書き終えたのが2018年になってからと言うね・・・


気が向いたら、今度は別の時代も書ければいいなと考えてます。


それでは、またどこかでお会いしましょう。


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