豊洲
三笠の豊洲の駅前タワマン事務所の階上に公と清貴は引っ越してきた。
駅直結なので、便利だ。
「30万円ですよ〜1LDKで高い!恐い!」
原田が怖がる。
「でも、これで原田の家も近いし遊べるじゃん。港区セレブのくせに〜」と公がからかう。
「親の家だし、俺家賃払って無いもん。早く白い家売れると良いな。」編集しながら2人はいつも通りワチャワチャしてる。
「お父さんの会社も豊洲だし近くなって喜んでるだろ?」と三笠が振ると公はニコッとする。
「はい、あんまり父と話す機会なかったけど今は一緒に夕飯作ったりする時もありますよ〜
食堂のおばあちゃんに習った鰹節めんつゆ天かすおにぎり食べさせたら喜んでました!」と前よりかなり明るくなった。
「食堂おばあちゃん!この頃、学校行っても見かけないなあ〜と思ったらヤメたんだって!知ってたか?」と原田が公に話す。
「エッ!!!俺らが小学生の時から居たのに!
小4で初めて購買にアイス買いに行った時からずっと居たのに〜寂しいなあ〜」と公が淋しがる。
「今だから話すけど、俺お前の母ちゃん苦手だったろ?
だからお前が受験勉強でちょっとヤバくなった時、声掛けるかどうか悩んでたんだよ。
そしたら食堂のおばあちゃんが『友達だろ?
相手がピンチの時助けてやれなくて、何が友達だ!』
って怒られたんだ。
お前がオカルト興味持ってくれて、ココだ!って思ったね〜」と話す。
「ふ〜ん、じゃあココで働く事になったのもそのおばあちゃんのお陰なんだね〜」と白田さんが笑う。
「その人って、なんて名前なの?名札付けてなかったの?」と三笠が聞く。
「いつもかっぽう着着てたから〜おばあちゃんは。でも食堂入り口に『衛生食品管理責任者』って札あるから、そこに大河内って書いてありました。」と原田が言う。
「大河内!」三笠と公が固まる。
みゆきの旧姓は、大河内。
骨壺持って帰った女は、大河内…
「でも年も顔も全然違うし!そんな〜絶対、別人です!」と公が否定する。
「そうだね…別人だと思いたいよ。ね。」三笠がため息をつく。
「まあ、だから、幽霊より生き霊が面倒なんですよ。
三笠先生でも叶わないって。」年長者の白田さんがまさかね?って顔で引きつり笑いした。
ふう、スッキリ〜私が!




