表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/88

王者の道(8)



「ようヤくだ。よウやくダ」


 男が抱えていたのは白い球体である。


 闇に埋もれた二つの眼窩、鼻腔の痕から、それは何者かの頭蓋骨であると思われた。


 それは朽ち果ててすり減り、すっかり小さくなっている。


 男は笑いながら頭蓋骨を撫でる、とその表情が一転、真顔に変化した。その表情は、深い闇を湛えている。


「両皇ヲ、渡すのだッ!!」


 目を見開き男が両腕を広げると、その威喝で狂風が巻き起こり、洞窟が唸り声を上げる。


「魔人、いや、何だあの桁違いの魔力はッ!?」


「皇女様達をどうするつもりだ!」


 ネージュとミルヒが同時に叫んだ。


「……どうスる?」


 緋色の髪の男は首を傾げた。


「どウする、アイヘル? そうだな。そウだ! 蹂躙して首を落とシて殺してシまおウ」



 男の瞳がグルグルと激しく動いてから、ネージュ達を凝視した。




「――我レは、グラヴィエ。復讐者。



 今、王に汚さレた、アイヘルの汚名ヲ返上すル!」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ