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カレー
「刑事長。カレーは元より、スプーンや皿からも毒は検出されません」
テーブルの上に平伏している一人の男。もはや、その脈は動いていない。
「本当に本当だな?」
こんなチキンな刑事長に、科学班の男が
「金輪際、間違いありません」
「わ、わかった」
そう答え、恐る恐るスプーンですくったカレーを口元に近づける刑事長。さすがの実践派である。
だが一口それを含むや否や
「か、か、辛! み、み、水!」
――毒の居場所が判明した模様。
「刑事長。カレーは元より、スプーンや皿からも毒は検出されません」
テーブルの上に平伏している一人の男。もはや、その脈は動いていない。
「本当に本当だな?」
こんなチキンな刑事長に、科学班の男が
「金輪際、間違いありません」
「わ、わかった」
そう答え、恐る恐るスプーンですくったカレーを口元に近づける刑事長。さすがの実践派である。
だが一口それを含むや否や
「か、か、辛! み、み、水!」
――毒の居場所が判明した模様。
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