No.3 隠れ鬼
この前、放課後に校庭で隠れ鬼をしていた時の事。
隠れ鬼っていうのは、かくれんぼと鬼ごっこが一緒になったもの。
鬼役に見つかるまでは隠れてるんだけど、「見つけた!」って言われてから逃げても良いというルール。鬼に捕まるまでは負けにはならない。
それで校舎裏の草むらにしゃがんで隠れていたんだけれど、後ろでガサッって音がしたから立ち上がって逃げたんだ。後ろから「まて、まて、まてぇ~」って声が聞こえて、僕も笑いながら走って逃げた。
校舎の角を曲がって、前を見たら鬼役のAがいた。
「見つけた!」
あれ? 後ろにいるのは誰? ってなって、そのままAに捕まった。
Aは笑いながら「つかまえた」って言ってたんだけど、僕はそれどころじゃなかったので後ろを確認したら、Aがやって来る。
え? え? じゃあ今僕を捕まえてるのは? ってなって。
僕を両手で捕まえている奴を見たら、やっぱりAだった。
それで、後から来たAにも捕まって「つかまえた」って言われて。
気づいたら僕を捕まえているAが一人になっていた。
後から来たAに抱きつかれた時に、目を瞑ってしまったらしくて、その瞬間にAが一人になったみたい。
それでAに聞いたんだ「二人に増えてなかった?」って。
そしたら、Aには生まれてすぐに亡くなった双子の弟がいたんだって。
隠れ鬼、混ざりたかったのかな?
No.1の解説
来てくれ→ きてくれ→ き、てくれ→ きってくれ→ 切ってくれ
ずっと自分の首を切ってくれる人を探している。