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4話>>スキル

「残念ながら今すぐには送れませぇ〜ん」


「はぁ!?なんなんだよ…ったく」


折角格好つけたのに。


あれ なんか聞き覚えあるぞ


「普通ならキミを赤ん坊にして転生させるんだけど〜、めんどくさいからそのまま送りたいんだ」


「なんか問題があんのかよ」


「あっちの世界にはスキルっていう個々の特殊能力があるんだけど〜、普通は赤ん坊の頃から順に取得していくわけ」


べルが手で宙に大きめの四角形を描くと、

『いせかいがいど』

なる幼稚な映像が流れ出す


あちらの世界では生まれてすぐに教会で神父から祝福を受ける。

その時に取得する最初のスキルは《世界神の加護》。

内容は最大HP微増量。

HPって…まんまゲームかよ


「キミも思ってるだろうけどあっちの世界ではキミがやってたようなゲームみたいな感じだよ〜!」


感で生きていけるんじゃない?

なんて言葉は聞いていないことにした。


「ってことで、キミには10個、スキルを選んでから転生してもらおうと思いま〜す!キミの年齢くらいの平均スキル数より多めだよ!出血大サービス!」


ついでに、とちょちょいと《世界神の加護》を付けてくれた。

恐らくこれがないと戸籍がないようなもんになるのだろう。

ついでにステータスも高めにしておいてくれたらしい。

毛の先程は感謝しておこう。


「貰えるものは貰っとこう精神なんでありがたく貰ってく。どうやって選ぶんだ?」


「この中から選んで〜。触ったら詳細とかでるから」


といって、ベルが手をわきわきと動かすと幼稚な動画からスキル一覧に変わる。


「…スキルってどんくらいあんの」


「知らなーい。スキル作成は僕の管轄じゃないし」


いや管轄じゃなくても数は把握しとけよ世界神…


「ってことはお前の他にも神がいんのか?」


「いるよぉ。ボクを入れて99柱」


ふーん、と聞き流しておいてスキル選びに移る。






小一時間ほど悩んで10のスキルを選択した。


「おい、準備いいぞ」


ベルにかそう声をける。

なぜかスキルを選んでいる時に服は変わっていて、少しゴワゴワする白いシャツに紺色のこれまたゴワゴワする長ズボンになっていた。


「…」


ベルが気色悪い暖かい目で見てくる。


「んだよ。さっさと送れ」


はぁ、とベルはため息をついて両手を出す。



「それでは、春兎くん、楽しい異世界ライフを〜!」


だんだんベルの微笑みが白い光で薄まっていく。

意識が遠のく。


異世界で俺は普通に暮らす…


そう思いながら目を閉じた。



「…さよなら、春兎くん、いいや、ハルトくん」



「君の幸せを祈っているよ」



──────────────────────


名前 ハルト・ミカミ

性別 男

年齢 17

レベル 1


HP 1000/1000

MP 1000/1000


状態:健康


スキル

《世界神の加護》-

《気配感知》Lv.MAX

《隠密》Lv.MAX

《剣の心得》Lv.MAX

《体術の心得》Lv.MAX

《魔法の心得》Lv.MAX ▲

《転移》Lv.MAX

《念話》Lv.MAX

《従魔契約》Lv.MAX ▲

《瞬歩》Lv.MAX

《吸収》Lv.MAX


称号

『世界神に庇護されし者』

『異世界からの転生者』


──────────────────────

お読みいただきありがとうございます。


魔法の心得、従魔契約の▲は、押すと使える魔法属性、従えている従魔を見ることができます。


そこらはのちのち出てきます。だぶん。

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