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ゴーストの討伐


「えっと…何にします?私はなんでもいいんですが…」

「ふ〜む…色々あるなぁ…」

「片っ端からってのはどうだ?」


「うーん…じゃあ、これやってみる?【ゴースト】の討伐。」

「ゴーストか…まぁいいんじゃないか?」

「私はOKですよ。じゃあ受注しますねー!」


『クエスト【ゴースト】の討伐を開始しますか?』


はいっと…


「私大人数でクエスト行くの始めてなんです…楽しみです!」

「…じゃあ1人でそのレベルまで?」

「はい。ちょっと寂しかったですが…」


オンラインで誰とも繋がらないってさみしいよね…僕も経験あるよ…


「安心しろよお嬢さん。これからは俺たちがいつでも一緒に行ってやるぜ。」

「ありがとうございます…!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


おお、このステージはまた…不気味な感じですな。まぁ怖くはないけど。僕ホラーゲームとか好きだし。


「ゴーストはどこだー!」

「ゴーストは普段目に見えないんですよ。攻撃する時だけ見えるんです。」

「まさかのステルス装備…」

「さすがゴースト…」


…ん?なんかあそこ空間がゆがんでない?


…エンペラーナイフ装備…かーらーのー!


「うおりゃ!」

「!?突然何してんだよ!?」


ギャァア!


断末魔が響き、幽霊の様なモンスターが姿を表す。


『エンペラーナイフに【ゴースト】が登録されました。』


…【ゴースト】?まぁいいや、今はあいつらを倒さないと!


仲間の悲鳴を聞きつけてか、僕たちの周りにはもう既に10匹程のゴーストが集まっていた。


シュウン!


飛んできた弓矢がゴーストを貫き、その後ろにいたゴーストに刺さる。


「お嬢さんやるねぇ!」

「えへへ…ありがとうございます…」


「おらぁ!」

ショータが振り上げた剣はゴーストを縦に真っ二つにした。


「2人ともやるな…こっちも負けてられないかな!」


【クリティカル・ショット】発動!

狙いを定めて…今だ!


ズドン!


ギャァァァ!


ボボボボボ。


突如ユミさんの後ろに大きなゴーストが現れ、火の玉を発射しようとする。


「危ない!」


ユミさんの方に飛び込み、ユミさんを掴んで体で庇うようにして地面に倒れこむ。


バッ!ガシッ!ズザザッ!…


ゴォォォ!


1秒前にユミさんがいたところに火柱が上がる。


「なんとか間に合ったか…」

「あ、ありがとうです…」


映画っぽい事が出来て凄く嬉しい…


「うおお!」「くたばれくそったれ!」


グォォォ!


ショータの斬撃と僕の銃弾が同時にビッグゴーストにヒットし、ビッグゴーストは消えた…


『クエスト【ゴースト】の討伐に成功しました。』


…今のがボスだったのか…


「お疲れ〜。」

「お疲れ様です。」

「お疲れ様〜」


「3人だとこんなに早いんですね…しかもすっごく楽しかったです!」


うんうん。凄い楽しかった。映画のワンシーンみたいに、人を庇いながら発砲。なんて事もできたしね!


「後は報告を終わらせればクエスト完了です!」


報告終了…っと。


『200ゴールドを手に入れました。薬草を手に入れました。』


…報酬しょぼい…まぁ、最初の方だから仕方ないか…


「おいスノー。このギルド風呂あるぞ。」

「へぇ…ちょっと入ってみる?」


…仮想世界で風呂ねぇ…どんな感じなんだろう?

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