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肝試しの終わり


ガチャ。扉を開け…


「さぁ!真っ直ぐ走るんだ!何があっても真っ直ぐだ!」

「うん!」


ヒュンッ!


飛んできたナイフは体をすり抜けた。


ゴォォォォ…


燃えている火に突っ込んでも熱くはなかった。


「大丈夫か?お嬢ちゃん?」

「大丈夫!」


パリィン!ギャー!ぐぁぁ!


なんか後ろで凄い音してるけど無視!


ピカァァ…


宝物みたいなのあるけど無視!


『誰か…助けて…』


「すまん無理!」

「ごめんねっ!」


そして、出口と書かれた看板がある。

矢印は右を指していて、真っ直ぐ行っても壁しかない。しかし!ここで曲がったら多分

OUT!


「突っ込むぞ!」

「う…うん!」


スッ…


僕達の体は壁をすり抜け…光に包まれた


そして、僕達は病院からの脱出に成功した。


「ふぅ…終わったか?」

「怖かった…」


ピカッ…


「うおっ!?なんぞ!?」


ポケットの中で何かが光る。…あ、そういえばここに肋骨入れてたっけ?


『ありがとう。おかげで救われたよ』


…肋骨一本持って出るだけで救われるのか…


『これはお礼だ。もしよければもらって欲しい。』


【鎮魂の銃】を手に入れた。


『本当に…ありがとう』


成仏しなよ。ゲームだけど。


『裏ステージクリアおめでとうございます!

報酬として【金の羽衣】をプレゼントします。』


…あれ、これ女キャラしか装備できないじゃん。クリア報酬に性別での限定が有るってどうなのよ運営。…まぁいいや、ユミさんにでもプレゼントしよう。


「さってと…長かったけど結構面白かったな。お嬢ちゃんはどうだった?」

「面白かった!ありがとう!」

「どういたしまして。それじゃあそろそろギルドに戻りますかね。縁が有ったらまた会おう!お嬢ちゃん!」

「さよなら…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「うい。ただいまっすよ〜」

「おう、お疲れ。」

「お疲れ様です。」

「いやー面白かったなぁ…皆も来ればよかったのに。」

「いやいや、見てるだけで面白かったさ」


…ん?見てる?


「見てるってのはどういうことだ?」

「このモニターでギルメンのは見れるんだよ。」

「ほー。そんな機能が…」


あ、そうだ。


「ユミさん。はい、プレゼントだぜ。」

「私に…ですか?」

「クリア報酬だったんだが…女プレイヤーしか装備出来ないらしくてな…」

「ありがとうございます!」


そして僕は鎮魂の銃を装備…っと。


…あ…


「くくっ…あははっ…」

「何がおかしい?」

「だってショータだけ初期装備のままじゃん!俺は凄い強化してるのに!レベルも低いし!」

「うぐっ…」

「やーい。ざーこざーこ!」

「お前…リアルで覚えてろよ?」


「まぁ確かにショータさんだけ弱いままっていうのも可哀想ですね。どうやらレイドイベントがあるらしいので、そこで強化しましょうか。」


レイドイベントっていうのは、デカイ敵を2人がかりで倒すイベントらしい。…ん?2人?


「じゃあ俺とユミさんだな。」


「…俺はっ!?」

「お留守番お願いします♪」

「ユミさんまで俺を仲間外れにするっ!いいさいいさ!街にでも繰り出してやるから!」


寂しくなんてねーですからね!

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