おっさん
この話は2話の改変vrです。見る際は1話からご覧下さい。
朝目が覚めるとそこは身の覚えのない部屋だったーーー
その部屋はピンクを基調とした部屋で The 女の子の部屋 という感じだった。
体を動かすと昨日までの脂肪たっぷりの中年男性のような重みは全く感じられず、自分が若返ったのかと勘違いするレベルだった。立ち上がり床に足をつける。
グシャ
何かを踏んだようで下を向くと昨日食べたであろうポテトチップスの袋があった。だが真志はそれよりも今の状態に喜んでいた。そして真志はうろ覚えながらも思い出した昨日の夢のことを…
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「こんばんは」
真志はその形のない光の塊から声が発せられているのに驚いたがすぐに夢の中であることに気がついた。高寺千歳は透明になっており竹中真志には見えなかった。
「私はあなたが買ってくれた銅像です」
光から発せられる声に戸惑いながらも真志はふざけ半分で答えた。
「ゲームとかなら何かくれる展開じゃねえかw」
「そうですね……ではあなたが好きな女性の体を1日好き放題できるというのはどうでしょう」
ふざけ半分の言葉に真剣に銅像が言った。真志はその時、あの少・女・のことだけが頭によぎった。真志は疑い半分でそれを承諾した。
彼はこの時気づいていた。これが叶うことを......そして今に至る。
少女になった真志はまずいつも覗いていたリビングに行った。
パリーン
「ごめんなさい」
机の上に乗っていたお皿が千歳(真志)にあたり割れてしまった。
パアン
「ごめんなさいで許されるわけないでしょ」
千歳の母親が頬をぶった。そこは赤く腫れてしまった。そして千歳(真志)は何事もなかったかのように顔を洗った。それはまるで千歳本人のように何もしなかった。
名前を確認するため鞄をチェックすると使い古されているのかカバンはボロボロだった。名前表は落書きが酷かったが高寺千歳たかでらちとせと読むことは出来た。
学校に行くと仲のいい友達日向葵ひなたあおいがいた。名前は日々のストーカーのおかげですぐにわかった。日向葵は元気な子でよく一緒に帰っている。
「いやー 中学校でも一緒のクラスで良かったよ」
今日は入学式から5日後で近くの小学校の子がそのまま中学生になった状態で、顔を覚えている人がほとんどだった。カバンがボロボロなのは何故か千歳(真志)は考えようとしなかった。
ガン
千歳(真志)が誰かとぶつかった。
「大丈夫?」
ぶつかった千歳(真志)に手をさし伸ばしたのはクラスの人気者、毒島美帆だった。毒島の目は千歳を睨んでおり硬直してしまった。千歳(真志)の肩を葵がひいた。それから昼休みまでは何事もなくすぎていった。放課後下駄箱を開けると1枚の紙が落ちた。その紙を拾い上げ見てみるとラブレターのようで真志は心の中で鼻で笑った。ラブレターには体育館裏まで来るようにとあったためそこに行ってから家に帰った。
家に帰ると両親が共働きのため誰もいなかったが千歳(真志)は何も食べず眠りにつくのだった。
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夢の中であの銅像が喋りかけてくる。
「この1日間何もしていなかったが本当に楽しかったかい」
その質問に対し真志が返答する。
「彼女として一日を過ごしたことはあんな自分の人生よりも良かった」
それに対し光の塊(銅像)が納得し皮肉を言った。
「なるほど 君は彼女の人生を変えようとはしないんだね。 思った結末とは違ったがとても楽しかった」
その皮肉に対し、真志は一言言った。
「俺は何もしたくないし、できない」
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「君はこれで良かったのかい?」
光の塊がそう聞くと透明だった千歳本人がでてきた。
「うん 何も変わってないけど自分じゃなくても帰ることが出来ないってわかってほっとしたんだ」
「なるほどな ある意味あれは優しさだったのか」
光の塊(銅像)が1人で納得した。
「さて 次の日人間を探すとするか」
キャラクター説明
高寺千歳
ひ弱でアニメのように整った顔立ち。
竹中真志
親のスネをかじり課金ゲーをしている
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