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笑顔でいたい  作者: すのーきゃっと
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妖精達からの加護

シュナイダー王国では火風水土の魔力を持つ騎士団がいる。

そして唯一無二の聖属性の魔力を持つものは聖女となり大神殿の奥にある神聖なるご神木の前で聖属性の魔力を祈りながら捧げる。

ご神木に与えた魔力は地面を通じそして風や雨を通じて全大陸へと注がれそれが結界となる。

ただ、魔力にも限界があり、ご神木に捧げられる魔力も限界があるみたい。

魔力を捧げすぎるとご神木のピンク色の花がたちまち落ちてしまうという。

栄養過多になるらしい…。


私は今そのご神木の前にいる。

バーンズ様はここには入れないので今は聖女様に連れてきてもらっている。

アレク様のお祖母様であり、皇后様のお母様でもある。

リラ様は70歳を超え80も目前だとは思えないほど背筋をピンと伸ばし、若々しい足取りで私の前を歩いていた。

私の隣にはぴったりとアレク様。


「綺麗…。」

優しいオーラに包まれているご神木。

見たことのない大きくてそしてご神木全体がキラキラしている。

ピンクの可愛い花が咲いている。


「私の力では大陸全体を潤すことは無理だったの。それが残念でならないわ。」

そういう悔しそうなリラ様。


「でも、エリシオン様に認められたあなたなら大陸全体を潤すことも可能かもしれないわね。全属性持ちのあなたしかできない事でこの大陸を守ってね。そしてそのための聖女としてのすべてをあなたに叩き込むから覚悟してね。」

真剣な眼差しのリラ様。


「はい。聖属性の魔力を持っているのがわかってから覚悟してました。まだまだ魔力も開放できてませんし、コントロールもできてませんががんばります。ご指導よろしくお願いします。」

頭を下げる私に


「堅苦しい話はここまでにしましょうか。」

にっこり笑ってリラ様はそういうと


「新たなる聖女に聖なる祝福を。」

その瞬間ピンクの花の花びらが舞って幻想的な光景と共にパッとご神木のオーラがピンクに光、小さな羽をつけた妖精達が私のまわりを囲い


「「「「「リシェルは虹色。」」」」」


妖精達がそういうと虹色に光るものが私の胸元へ。

そして私が手を差し出すと私の手の中に虹色に光る宝玉のついた腕輪が手にのると。


「リシェルそれを左手首につけて。」

「早く早く。」

「きっとそれがリシェルを守ってくれる。」

「リシェルの力は強すぎる。」

「だから守りの力をたくさん込めたよ。」


妖精達の言うとおりその腕輪を左手首につけると。


「きゃっ」


一瞬身体に何かが駆け巡り、身体がふわっと光った。

そう思うとその光は一瞬で消えたけど身体の中がなんだか熱い。

熱いものが駆けめぐっている感じがする。


「この木に触れて。」

「意識を集中して聖と土と水の力を注いで。」

「リシェルの魔力はこの木の栄養となり大きく成長するよ。」

「早く早く」

「エリシオン様が待ってるよ。」


エリシオン様が待ってる?

とりあえず言われるように木に触れてみる。

わぁ。

温かい。

木のぬくもりにホッとする。

いつもありがとうございます。

みんなを守ってくださって。

私の力が少しでも役に立つのなら私の魔力をお使いください。

そう心の中で呟きながらご神木に魔力を注いでいく。

私の中の魔力がご神木にうつってるのがわかる。

なんだろう。

心地よい感じ。


「え!?」

「あら、まぁ。」

アレク様とリラ様の言葉にハッと我にかえると

「え!?」

私もびっくりして声を挙げてしまった。

目の前のご神木がさっきの倍以上の大きさになって虹色に輝いていたから。


「リシェルの力で成長したよ。」

「わぁ。綺麗。」

「虹色なんてはじめてだね。」

「僕達になってからははじめて。」

「いっぱいいっぱい力送れるね。」

嬉しそうな妖精達は私の周りにくるとみんな頬にキスをしてくる。


「妖精の加護も無事にうけたようね。」

リラ様の言葉に

「妖精の加護?」

「妖精達に聖女として認められたって事。あの妖精達の主はリシェルになったって事よ。」

リラ様は私の言葉にそう教えてくれた。


「アレク、リシェルを守にはもっともっとあなたも強くならなければリシェルにはつりあわないわよ。頑張りなさい。」

「はい。お祖母様。日々鍛錬します。」

「リシェル、これからあなたは本当に大変な日々になるかもしれないけど私もできる限りの事はするから頑張りましょうね。」

「はい。精一杯頑張ります。」

力強くそういう私にリラ様はにっこり笑ってくれた。

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