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12話

文を書くのは苦手ですが暖かい目で見てもらえるとありがたいです。

翌日の入学式も終わりクラス分けが行われた。


「私はAクラスか・・・・・・」


「あの、私もです」


レティリア嬢もAクラスだったようだ。


知ってたけど。


レティリア嬢と教室に入ると周りの視線が集まる。


コソコソと話すクラスメイト達。


どうせ内容はレティリア嬢の悪口だろう。


「気にしないでくださいね、レティリア嬢」


「ええ、私は大丈夫です」


適当に腰を下ろし先生が来るのを待つ。


「レティリア嬢は楽しみなカリキュラムとかありますか?」


「私は魔法の授業が楽しみです。もっと魔法を知りたいので」


レティリア嬢は結界魔法の天才だからもっと強くなるだろう。


俺はそれが楽しみだ。


二人で話していると教室の扉が開く。


「はーい、このクラスの担任になったエレナ・ステレアですー!」


エレナ・ステレア。『貴方と光の道標を』屈指の強キャラだ。


元Sランク冒険者のエルフで、二〇〇年以上生きているらしい。


だがその見た目はただの幼女にしか見えない。


「後、基礎戦闘の授業も受け持ちますー。よろしくねー」


そう、エレナ先生はエルフでありながら魔法ではなく近接戦闘に特化している。


剣はもちろん槍や弓なども高レベルに扱える。


「す、凄い人が担任になりましたね・・・・・・ 」


レティリア嬢は驚いたようだ。俺は知ってたけどね。


「では早速、今日から授業を始めます。実戦あるのみですー」


俺達は訓練場に移動して、各々武器を握る。


武器と言っても木剣など殺傷力の無い訓練用の武器だ。


「貴族は時に前線に立ち戦うこともあります。その時に死なないようにこの学校で鍛える必要があるんですー」


そうこの世界の貴族は民をまとめる為ある程度の強さが必要だ。


冒険者ランクでいうとB以上の実力が必要だ。


ちなみに魔法職希望の生徒はこの場にいない。


レティリア嬢も当然いない。


二人一組になりその相手と模擬戦をする。


「皆さん、スキルや魔法の使用は禁止ですよー」


エレナ先生が忠告を飛ばす。


そして・・・・・・。


「よろしくお願いします。セリス嬢」


「よろしくお願いしますね。ガウィンズ様」


俺と組むことになったのはガウィンズ・ロードル。


この国の騎士団長の一人息子で『貴方と光の道標を』の攻略対象だ。


「セリス嬢は武器を構えないのですか?」


「私は素手で戦うほうが性に合っているので」


「そうですか、では! ハッ!」


大きく踏み込んで放たれた唐竹割り。


大した威力だが、俺が喰らうはずもない。


「避けた!?」


最小限の動きで避け、相手の腕を掴み捻り上げる。


「イタタタッ!」


「これで終わりではないですよっと!」


そのままガウィンズの足をかけ、投げ飛ばす。


「グエッ!」


「まだまだ鍛錬が足りませんね。ガウィンズ様」


地面に倒れふすガウィンズに手を差し伸べる。


「俺が負けた・・・・・・。しかも女性に」


相当ショックなのだろう。だが実際ガウィンズはAランク冒険者といい勝負をする実力はあるだろう。


ガウィンズよ、相手が悪かったな。


「セリスさんは面白い技を使いますね、私と手合わせしませんかー?」


「え、先生とですか?」


それは願ってもない事だが、勝てるかな?


「先生は何の武器を使うんですか?」


「私はセリスさんと同じ素手ですよー」


互いに向き直る。その場に緊張感が溢れる。


「ヤッ!」


エレナ先生が放った一撃は速く、何とか捉えることができた。


その高い一撃の威力を流用し投げる。


かつてのリンスと同じように投げられたエレナ先生。


「甘いですよ!」


が、エレナ先生は投げられた姿勢からも蹴りを俺に放つ。


「グゥ!」


予想外の一撃に後方に吹き飛ぶ。


「ふむ、やはり面白いですねー。投げは投げだけど力みを全く感じなかった」


「私の負けです、先生」


この投げに対応されたなら俺が勝てる想像が見えない。


「いい勉強になりましたよー、セリスさん」


エレナ先生は満足そうに頷き、指導に戻る。


素手であの強さ・・・・・・。


衝撃なのは素手より圧倒的に槍や剣の方が強いことだろう。


「私もまだまだですね」

見ていただきありがとうございます。面白いとおもったらまた見てもらえると嬉しいです

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