SIDE A:その子の場合
ここはとても寒くガチガチになってる私。
彼に会いたくて、私と彼を隔てる扉にコツンと寄りかかる。
「カタン」と、僅かな音のみ。
彼は気が付いただろうか?
私は凍える思いで彼が扉をあけてくれることを静かに待つ。
扉に寄りかかって、音を立ててから数分が経過したかな……。
彼は扉を開けるとニッコリと微笑んで私の体を包み込みように抱えてくれながら、後ろ手に寒風が流れ込む扉を閉めた。
この後起こることを私は知っている。大事に大事に私を愛でてくれるはずだ。
私を片手で抱えたまま、リビングを素通りして寝室へと入る。間接照明で薄暗くされいてる寝室は冬場にしてはとても暖かく湿度も高めに設定されていた。
凍えていた私はその気温と湿度の差に、ほんのりと表面に汗が浮き出ている。彼は私の様子を見て、優しく汗をを拭うと私の衣服に手を掛けはじめた……。
少し恥ずかしい。
何故なら私はちょっと古臭いタイプで、こういったことに慣れていないから。体もすこしぽっちゃりとした感じで、スラっとスッキリしたタイプではない。
「色白で綺麗だよ」
彼は日焼けをしてない色白な私の肌を見て呟く。
私は恥ずかしそうに無言で上目遣いで彼を見る。別に媚びを売ってるわけでなく、褒められたことの嬉しさと恥ずかしさがそうさせる。
「ガチガチだよ。寒かったんだね。温めてあげる」
彼は私の体に両手を添えると、ゆっくりと優しく全体を撫でまわす。そして顔を近づけてキスも……。
彼の愛撫は続く。そして濃厚なキスも長く長く続く……。
次第に彼に溶かされた私の体は、いつのまにかとろとろに溶けていく……。
そう、わたしの下半身もぐずぐずだ……。
「おや?下の方が何やら……」
私の体の変化に気づいた彼は、それが何なのかを知りながら私に聞こえる様に呟く。もちろん私は無言を貫く。
彼はキスをやめ、わたしの下半身を攻め始めた。
優しく、最初は私の体で冷えてしまった体温を温めながら……。
そして、だんだんと彼のソレが熱を帯びて私の体を貫く。
既に受け入れる準備が整っている私は彼を受け入れる。
熱く速く、リズミカルに私を下から突き上げる。
(アッ アッ アッ)
声には出さないけれど、私も彼と一緒に熱くなり、最後を迎える。
「良かったよ……」
彼が呟いた。
でも、私は既に昇天しまった後だ……。
また、いつか遭えると良いね。




