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行こう!


自分の中で決意表明をし顔を上げると左右に揺れるにこにこのスライムがいる。りんごジュースがおいしかったのだろう。甘い物が好きなのかもね。

「明日、ここを出発して冒険者ギルドを目指す事にしたよ。今日は準備して早めに寝よう。明日は早起きだよ。」

スライムは縦に一回ビヨンと伸びた。返事だろうか。イエスかノーかはわからないが。とりあえず準備しよう。最寄りの冒険者ギルドはここから徒歩で1日はかからないみたいだ。この森を抜けるのに最初の草原とは逆方向に歩いて3時間くらい。森を抜けるとまた草原があって草原を2時間ほど歩くと冒険者ギルドがある村に続く道に出るらしい。道を2時間くらい歩くと冒険者ギルドがある村に着くみたいだ。草原があるなら薬草が生えているかもしれない。採取用に軍手と草刈鎌を用意しておこう。あとなんかいるかな…。あ、スライムを携帯できる鞄がいるかな。飲み物食べ物はすぐ出せるしいざとなったらテントにこもろう、そうしよう。あ、明日早起きだから目覚まし時計がいるな。っていうか今何時なんだろう。私は目覚まし時計と単3電池を出し辞典に今の時間を聞いてから目覚ましをセットした。そういえばこのテントにはベッドがなかったな。ベッドと掛け布団と枕を出した。ベッドを出したら急に眠くなってきた。昨日随分寝たのにまだ疲れていたのだろうか。私は寝てしまう前にテーブルの上にさっきのりんごジュースをたくさん出しておいた。

「スライムごめん、私もう寝るね…」

今日はベッドの上だが、また寝落ちしてしまった。


目覚ましが鳴る前に目が覚めた。目の前に水色のかたまりがある。

「ん、スライムもここでねたのか…?ほったらかして悪かったな…、ん?」

スライムの向こうに見えるテーブルの上に輝くかたまりがある。近づくとそれは3個の魔石だった。りんごジュースのお礼だろうか?甘い物が好きなのかりんごジュースが好きなのかは不明だ。色々試してみよう。目覚まし時計を確認すると午前4時だった。もうすぐ夜が明けるだろう。私はテーブルに座り梅干しと鮭のおにぎりを出した。あと湯飲みに入った温かいお茶。食べ終わって用意していたショルダーバッグにそっとスライムを入れた。リュックを左手に持ちそっとテントから顔を出し周りを確認する。万が一魔物がいたら困るからね。安全確認してからテントから出てテントをリュックに収納する。なんかテントの端にリュックを近づけたらすいっと入った。夜が明けてきた。私は軍手をはめる。さあ、行こう冒険者ギルドへ。

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