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0105 奥さん達は凄い2



「そっちに行ったわベニ!」

「まかせてクレナイ!」


ベニさんとクレナイさんの戦い方は息がピッタリという言葉では足りないくらい、連携が取れていた。

二人ともヤリのような武器ナギナタっていうんだってを握って、お互い背中を預けるように戦ってた。

何度も動きが左右対称にシンクロしてて、まるで鏡のようだ。



「おらおらおらおらああああ!!!!」


ドガガガガガガ!!


え!ツバキさんの両腕が銃になってる!?

ベノムワイバーンに弾丸を連射してる・・・!!!


驚いてる私にモモ姫が教えてくれた。

ツバキさんは≪身体変化魔法≫というスキルで、そのスキルは体を武器に変えたり炎や氷にも変える事ができる凄く珍しいスキルなんだって。

それで両腕が銃になったんだ・・・こんなスキルもあるんだ。




かさかさかさかさかさ・・・


ん?何の音?




「さあさあ皆~ご飯ですよ~たっぷり食べてね~~」


かさかさかさかさかさかさかさかさかさ!


「うわああ!!!?」


どこから集まってきたのか、小さな黒い虫がかさかさとサザンカさんの周りに集まってきた。

き、きもちわるい・・!

でも驚く事はそれだけじゃなかった。

黒い虫達は飛び散ったベノムワイバーンの血液や血肉に群がり始めたのだ!


「な、何してるのあれ・・・?」

「あれは『毒吸い蟲』という昆虫で、サザンカお姉様のペットですわ」

「ペット!?」


サザンカさんは≪蟲使い≫というスキルで色んな虫と心を通わせる事ができるんだって。

サザンカさんは沢山の虫を飼ってて、あの黒い虫達もお友達なんだとか・・。

『毒吸い蟲』は毒が大好物で、体内で毒を浄化する性質を持っているとの事。

見れば『毒吸い蟲』達はあっという間にベノムワイバーンの猛毒を持つ血液や血肉を綺麗に平らげていった。


「これで後始末も楽々よ~」


おっとりした喋り方でいっぱい食べてね~と笑顔を絶やさないサザンカさん。

良い子良い子、と『毒吸い蟲』を片手に抱いて撫でてる姿は何というか・・・頭から離れなくなる光景だった。




「はっ!!!」


あ、マイム!

ベノムワイバーンが吐き出した毒霧をさっと避けてあっという間にベノムワイバーンの首を斬り落とした!

凄い!かっこいいマイム!!


『リタ!!』

「!あ、な、何ムゼンさん?」

『彼奴が何処かへ向かおうとしている!我らも追うぞ!!』


ムザンさんが見ている先を見ると、確かに一番大きなベノムワイバーンに乗っていたあの仮面の人は何処かへ降りようとしていた。

それを見たムゼンさんは私の腕から離れるとタタタッと走っていった。


「ま、待ってムゼンさん!!!」

「あ、リタ!!離れては駄目ですわ!!」


私はムゼンさんを追いかけ、そんな私達をモモ姫が追いかけた。





「ホムラ!」


戦いの合間を潜り抜けてシャクヤクがホムラの傍に来た。


「何だシャクヤク!お前は戦闘に向いてないから向こうで非難してろ!」

「どうしても伝えなくちゃいけない事があるんだよ!アタシの炎が見せたあの光景は、この事かもしれない・・!」

「!」


シャクヤクの言葉に、ホムラは眉を寄せた。


毒吸い蟲は少し大きめのスカラベのような外見をしています


閲覧ありがとうございます!

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