RE:5
さて、ヒントはこれからも出していくので、みなさんも翔君といっしょに、考えていきましょう!!
答えがわかったら、感想にでも・・くださいね。
結局、何も情報を得られないまま、今日の授業はすべて終了した。
・・・まともに授業・・受けていなかった気がする・・・ずーっと逢の事を考えていたからね・・
しかし・・・本当に俺以外・・・みんな、逢の事を覚えていないのか?
・・・もしかして、逢という人は・・・もとから存在しないんじゃ・・・・
などと一瞬考えてしまった。
逢が存在していたという・・・何か証明できるもの・・・ないかな・・・?
それがあれば、俺も・・・今みたいに変な事を考えなくて済むのにな・・・。
俺は下駄箱で靴を履き替えて、外へ出る。 「んん~っ」っと背伸びをして気持ちをリフレッシュさせ、校門をでた。ふと振り返ってみると、遠くに、俺が入院していた白い病院が見える。結構な高さの丘?・・・山まではいかないけれど、だいぶ高いところに、この町を見渡すかのように立派にある。
・・・あそこからの眺めは最高だったな。そう思って帰ろうとしたときだった。
「さてと、一緒に帰りますか~! なぁ? 翔!!」
達也が後から言ってきた。
翔:「あぁ、達也・・・か・・」 達:「なんだ? 俺じゃ不満そうだな?」
翔:「んなはずないよ。っじゃ帰りますか~」 達:「おぅ!」
そうして俺らは一緒に帰る事にした。
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事実、達也には悪いと思った。 「んなはずない」と言ったのは半分が真実で、もう半分が偽りだった。 本当は、彼女と・・・逢と帰りたかったから。
・・・けれど久しぶりに達也とも帰りたくなったから、まぁ・・いいよな・・。
逢と付き合ってから、達也と帰る事がほとんどなくなった。小学生の頃は、ほぼ毎日一緒に登校していたなぁ~と記憶が頭の中に流れこんできた。
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達:「そういや~さっき何ぼ~っとしてたんだよ? 校門のところで、」
翔:「あぁ、俺が入院していた病院って結構高いところにあったんだな~って思ってたんだよ」
達:「おいおい、昔っから高くて、眺めの最っ高で、白くて城みたいな綺麗な病院って言われてて有名だったじゃん。 もしかして、覚えてねーの?」
翔:「えっ!? マジで? ・・・いつからあの病院って、あそこにあるんだっけ?」
達:「おいぉぃ・・事故に遭って、記憶がグチャグチャにでもなったんじゃねえの? 俺らが小学生の時にはあったと思うけど・・・もしかしたら、翔が探しているっていう・・・・ほら・・、光逢さんってのも、お前の頭の中の空想人物じゃねぇのか? 事故に逢って、記憶と妄想か想像がごちゃごちゃになっちまったんだよ。・・・きっとさ、」
翔:「馬鹿な事言うなよ、一応いろいろ検査もしてるんだし、記憶障害はないよ」
達:「だよな。 ははっ!」
達也は笑っていたが、もしかしたら記憶障害ってのも・・・考えられなくは・・ないよな・・。
・・・・・・・・・
・・・・・
・・・・
達:「んじゃな! また明日!」 翔:「あぁ、じゃあな!」
途中まで達也と帰り、別れたあと、俺は急いで・・・走って家に向かった。
なぜかって?? ・・・・それは、見つけたからさ!・・・逢が存在しているっていう・・・いや、存在していたっていう証拠をね!
・・・簡単な事だったんだよ。”いた”事を証明するものなんて、すぐ近くにあったんだ・・・。
――――それは俺の家の、俺の部屋にあるものさ―――
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