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俺と私の交換日誌×東方project  作者: 凪桜
みんなで立ち向かえ
35/45

6章act8 悔しさと喪失感

久々の更新になります。

「姫様、御加減はどうですか?」

「ありがとう。良くなってきているわ鈴仙」

永遠邸に立ち寄れない今、私は姫様と共に慧音の家に居候していた。

「慧音ありがとう」

「いいんだ。困った時はお互い様、ほら妹紅」

「わかってるっての」

妹紅と姫様はあまり仲が良くないけど、慧音の建前だから何もしないはず。

慧音は普段は丁寧語だけど妹紅の前では中性的な話し方をする。

私はそんな慧音と妹紅を見ていると。妹紅は私の視線に何を察したのか

「今はそれどころじゃないんだろ?鈴仙。わかってる」

「え?ん、そっか」

「前に一揆が起きたろ?あれ結構怪我人も出たらしいじゃねえか」

「うん、一応治療とか行ったから大丈夫だと思うけど、大きな怪我人もいなかったし」

「ちっ。霊夢は何してんだか」

「…」

しょうがない。

今の霊夢に何を言っても届かない。

けどあの二人なら…。

何より私達だって、戦える。


「ちょっと外見てくるね」

「気をつけてね鈴仙」

「ありがとうございます姫様」


~~~

こうして里を歩いていても、意外と普通だったりするんだよね。

「…?」

あの人、何か変ね。

私はそいつを尾行することにした。

尾行すること一時間の間、そいつは団子を食べてお茶を飲んで里を出た。

まぁ私もお茶飲んだけど。


「どこへ行くの?」

私は指で銃を作り声をかけた。

「動いたら撃つわ。両手を頭に回し膝を地面に付きなさい」

答えはない。

「あなたは誰、答えなさい」

そいつはゆっくりと両手を頭に挙げた時、放水が放たれた。

「っ!?」

間一髪で避けた。

「どこへ行く?誰と聞いたか?」

男の声?。

そいつは姿を見せた。

「宿願を果たしに行くのだ」

魂魄妖忌!いや…

「星憑き!」

「左様。貴様らの言葉を借りるならばな」

妖忌は刀を抜き、衝撃波を放つ。

これは妖夢の技!

「邪魔立てするなら斬ってしんずるぞ兎の娘」

「っぅ…!」

殺気で肌が切られる感覚が襲う。

そして刀が振り下ろされるも何とか回避する。

私は瞳で妖忌を凝視する。

「ぬ?…ほぅ」

が、妖忌はそれを凝視してきたせいで私の反応が遅れた。

至近距離に迫られ、腕を捕まれ瞳を見てきた。

「いたぃ!」

「ふん、その瞳は儂らを狂わす瞳だな?」

「!」

「しかし残念だ。儂には効かん」

「試さないとわからないわよ!喪心「喪心創患」」

精神を破壊するスペルカード。

ちょっとはくらったのか身体の力が少し抜けた。

隙を見て引き剥がし距離を取った。

兎耳の銃を構え放つ。パラパラと命中し妖忌は鞘を掲げて防御姿勢を取った。

ここだと思った。

速攻でカタをつける!

「幻惑「花冠視線」!!」

巨大なリング状の弾丸を放つ。

「ぬ…ぬぉぉぉぉ!!」

妖忌は頭を抑えて地面に転がる。

狂気を何度も与えれば脳や精神だって無事ではいられない。

まるで患者に毒を流すように仕留める。

「さぁ、トドメよ」

けど私の言葉は止まった。

「!?」

腕を撃ち抜かれた。

すぐさま私は妖忌に視線を向けるとそこに妖忌の姿はなかった。

「どこに…」

いや、わかった。

でもダメだ。

間に合わない。

妖忌は私の真上にいた。

右手で刀を二本持ち、私の首を鋏のように切り裂いた。

「ぁぁっ!」

痛みだけ…とは言っても痛すぎる。

あまりの痛さに涙がでそうになるくらいだ。

「…い、ま…倒れてたはず」

「幽明の苦輪だ」

「妖夢の技…。もしかして、そうやって霊夢も騙してたのね」

「左様。貴様もここまでだ」

「……!」

妖忌の握る刀は紫の妖気を纏い掲げられる。

戦える…ダメじゃない。全く歯が立たないじゃない。


あぁ……ごめんなさい。



私…ここまでみたい。


悔しさと喪失感を思いながら目を閉じた。


6章end

ここまで読んでくれてありがとうございます。

6章はこれにて終わりです。

次回から7章になります。


ここまで読んでくれてありがとうございました

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