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俺と私の交換日誌×東方project  作者: 凪桜
みんなで立ち向かえ
33/45

6章act6 戦い方

こんにちは、いつもとは違う時間に投稿です

6章act6です

光の玉が宙を舞い、黒い玉が宙を舞いぶつかり合う。

勝負は劣勢だった。

俺は戦っていた。

「こんのぉ!!」

「おっせぇなぁ!」

バチバチと火花が散り俺は回避された技からさらにカウンターをもらった。

「ぐはっ!」

俺は膝を付く。

霊夢が叫び駆け寄ろうとするが

「龍太さん…!」

その足はピタリと何かに恐怖するように止まる。

俺は霊夢に声をかける。

「…大丈夫だ」

「……」

「大丈夫だから…」

俺は霊夢と射手座を探しに来ていた。目的の人物は直ぐに見つけることができた。名前はアーシェと名乗る黒い巫女で霊夢と同じ力を使うらしいとカオルから聞いていたがとんでもなく強い女だった。

「喰らえよ!」

アーシェは矢を数本放ち、俺も星座を象り光の矢を放つ。

「…お前のその力、よく見りゃ私らの力とそっくりだなぁ。だがチンケだな。全然使いこなせてない」

「………」

「図星か?手本を見せてやる。星の力ってのは、束ねて使うんだ」

アーシェの背後に大きな陣が形成される。その数6つ。

「!?」

「射手座は集めた力で敵を射ぬくんだ」

そして放たれる。

鋭く太い鋭利な矢が俺に向かって。

俺はかわしきれず撃ち抜かれて倒れた。

「……」

「はっ。なんだよもう終わりかよ。強そうと思ったら用無しの雑魚。よわっちいな」

アーシェは次に霊夢を見た。

「っ…!」

だがアーシェは見ただけで去ろうとする。

「なんで…?!…倒そうとしないの?」

「雑魚に用はねぇ。そう言ったろ」

「…………………」

アーシェは去ろうとしたが足が止まった。

「あ?んだ」

アーシェが手を地面に付いた。

得心顔でニヤリと笑う。

「なんだよ、まだ動けるのか。ハハハッすげぇなぁおい」

アーシェが再び射手座の力と博麗の力を振るおうとするが俺は

叫んだ。

「ぅぅぁぁぁ!!!」

「あぁ?」

地面を潰す。

覚醒する前の俺の魔法は万有引力。

つまり重力を操る力だった。

カオルとのリンクの力を全力で使い俺は空気を集めた。重力で集まった空気が電気を放ち始め、俺はそれを放つ。

電磁砲と呼ばれる圧縮砲だ。

だがアーシェは片手を前に構えただけ。

俺の一撃はそれだけの動作で受け止められてしまった。

「今のはよかった。けど私の一撃はお前が放つより倍の力だ」

そう言い黒い陰陽玉から黒い光が放たれる。

「やっぱり雑魚だな。

夢想、封印だ」

光が目前に迫り、俺の意識はそこで途切れた。



~~~~~~~~~~~~~



女の子が倒れていた。

頭にリボンらしき何かが着いた女の子が。

「お、おい。きみ大丈夫か!」

私はパチりと瞳を開き起き上がる。

「大丈夫なのかー。ΦΠΟΨは……♯〒&※は?…。私は…」

「????」

「ああ私は、私はなぁ。あぁ腹減ったなぁ。おりょ?目の前に人間。ひひひははは」

「な、やめろ!助けてくれ!!!?助け--」

そうして私は、その人間を喰らい尽くし、私に闇が覆う。ルーミアという人格は私へ変わった。いや、戻った。姿も子供の姿から本来の姿へ。リボンのように付いたお札が燃えて消える。

手を伸ばす。山羊座の星座の陣が展開する。

「こりゃいい力だ」

スーっと鼻から空気を吸う。

あの幼い巫女がいる。

…美味そうな匂いだ。

「思い出した思い出した。

また巫女を喰えるなんてなぁ。あぁ腹減ったなあぁ」


ひひはははと甲高い笑い声が幻想郷の夜に響いた。


~~~~~~~



あの時いた、幼い女の子だ。

目の前で、女の人が真っ黒い何かに食べられてそれを見ていた。

真っ黒い何かは幼い女の子を見た。


黒い何かが揺れた。

俺に見向きもしない。

そのまま黒い何かが女の子を食べようとした瞬間、俺は反射的に手を伸ばしていた。

その手は、黒いのに届いた。

そいつは振り向いた。


「みたな?」


~~~~~~~~


「うわぁぁぁ!!!」

「きゃぁぁぁ!!」


「…………」

「………………」

俺は飛び起きていた。

「わ、悪い」

「……びっくりしたわよ」

「ごめん。夢を見てた。アーシェは?」

「…去ってったわ。というかいきなり叫ぶ夢とか困るわ」

「悪いな。…ここは神社か?」

「うん…ずっと意識がなかったから運んだ」

「何日くらい?」

「1日も経っとらんわよ」

「そうか」

「ねぇ龍太さん…」

「なんだ?」

「……私の夢を覗いたわね」

その瞳は暗く、濁っていた。

「…やっぱり…霊夢の夢だったのか?」

「……」

「霊夢?」

「最近よく見るの…」

「………そうか」

「あんた、この前も…あの場にいたわよね。あれは、何…?」

あれとはきっとあの黒い何かのことだろう。

「…ルーミア。あれはルーミアだった」

「……………」

「姿はだいぶ大人びていたけどルーミアだった。霊夢は知らないのか?」

「知らないわよ…」

「記憶をいじられた可能性は?」

「誰によ?」

「八雲紫とかに。今この時、封じられた、或いは消された霊夢の記憶が起きようとしてるのかもしれない」

「…………可能性はあるかもしれない」

「じゃああの夢で見た、あの人は…」

俺はその続きを飲み込んだ。

霊夢もまたその先を口にはしなかった。

「とにかくあいつはルーミアだった」

「間違いないの?」

「ない。多分今の状況だけ見たら星憑きになってるのが自然の考え方だろうな…」

「とんでもない奴が敵になったものね」

「そうだな」

だが俺の頭にはもう1つ別のことを考えていた。

星の力は束ねて使う。

アーシェが言ったことが事実なら俺はまた強くなれるかもしれない。

「なんでへこたれないの?」

「え?」

「龍太さん。あの射手座に散々言われてたしそして負けた。私なんて…最初から用無しだなんて言われた。あそこまでやられて…言われたのにあんたは一度も」

「事実だからだ」

「…は?」

「俺が弱いのは事実だ。力を使いこなせてないのも事実だ。アーシェの言っていたことは正しい」

「だからと言ってあんた」

「もちろん、このままでいるつもりはないよ。けど少しわかった気がしたんだ」

「何がよ?」

「力の使い方」

「…………」

「それにアーシェと戦ってわかった」

「何がわかったの?」

「あいつは強さに固執してた。おまけにあいつは、いやあいつも幻想郷の人間じゃないと思ったんだ。多分何か理由がある。八雲紫に憑いた星憑きももしかしたら」

「な…!?敵に共感?龍太さん何言ってるのよ?」

「共感か…そうだな共感かもしれない。俺も強くなりたいから」

「なんで?」

「俺と一緒に飛んでるあいつはもっと強いからだ」

「………そこまで入れ込んでるのね。あっついわぁ」

「それがへこたれない理由とかじゃないけど、まぁそんな色々があって俺は大丈夫なんだ」

それを聞いた霊夢は小さく笑った。


「変な人。そういえば妖夢が双子座を倒したそうよ」

「え、マジ?」

「マジ。へカーティアに憑いててたらしいわ」

「へカーティア…」

宴会にはいなかったが、神の名だ。

そうかあいつ。勝ったか。

「嬉しそうね」

「あぁ、霊夢だって嬉しいだろ?」

言うと霊夢の表情は暗くなった。

「まぁ…そうね」

『私はどうしたら、いい』

そんな気持ちが伝わってきた。

「…。なぁ霊夢、明日ちょっと遊ぶか」


「………あー?」


いつもの彼女の返事を聞いたような気がして少し嬉しかった。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

主人公とアーシェが戦いましたが実力がありすぎる展開になってしまいました。

主人公ぼろ負けです。今後の展開が楽しみです。

霊夢の夢の正体が明らかになりました。

以前からフラグとして立てていた存在です。その回収ですね。

二次創作にもありますが大人の姿をしたルーミア、EXルーミアと呼ばれる存在です。

彼女の存在が物語をどう進めるか新たな展開になっていくと思います。案外何もなかったらすみません。

では今回はここまでです。

次回は6章act7です。

ここまで読んでくれてありがとうございました

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