表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

第三話   帰宅


 六時間目の授業が終わり放課後になると、帰宅部の高見はさっさと自宅へ帰った。

 自室に入り鞄を机のうえに置いて、ベッドに体を倒す。疲れを溜息で吐いた後、中島の可憐な横顔を瞼の裏に甦らせた。心地よい苦しみが胸を締め付ける。

 中島さん今日も可愛かったな。幸せな笑みが口に広がる。


「ミキなら女剣士なんていいんじゃない」


 中島の友人、サチがいっていた言葉を思い出す。

 はるか昔、高見がまだひとりぼっちになることに恐怖を感じていたとき、友達の話についていくためテレビゲームをやったことがあった。そのゲームに出てきた女剣士を、高見は記憶の奥から引っ張り出した。そんなスカスカな防具で大丈夫なんですかと、訊きたくなるぐらい露出度の高い格好をしている。

 高見は女剣士の顔と中島の顔を入れ替えた。目のやり場に困る姿の中島が、手が届きそうな位置にいる。

 高見は一旦、中島から目をそらし、自分に言い訳をはじめた。

 中島さんは動きやすさを重視して露出度の高い装備をしているのであって、いやらしい意味で俺は、中島さんをこんな格好で想像しているわけではないからな。

 納得のいく説明ができ、高見は妄想の世界へ足を踏み入れた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ