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第10話大きな扉

 

「ファイアーバレット!」


「アースウォール」


「ハァハァ、疲れた〜迅君手伝ってくれてありがとう」


 迅と打ち解けてから、1週間。


 今では、朝早くに一緒に魔法の訓練をする関係になっていた。


「あぁ、魔法の練習の手伝いくらい別に良いよ。言っただろお前は俺の命の恩人だ。けどよ、大輝の奴はエクスカリバーとか言う必殺技を持ってたんだな」


「僕も、初めてみたよ。あれが勇者の力なのかな……」


 明らかに僕より強い、迅を一撃で瀕死の状態にするなんて。


「チッ、勇者か。戦ったから分かるがかなり強い、さらにあいつには取得経験値を増やすスキルとかもあるからな。そういえば、歩は自主訓練までして頑張るのはなぜだ?」


「僕はみんなより弱いから、クラスの誰よりも弱い。だから僕は強くなりたいんだ、まぁダンジョンで死なないためにも訓練しないとね」


「弱いからか、そんなに弱いと思わないけどな魔力ならトップクラスじゃねぇか? あ、でもお前の卵まだ孵化してないよな」


「僕は魔力だけはあるからね。だから魔法を練習してるんだ。でも、僕の火魔法Lv2ファイアーバレットが迅君の土魔法Lv1のアースウォールに止められてるんだけど」


 ファイアーバレットを覚えるのにどれだけ苦労したと思ってるんだろう。


「まぁ、卵は気長に待つしかないよ」


「そうか、まぁ俺はステータスが元々高いからな。

 あー、それと俺土魔法が一番適性があるからだと思うぞ。だからLv低くても止めれたんだと思う」


「卵早く孵化するといいな」


「うん、気長に待つよ」


 ◆


「ふぅ、今日がダンジョンに向かう日か、これまで僕は頑張ったんだきっと大丈夫」


 それにしても、卵全然孵化しない!!

 なんで?ずっと、あたためてお世話してたのに。


「お? 歩じゃねぇか、ついに今日だな。歩もかなり強くなったし自信ついたんじゃねぇか?」


「そうだぞ、俺を頼ってくれても良いのに、迅を頼るんだからな〜まぁ、防御魔法が強いから攻撃魔法を練習したい歩には適してるのか」


 僕と迅が一緒に行動を始めて、はじめは何か裏があるんじゃないかと疑っていた聖も迅に今まではあった敵意がないのがわかると。


 今では普通に話す関係にまで発展していた。



「歩ステータスどうなったんだ今見せてくれよ」


「あ! 私も見たい歩ちゃんのステータス!!」


「うわっ、びっくりするからいきなり出てこないでよ」


 心臓が、いろんなドキドキでびっくりしてるから!


「ごめんね! それより見せてよ〜」


「うん、別に良いよ」


「ステータスオープン」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ・アサヒ アユムLv19

 ・種族 人間

 ・職業 魔物使い

 ・攻撃力D

 ・防御力D

 ・敏捷力D

 ・魔力A

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 スキル

 ・火魔法Lv2 ・短剣術Lv2

 ・回復魔法Lv2

 ・闇魔法Lv2

  ・罠解除Lv1

 ・逃走Lv1

 ・体術Lv2

 ・我慢Lv2

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 みんなの使えるスキルを教えてもらってたくさんのスキルを身に付けることができたと思う。


 固有スキルだけは、念のために隠蔽でかくしている。

 ちゃんと、隠蔽スキルのことも隠してある。


「お、結構成長したんじゃねぇか?」

「うん、スキルが三つの頃からしたらな」

「歩ちゃん頑張ったもんね」


「うん、みんなありがとうね」


 あと、聖?地味に僕のことをディスったよね。


「良いんだよ、これくらい。だから、歩が大成功をおさめた時は頼むな」


 聖、お前……それが狙いだったのか!


「そろそろ、みんなのところに行かないと遅れるぞ?お前ら」


「そうだね、歩ちゃん! これまでの成果を、皆に見せつけるんだよ!」


「そうだね。頑張るよ!」


 クラスメイト達を見返してるやると決意を改めて、僕たち四人はダンジョン前に集合しているクラスメイトのところに向かった。


「よし、集まったかお前ら! 今日はいよいよダンジョンに行くぞ。才能の塊の君たちでも死ぬ可能性があるからしっかりとついてくるように」


「「「はい」」」


 クラスメイト全員が王宮騎士団の団長ジェイルさんが放った死という言葉を聞き、それまでは騒いでいた人達までもが気を引き締めた。


 ◆


「よし、ここがダンジョンだ、付いて来い」


 ダンジョンは王宮から、馬車で半日ほど乗って向かった先の山の中にあった。


 ここがダンジョンか。時々魔物が出てくるけど前衛の大輝を含めた比較的良い職業の人達が倒して行くからなぁ。


 経験値が目当てなんだろうけど。


「歩ちゃんひまだね〜〜私回復担当だからすることないよ」


「まぁ日向がすることあったらだれか怪我してるってことだからいいんじゃない?」


「それもそうだけどさ〜」


 迅や聖、日向達と話しながら、ジェイルさんが進む道にしばらくの間ついていくと。目の前に高さ三メートルの扉があった。


「おーい、ここに大きな部屋があるぞ」


「こら!! そこを開けるんじゃない」


「ガチャッ」


「え? もう開けたんだけど」


「グギャーーーー!!!」


「なんだこの部屋は沢山のモンスターがいるぞ!!」

「おい、あれってドラゴンって奴じゃないか?」


「おまえたち早く階段を登ってダンジョンから出るんだ、戦闘が得意なものは食い止めるんだ」


 ひとりの馬鹿な生徒が開けた扉の中には数十匹を超える魔物がいた。


 目の前に現れた獲物を逃すまいとゴブリンからドラゴンといった様々な魔物達が僕たちに迫ってきていた。


「無理だよ、うわー逃げろ!!」

「どうかしてる、この数の魔物を倒すなんて」


 みんな逃げてる、僕も逃げなきゃ。


「おい、どけ落ちこぼれ!! お前はクズなんだから僕が生き残るためにあのモンスターの中に行って来い」


 な、この声は大輝か、ふざけんなよ。


「僕がなんで、犠牲にならないといけないんだ!!」


「うるさい、エクスカリバー!!」


「ドゴォーーン!!」


  な、壁が崩れて出口が!?


 くそ、ふざけんな!大輝の奴壁を壊して通路を塞ぎやがった。


 このまま、俺はここで死ぬのか?


 嫌だ!!


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