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悪魔王を倒す  作者: きなこだいふく
第1章 ハルト編
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プロローグ

 100年以上前の出来事だ。

 突如として、この世界に人の形をした絶望がやってきた。

 人々は皆【最悪の魔王】と言った。

 魔王は次々に人々や他の生物の命を無差別に奪った。

 殴る蹴る、武器を使った殺害、魔法を用いた攻撃等、様々な手段で命を奪った。

 魔王は自らの城を作り、そこにはコレクション部屋を作った。

 コレクション部屋では、今まで殺した者の死体を、トロフィーの様に飾り、毎日のように見つめてはニヤニヤと口角を上げていた。


 冒険者達や大自然に住む獣も立ち向ったが呆気なく返り討ちに遭い、人々はさらに深い絶望に沈もうとした…

 しかし、そこで5名の英雄が立ち上がった!

 魔導剣士 剣士 魔術士 僧侶 弓使い


 5人は作戦を立て、闘いに挑んだ。だが、一筋縄ではいかなかった……まさに奴は【絶望】そのものだった


 攻撃は当たったが、ダメージは通らなかった……彼らは、恐らく魔王の【スキル】によるものだと考えた。どうすれば止められる…


 英雄は考えた……一つ思い浮かんだ手段は、魔王を   【封印】することだった。


 封印はずっと閉じ込められる訳では無い、時間が経てば解放される。だが今はこれしか魔王の大虐殺を止める術は無かった。


 剣士と弓使いの犠牲を払いながらも封印は成功した、魔王はそう遠くない未来で復活する。その時に備えるべく、英雄達は一つの施設を創設した。


 【エネーシャ・剣術・魔法学校】


 その名の通り剣術を扱う剣士・魔術を扱う魔術士の育成を専門とする学校だ。

 魔王は最低でも80年後、遠くてその5年後の間には復活する。その時には自分達はもう生きていない、だからそれまでの間に、今以上の戦力を整える必要がある。


 そして80年後……


 自然の緑に包まれた小さな田舎村の一軒家から、大きめのバックパックを背負った1人の少年が飛び出てきた。

「行ってくる!」

 

 少年は焦った様子で、家を飛び出しありったけの速度で走っていった。

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