冒険に失望した【英雄の再来】と呼ばれた男は冒険者ギルドを捨て見習い魔法使いの少女に弟子入りする~凸凹師弟の英雄譚~
英雄譚に憧れて冒険者になったタオは、瞬く間に頭角を現わし、【英雄の再来】と称されるまでに至った。しかしそう呼ばれる様になったタオは冒険者ギルドの神輿として扱われ、貴族や商人の護衛等ばかりを任せられる中で冒険者に、冒険に対して嫌気がさしてしまう。「冒険なんてもういいんだ」失意の中冒険者ギルドを辞めたタオは当てのない逃避行を始める。そんな旅路の中、タオはアンジェという1人の少女に出会う。ただひたすら純粋に英雄譚に憧れ目を輝かせるアンジェを見たタオは、彼女なら自分の果たせなかった夢を果たせるのではないかと思いアンジェに弟子入りしてサポートする事を決意する。夢と理想に敗れたタオと、天真爛漫自由奔放に夢を追うアンジェ。これは凸凹な師弟が紡ぐ新約英雄譚