健太郎メモ+一章を終えての後書き
「俺の情報が引き出せるって言ってたけど、
もしかして、君と出会ってからの出来事は
データベース化されているのかな?」
『そうですね。
そういった所から
情報を引き出してもいますね。』
「よし!
それなら、今回の会話で分かったことを
少し整理するから手伝ってくれるかい?」
『はい!
解りました♪』
*【システムナビゲーション】
≪機能一覧≫
機能はその機能の内容を曖昧でも認識(認知)出来ていなければ詳細が不明になる。
・簡易認識統合:シスターシャと認識を簡易的に共有できる。共有できるのは浅い情報だけ。知識といった深い情報は共有できない。
補足―システムナビゲーション起動時に作動。
・高度認識統合:シスターシャと言語を中心とした認識を共有できる。共有したのは、契約上の必要性及び副次効果。
補足―システムナビゲーション高次元システムAIインストール時(契約時)に作動。
・情報引用:シスターシャは俺の脳から情報を引き出し活用する事ができる。引き出せる情報は、大まかな感情や断片的な物が多く、知識は引き出せない。出会ってからの映像記録は機能上においてはすべて引き出せる。
補足―システムナビゲーションの基本機能の一つ。本来はデータベース等に使用されるのが目的。
・翻訳:世界に定着している言語を日本語に翻訳することが出来る。翻訳されるといっても文字情報としてなので、融通が利かない。基本的に俺が知るにはシステムAIに読み上げてもらう必要がある。また、日本語から他言語に翻訳もされるが前述の通りなので、俺自身が口にする必要性がある等発音の問題の他、固有名詞に至っては翻訳されない。
補足―システムナビゲーションの基本機能の一つ。
≪関連付けされた機能≫
・アイテムボックス管理:高次元に設置されている亜空間の管理が出来る。
補足―おそらくシステムナビゲーション既存の関連付けされた複合機能。情報引用が関連付けされているため、収納した物の情報を管理できている。
・翻訳改:シスターシャが情報引用と簡易認識統合を翻訳機能と関連付けた。どうなるかは今後要検証。
全体補足:シスターシャは俺の代わりに【思考加減速】や【アイテムボックス】の操作が出来る。【思考加減速】は倍率変更可能。
*【語句】
・高次元生命体:輪廻転生の輪から解脱、涅槃に至った存在。悟りを開いて至っているかは不明。人間だけでなく生き物総てが高次元に至る可能性を内包している。また、人種以外の生き物で至った存在はこの次元に定着している数が多い。其々に役割・司っている事象がある。
・魔素:高次元を構成しているモノ。魔素からエネルギーである魔力が生成される。この次元においては高次元と繋がる場所が点在しており魔素が存在している。此方では生物を通して魔力が生成されている。また高次元には物質、延いては素粒子が存在しない。高次元においては主要エネルギーでは無い。
・高次元由来のエネルギー:通称〈SE〉。魔力の完全上位互換。能力値の〈Immortal〉はこの〈SE〉が供給されている状態を指す。過不足なく供給されており、俺には魔力が存在する余地が無い。また、俺はこの次元の肉体に依存している為食事を摂取しないと徐々に人間を辞めていく事になる。
・器用値:身体の制御を総てこなしてくれている影の功労者。但し、俺の今まで培ってきた常識や固定観念に因る枷が付いている為、各能力値を十全に発揮出来ない理由でもある。
あとがき
一章を終えた総括。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
一応、この作品について二章以降の構想はあるにはあるのですが、思いの外一章が綺麗にまとまってしまって二章以降の内容のクオリティがどうしても見劣りしてしまうと感じ、今後続きを掲載するかどうかにつきましては現在において不明とさせていただきます。勿論私自身、納得のいくモノが書けたと感じれば掲載させていただきたく思いますが…
最後に、この健太郎メモを掲載した理由に関してですが、私の拙い文章では理解に至らなかった方への苦しい説明の様なモノだと思っていただけたらと思います。
では、また掲載できる日を願って。 2016年2月21日12時投稿