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盗賊稼業も楽じゃない!  作者: 北極えび
第二章 ー古代の暴君ー
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砂丘へ

登場人物


リシュ・レーン 駆け出し盗賊

リティア・ウィンフィールド 姉御 背後からの刺客

シンシア・ルフィン パワー系プリースト 姐さん

アリッサ・ハーメイ 放し飼いサモナー かぴばら

ララ・ヘルミナ お子様メイジ 雨がっぱ 蝶

ジーン・トアロ 盾ありウォリアー

マリア・ヴェルナーデ ドリル

ジェフリー マシュマロボディ

ルーファス 大剣メイジ

ティアナ 意識高い系のプリースト

リリィ  トゲ 魔法少女 倍返し

ガルシア ヒゲ面

ウォーレン・ジーク シーフのマスター

日差しが次第に強くなり、眼前に砂丘が見えてきた頃

それまでバラバラに歩いていた俺達にマスターが足を止める様に言ってきた。


「こっからは俺が先に行く、お前達は数メートル後ろから来い

 あとリティアは殿、リシュは中央、トーチライトも忘れるな」


「は、はいっ、私がかけて置きます」


単に暑さで機嫌が悪いのかも知れないが、

マスターの半ば威圧的な言い方にシンシアは

自分の担当だと感じたらしく、焦り気味だった。


「随分慎重ね、シンシア、焦らないで大丈夫よ」


並び順でマスター、ジーン、シンシアの後ろについたララが

前にいるシンシアに優しく諭す様に話し掛ける。

俺の前にララがいて後ろにマリア、アリッサ、リリィ、姉御が最後尾だ。


マスターはジーンの5メートルくらい先の螺旋状の階段を歩いていたが、

俺はどちらかというとマスターの挙動より、

後ろから聞こえてくる女子達の話し声と内容が気になっていた。


”どうやら姉御はこの先に待ち受けている

 戒律別の回廊でマスターが何処に行くのか興味津々っぽい”


”いやまあ、言動と見た目から「混沌」だと思うんだけど、盗賊の頭だし”


「うふふ、知ったら驚くかもね

 ウォーレンはスキルの恩恵を優先にしてるから」


姉御達の話しにマリアが悪戯っ子ぽく笑いながら答えた。

って事はこの人はマスターの戒律を知っているのか


「おーい、お前ら、この先に湖あるんで少し休んでいくか?」


階段を降りて先行していたマスターの声の方を見ると、

俺達が最初に来た時にも休憩した大きな湖が見え始めた。


「おー、そうやった、そういえば湖があってんな」


初めてここに辿り着いた時にはジェフリー達が休憩した後だったなー

と思い出しながら湖の近くに行くと、

あの時とは違って色々なパーティが此処へ来た痕跡が残っていた。


「この様子だと、だいぶ盛況の様ね

 噂の化け物を倒しに」


畔で水を汲んで先輩達の所へ戻って来ると

様々なパーティが休憩した跡を見ていたマリアが呟いた。


「んじゃ、俺はもう少し先へ行くから、

 お前らは体を休めたら、追いついて来い」


「あら?もう行くの、そんなに急がなくてもいいのに」


ララの言葉に”フンッ”と怒り気味で返したマスターは

休憩後、先輩に先導してくる様に言うと、

あの流砂のある大きな広間の方へ続く道へ向かっていった。


お読み頂き有難うございます。

拙い文章ですがマイペースに更新しているので宜しくです。

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