そこにあった姿
床が落ちていき自分も落ちていく刹那そこには見覚えのある姿があった。
てかそんなことよりやばい、このままじゃ下の階に叩き落とされて下手したら...死ぬ...。
空中でなにもできない私は目をつぶった。
普通ならこのまま落下して床に衝突するところだったがそんなことは起きなかった。
「え、私無事なの?」
そこにはクッションの代わりかベットがあった。
そのベットが床との衝突を防いでくれたようだ。
「危機一髪ってところですかね、無事で何よりです」
やはり見覚えのある姿があった。
「...っていうか、なんであんたがこんなところにいるのよ!」
私は彼女に向かって指をさしながらそう叫ぶ。
「えぇ〜、命の恩人に向かってなんですかその態度は、そんなことより、まず言わなければならないことばがあるんじゃないんですか?」
確かに彼女の言うとうりだったが、なんか悔しいのはなぜだ。
「ゔぅ....あ、ありがとうございました!」
「全然そんな風に見えませんが、本当にそう思ってます?睨みながらお礼を言う人がいますか?」
「うっさいわね!お礼言ったんだからいいじゃない!」
「はいはいわかりました、どういたしまして」
あっさり流された。
「なんだか楽しそうね、私も混ぜてくれない?」
その声の主はさっきまで私に変な力で攻撃をしていた舞だった。
その問いかけに彼女はこう言い返す。
「嫌ですよ。 だってあなた、つまらなそうですから」
明らかに威圧して挑発しているような感じだった。
「それは...どうでしょうかねぇ?」
緊張感が張り詰める。空気がピリピリしているようだった。
舞はゆっくり歩き出し、彼女の力で原因で溜まった水溜りに手を触れる。
水が水しぶきを上げて暴れ出す。
蛇のようににょろにょろと一直線に勢いよく彼女・流花に向かって突撃する。
流花は手を振り上げ、前にかざす。
病室のドア、ベットなどその場周辺にあるありとあらゆる物が動き出した。
ありとあらゆる物は自由自在に飛び交い次々に水の蛇の頭を潰していく。
流花はニコッと笑いこう呟く。
「意外と大したことありませんね」
舞も笑いこう言い返す。
「あなたこそ」
一瞬の出来事だった。




