ある春の日
この作品は僕にとって初めての書く作品です。
不十分な点よくわからない点が多々あると思いますのでよろしくお願いします。
『それ』は突然現れた。でもそれは姿形がなく音もない。でも『それ』は実在し生存している。
息をしているわけでもない、何かを見ているわけでもない、何のためになぜ存在しているのかもわからない。でも『それ』はそこにいた。
例えるのならば...まさに神様。
この物語はそんな神様に立ち向かう少女達の物語。
私、天寺 岬はあることに気がついた。自分の前の空間が歪んでいると。歪んでいるとは言ってもいつもというわけではない。時々不意に起こる。初めはめまいだとか錯覚だとか大して気にすることはなかった。だが歪みは日々強くなっていった。
だとしても私はめまい、錯覚と思い、あまり気にしなかった。
今の季節は春、私は16歳になり高校生活二回目の春を迎えた。晴れて高校二年生へと進学した。
だが私にはそんなことはどうでもよかった、学年が上がるだけだと思っていたから。
わたしはいつものように今日も過ごした。無関心で周りとは接することなく、そんな高校生活を過ごした。
友達は作らない、めんどくさいだけだから。そう決めつけ周りとは壁を作った、案の定話しかけてくる奴はいなく自分の時間を邪魔されることはなかった。
学校帰りどこか寄るとか買い物をするとか、そんなことはしたことはない。家に帰っても特にやることはなくゴロゴロするだけだった。ご飯を食べ、風呂に入り、勉強をして、寝る。こんな生活のおかげで勉強で困ることはなかった。こんな生活でもそれほどつまんないわけではない、それなりに充実はしていた。
そんなある日、私の壁を越えようとしてくる奴が現れた。
「一緒にお昼食べない?」
クラスの女子だった。拒否するのも悪かったので私は
「どうぞ」
と素っ気ない返事をした。
「じゃあ失礼するね!」
それからは彼女のペースだった。
「好きなものはなに?」とかテレビとか世間話をするとかよくあるガールズトークである。
というか一方的な質問ぜめだった。
休み時間の終わる時間になる頃
「明日も一緒にお昼食べようね」
それからというもの彼女は私のところに来るようになった
毎日毎日お昼をいっしょに食べ、休み時間もいっしょにいることは多かった。
というかあっちから近づいてくるだけだった。
いつもとおなじく彼女は私とお昼を食べている。
私は突然こういった。
「なんで私に付きまとうの?」
彼女は笑いながらこう言った。
「だってあなたいつも寂しそうだったから」
「別にそうでもないけど」
「え!そうなの?私の勘違い?」
「うん、その通りだね」
彼女は少し驚く様子でしばらくしてこう言った。
「でも私、あなたと友達になりたい。 ダメ...かな?」
私は息を吐いてつぶやいた。
「別に..いいけど」
この時私は高校生活始めての友達ができた。
彼女に出会って一週間が経った頃いっしょに帰ることになった。私の初めての学校内の友達。
今まで1人っきりだったからやることもなかった帰り道が華やかに変わった。その日は高校生活初めての寄り道をした。初めて高校生らしいことをしたのではないか?そんな新鮮な気持ちだった。日も暮れてきて5時のチャイムが鳴る。
「そろそろ帰ろうか」
彼女はそう切り出した。春とはいえ夜になれば冷え込む、私は
「そうだね」と返事をした。
じゃあね!と言い、彼女は帰っていく。わたしはそんな彼女のうしろ姿を見送りながら今日のことを思い出していた。何だかとても嬉しかった。今まで忘れていたような感覚。彼女とは仲良くいたいそう心から思った。
「あれ?」
彼女のうしろ姿が歪んで見えた。まためまいかと呆れていた。今までの中で一番歪んでいた。次の瞬間、彼女の背中は捻れ血だらけになりその場で倒れた。




