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クズ勇者~クズの俺が顔面がクソ可愛い幼馴染と共に魔王を倒しにいく話~  作者: K瀬


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燃えてるじゃねえか!!俺の村が!!


俺の名は畜 生(ちく しょう)!

ただの村人だ。

まぁ、一つ他の人と違うとこがあるとしたら、とんでもなく【クズ】なとこかな。


それ以外はほんとに普通だ。別に勇者のようにつよいわけでもなく、魔法が使えるわけでもなく、ただ普通に生きてきた。


そんなある日のことだ。


俺が近くの町に出かけに行っていた日。

帰ってくると村が燃えていた。


「うそだろ、」


思わずそんな言葉が口から溢れていた。


「燃えてるじゃねえか、俺の村が!」


こんな状況でも俺はクズだ。


村には家族も幼馴染も友達もいる。

しかし、俺の中でこのまま見捨てて逃げるという考えが頭をよぎった。

正直逃げてもいい。


なによりも俺の命が一番大事だ!!


ただ、幼馴染は顔がめちゃくちゃ可愛い。


そうだ、幼馴染だけ助けて逃げよう。

恩を売って俺の嫁にしよう!!


ということで村に戻ることにした。


________________


熱いマジでクソ熱い、戻ってくるんじゃなかった。


村に入ってすぐ後悔した。

まぁ仕方ない、可愛い顔面の嫁を手に入れるためだ。


とりあえず一応家だけは見に行くかという謎の心が発動し、

俺は自宅に帰ってきた。


家に帰ると半分生焼けの母がいた。

優しい母の顔は黒く焦げ、床に倒れうめき声を上げている。


「うわ、これ、たぶん助からないやつだな。すまん母さん」


そういってその場を後にした。


俺はクズだ。母親すら見捨てる。


自宅を出て周りを見ると黒い塊が四方八方にある。

これ全部が元は村人なのだろう。


「しょう!!生きてたのか!!早く逃げろ!!」


声が聞こえた。父親だ。全身にやけどを負いながらモンスターと戦っていた。


「ごめん、やることがあるんだ父さん」


俺はクズだ。


父の言葉を無視して俺は走って幼馴染の家に向かった。



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