↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/50

1話:全ての終わりと渚のやらかし

初めまして、作者のオタそーです。幼い頃からずっと温めてきた、自分だけの無双ファンタジーストーリーの連載を開始します。宜しければ皆さん応援お願いします。


とある幼稚園、僕はみんなとは違って、魔法も使えないし、何も出来ない弱い子だった。そんな僕が起こしたたった一つのやらかし……それは……


僕は渚。か弱い幼稚園児。年齢は5。今日は日差しが強くて眩しい日。僕は暇つぶしに外に出て探検していた。


ガサガサガサガサ


誰も近寄らないような。広場の端の茂みから音が鳴った。猫か蛇かな。


ガッ!


僕は茂みを蹴る。


渚「何かいるなら出てこいよ。」


すると、茂みからカサカサと何かが出てきた。8本の足……気持ちが悪い目


渚「……きも」


僕の口から出てきたのはその一言だけだった。潰してやろう。そう思った。


そんな時……空から光が差し込んだ。眩しい


渚「なんだ?」


?「そなたに力をさずけよう。奴は潰すと毒が溢れて危ない。君に化け物駆除をお願いしたい。」


渚「なんで僕が?」


?「たまたま見つけたからじゃ、とにかくお願いしますよ?」


たまたまって……僕なんかが


?「世界は今。危機に陥っている。そなたしか頼れる者がおらん。とにかく。力をさずけるからな。」


カァァァァァ!


その瞬間……僕の体が発光する。暖かい感触。まるで体が燃えるような。熱い。


という訳で、僕は何故かへんなやつから力を授けられた。これが全ての始まりだったんだ。


?「何ちてるん?」


光が収まった芝生に……トコトコと歩いてくる影があった。こいつは……


渚「生まれつき魔法使いの天才、星螺君か!」


星螺「すごい光が見えて、びっくりしたんだよ。そこにい

る8本足……危険だから離れた方がいいよ。」


星螺は8本足を指さし、僕に距離を取るように促す。星螺は、木の棒を構える。


星螺「渚、ふたりで戦おう。皆を守るんだ。」


渚「そうだね!」


体が暖かい。燃えるような感覚が再び呼び起こされる。


タッタッタッ!


星螺がステップを踏む。そして木の棒を振る。


星螺「星術……キラキラ!」


その掛け声とともにたくさんの小さな星が、8本足を呻かせる。


8本足「キィーーー!」


渚「いこうか。太陽波!」


へんなやつから授かった僕の燃えるようなエネルギー放つとあたりが、一瞬熱くなる。


8本足「キィー!!!」


8本足が焼ける。燃えてチリかすになった。


渚「弱すぎな!」


星螺「やったね!渚!」


地面になにかがある。黒くて不思議なオーラを放つ球体これは……?


星螺「これは闇玉だね。闇の力を成長させる。これは僕に頂戴。」


8本足が居なくなったあとに残った真っ黒な球体。星螺はそれを拾うと、こちらを見つめる。


渚「あげるよ、しかたがないから」


僕は仕方なく親友に黒い玉を譲った。


星螺がいると、なんだか安心する、理由は分からないけど。不思議だな。


渚「最高のチームだな。」


この時はまだ、あんな悲劇が起こることを知らなかった……僕がへんなやつから力を授かった……これがあんな事態を巻き起こすなんて……思いもしなかった。


なんだあいつ!二本足の化け物が出たぞ!


日が沈みかけた夕暮れの幼稚園に……明らかに似合わない角を生やした二本足の化け物があらわれた。


僕と星螺はいつも通り、星螺とともにへんなばけものを倒してたんだ、だけれど今日現れたこいつはわけがわらない。きもいし、でかいし


星螺「わけがわからないよ。気をつけよ」


星螺もさすがに警戒をしている。星螺にもわからないんだろう。


渚「早く倒そう」


じわじわ近づいてくる二本足……かてるとわかっているのに何故か鳥肌が経つ。今までとは桁が違うような。


星螺「わからないけど、倒そう。皆を守るためにさ。」

僕らが戦うことを決意したその瞬間。風が靡く。誰かが来た。


「そいつはうしおにの子の姿かな。ランクはDくらい。危険だけれど、3人いれば勝てる。」


「「誰?」」


僕と星螺が同時に後ろを振り返る。そこに居たのは。僕らと同じ幼稚園バッチをつけた大人びた女だった。


渚「だれかな?」


星螺「ゆいな?」


星螺は名前を知っていたのか、僕は初対面だから分からないけれど。


女は綺麗な髪を靡かせて、星螺に視線を向けた。


ゆいな「そうよ。私はゆいな。良かったら私を仲間に入れてよ。いいよね?」


星螺「もちろん。」


渚「いいよ。」


僕らに新しい仲間が増えた。安心するような。もやもやするような。


ゆいなは合流してから、あの化け物を睨みつけた。


ゆいな「恐らく……あいつの弱点は……角ね。角を狙いましょ。」


星螺「わかったよ。」


星螺が前に出て木の棒を構えた。


そして……


星螺「星術……魔光線!!」


辺りが光った……!


木の棒から眩しい光が化け物に向かって放射される。化け物の角にピンポイントであたり。焼き焦がした。


牛鬼「ぐァァァァァ!」


あまりもの痛さに化け物の動きが止まる。


ゆいな「今のうちよ。」


ゆいなが1歩前に踏み出し。小さな手をかざした


……その時だった。


辺り一面が黒く覆われる。何事か?


僕らは辺りを見渡した。


ゆいな「黒魔術……」


ゆいな「魔呪」


ガシャァァァァァン!!!


空間から鎖が現れて化け物を縛り付ける。それだけではなかった。化け物の周りに謎の英数字が渦をまく。


ゆいな「ダークネス。」


ゆいなが冷静にその言葉を唱えた瞬間。鎖と英数字がなくなり、化け物の体をドロドロの液体に変えた。


渚「臭いきもちわる」


星螺「うっ」


当たりを異臭が漂う。だけれどすぐに収まった。


渚「やるな。ゆいな」


ゆいな「たまたまよ」


ゆいなは髪をかきあげてそう言い放った。


渚「今日はどんな敵がいるんかな〜 」


ゆいなちゃんが仲間になって数日。僕たちはいつものように、幼稚園の庭で、悪退治をしていたんだ。


仲間ができた安心感で僕はいつもよりお気楽に退治をしていた だけど、僕の隣を歩いていた大親友、星螺が急に立ち止まった。


星螺「……すごい魔力を感じる、嫌な予感 」


生まれつきで凄まじい察知能力を持つ星螺が言うことだ、僕も警戒をした方がいいだろう


ゆいな「特ランかしら……」


ゆいなちゃんが、目を細め、呟く、特ラン…一体なんなんだろう…。


解説 「特ラン」それは高ランクであるB〜S級の化け物の中でも、空間変動や温度変化など、普通はありえないような能力を持つ個体を示す。


渚「やばいよ〜っ 」


グォォォォォォォンッ!!!!!


地面がうねるような、凄まじい咆哮が辺り一面に響き渡った、間違いない、今までとは違う。圧倒的な猛者だ。


渚「戦うよ、絶対倒す……! 」


恐怖を押し殺し、僕は前に立つ、モゾモゾと動く8本の足が非常に不気味で、僕を動けなくする…でも、やらなきゃ、僕が役立たないとどうするんだ…! 僕は胸を張った


星螺「っ……絶対強い、こいつ! 」


ゆいな「私は罠を仕掛けるわ。2人は時間を稼いで!」


ゆいなちゃんはすぐに自分の魔力を駆使して、辺りに沢山トラップを仕掛ける しかし、魔巨大蜘蛛は、特ランなんだ。 巨大な蜘蛛は赤い目を光らせるとこちらに突進してきた、罠なんて、意味がなかった、全て破壊してこちらへ向かってくる その巨大な蜘蛛の標的は…罠を仕掛けたゆいなちゃんだったのだ…!


ゆいな「え、っ!? 」


自分の完璧な罠が破られ、思考が止まる、そんな彼女に軽トラック並の巨漢が、ぶつかりそうだ…!


ゆいなちゃんが立ち止まった、余裕もぶっこけさえしなかった その時だった…!


星螺「危ないっ!!! 」 光を巻き込み…体を光らせ星螺が飛び込んできたんだ!


星螺「星術、クルクルスター! !!」


星螺が放ったのは超強力な回避魔法…! 星螺は空中で綺麗に回転するとゆいなの方へ突っ込む、ゆいなを抱き、巨大蜘蛛から離れる! ビュンビュン! 星螺はゆいなちゃんを優しく抱き抱えたまま回転、近くの砂場に着地する…!星螺がゆいなを見つめる…


ゆいな「せ、星螺……っ !」 怪物に襲われず、1人の少年の腕の中にいたゆいなは鼓動を高鳴らせ…星螺と見つめ合う。 ゆいなちゃんは、いつものクールなキャラを忘れて、星螺の行動に激しくときめいていた。


星螺「無事? さぁ、戦うよ!」 だけど星螺はただ味方を救っただけ、だから、何も気にせずにゆいなに声をかけるんだ…!


ゆいな「う、うん……! 」


星螺は即座に華麗な魔法を連発し、巨大蜘蛛を弱らせていったんだ…!


渚「いくよ…灼熱太陽波っ! !」


ドォォォォン!!


僕が手に込めた太陽エネルギーをぶっ放つ!凄まじい音が鳴り響く


…気がついただろうか? 星螺には「星術」があり、ゆいなちゃんには「黒魔術」がある。2人には美しく洗練された系統魔法があるんだ。 だけど、僕にはそれがない。僕はただ、自分の中に溢れ出す正体がわからない太陽エネルギーを打っているだけの個性がない子供なんだ それでも、


僕の太陽波をまともに喰らった魔巨大蜘蛛は恐れ、怯んだ。


ゆいな「黒魔術、魔光線っ!! 」


ゆいなちゃんがすかさず、魔巨大蜘蛛に向けて闇の光線を撃ち抜く、巨大蜘蛛の頭が燃える。


渚「もう一撃、太陽波っ!!! 」


僕は太陽波しか使えないんだ。知識も魔力も弱い だからこそ、ふたりが繋いでくれた技を僕が、無かったことにするなんて絶対あってはならないんだ。


ズドォォォォン!!!


星の力と魔の力そして太陽の力全ての火力が合わさり、あの凄まじくでかい魔巨大蜘蛛を無事に倒すことに成功したんだ!


渚「やったっ!! 」


ゆいな「やったわね……」


星螺「よかった……! 」


特ランを倒し…疲れながらも笑顔を忘れない3人…! 最高の親友がいて最強に強い味方がいて…幸せだなーとこの時はただ思ってるだけだった…


あの日、魔巨大蜘蛛という強すぎる特ランを倒したのに、僕らは笑い合わず…ひたすら沈黙が続いていた…。


星螺「…」


星螺はただひたすら自分の拳を見つめている…どうしたんだろう、僕らの和に入ろうとすらしない


ゆいな「星螺…今日元気ないわね…どうしたの?」


周囲を1番見ているゆいなちゃんが呟いて心配をする。


星螺「い、いや、なんでもないよ…」


小さな声…誰がどう見てもなんでもある反応だ…、


渚「なにがあったの?僕友達でしょう?話してよぅ!」


僕がたまらなくなり、星螺の肩をひたすら揺さぶるその 瞬間…星螺が僕の手をはじいた…


星螺「…何もないから話しかけるな。」


冷たい拒絶…僕の声は星螺には届いていなかった…なんで、なんで? スタスタスタ 僕らの沈黙を引き裂くように黒いスーツの若者がゾロゾロ幼稚園にたち入る


?「星螺くん。そろそろ行こうか。もうお時間が来たようだ。」


ゆいな「待ちなさい!星螺は連れていかせない!」


ゆいなが立ち塞がる


渚「やだよ!星螺は僕達の友達だ!どこにも連れて行かせないから!」


僕らはひたすら抵抗する。


?「無駄ですよ。こちらは星螺くんの親に許可を貰っていますから」


ゆいな「ひっ!お、おやっ?!」


ゆいなの短い悲鳴が響く…


渚「え…お母さん達が…?」


子供にとって全てである親の権限…星螺くんのお母さんが…!なんで…!なんで…


星螺「ごめん…。さよなら。」


星螺はもうこちらも見ず、ひたすら歩みを止めない、僕らは崩れ落ちながら星螺を見送った……。


渚「…僕、裏世界を開くよ、裏世界を開いて星螺を探さなくちゃ」


星螺が連れ去られたあの日の夜、僕はひたすら星螺を探す方法を考えた。普通の手段では大人には届かない… な、なら…


ゆいな「そんなの無茶よ!リスクがデカすぎるわ!させない!」


次の日、幼稚園の庭で僕の案を聞いたゆいなちゃんは僕を止めようと叫んだ。…が


渚「い、いやだ!僕、僕は絶対星螺を救い出すんだ…!」


ゆいなちゃんの言葉なんて僕にはもうと、届かない…ぼ、僕はただ、大好きな親友にまた会いたいだけなんだ!な、なにがわるい!!


バリィーーーーン!


世界の壁が破れて、裏世界の魔物が街に溢れ出す、それが全てのやらかし…渚の罪だった。


ゆいな「渚…っ!」


僕がやらかした罪の大きさにゆいなちゃんは離れていった、別に喧嘩をした訳じゃない、お互いこのままがいいような、…僕が反した罪の気まずさがお互いを、引き離したんだ…。 気づけば僕らはお互いの声が届かないほど遠縁になっていた。


それから、楽しかった幼稚園が終わりを迎えた、桜の雨が降り注ぐ中、僕は近くのごく一般的な小学校に入学した。


「はぁ…」


ランドセルを背負い歩く通学路…僕の隣には誰もいない、笑顔で笑いかけてくれたあいつも、クールにツッコむあいつも… 僕は1人だった。


自分のせいで裏世界が開き、世界を更に危険にしてしまったこの罪は…重い…、僕は涙を堪えながら、ひたすら孤独を噛み締めていた…。


?「おーい!おはよ!」


明るく響く声、その子は短く髪がカットされ、かっこよくワックスで固められた七三分けだった。


渚「えっ?」


?「今日から隣ん席だからよろしくな!」


渚「あ、う、うん!よろしく!」


ただ会話を返しただけ、そう、僕の孤独は変わらないのだ…。


渚「ふぅ…」 僕はため息を着いた。


王城:朝の光景


?「今日の俺、マジで無敵だな!」


少年は髪を整え、自信に満ちた笑みを浮かべた。


?「あら、ふふ……お兄様、その自己評価の恐ろしいほどの高さは相変わらずですのね」


お嬢様が優雅に挑発する。


?「へっ! 俺は最強になる男だからな! 見てろよ!」


少年は鏡の前でバク転を決めた。


?「うふふ、本当にお元気ですこと。まあ……精々お励みになってくださいまし。わたくしは見守っておりますわ。もちろん、遠く離れた場所から」


お嬢様は凄まじいほど口が達者だ。


?「お前、余裕ぶっこきすぎだろ!」 少年は冷静さにちょっと腹立てながら言い返す。


?「はぁ……お兄様、少しは自制というものを学ばれてはいかがですの? 見ているだけで疲れてしまいますわ。 ( - - `)」


少女は呆れた視線を送る。少年は変装もせずに出ていき、庭園を横切り、白馬にまたがる、魔物狩りへと向かう。


一方で、少女は黒いパーカーに身を包み、顔を隠して、執事に見つからないように城を抜け出した。 ふたりは本当に一筋縄では行かない。


少女「見つかったら面倒なことになりますわ。さて、このレディも戦いに加わるといたしましょう」


ゆいなと渚はフェンリルを相手に苦戦していた。


ゆいな「まずい」


渚「むりだ、」


まさにその瞬間だった!


?「あら、ふふ……お二方、大丈夫ですかしら?」 ?


「ごきげんよう。予定しているお茶会の時間まで、少し お相手をして差し上げてもよろしくてよ」


フェンリル「俺を煽るか? 地獄を味合わせてやろう、このちいさな小娘が!」


?「あら、そちらのような平民の分際でそのような口をきくなんて……一生後悔させて差し上げますわ。うふふ……生きる権利のない獣さん」


一瞬にして、謎の少女がフェンリルを切り裂いた。 フェンリル「アオーーーン!」 ドサッ。


?「踊りましょう? おや……もう息絶えていらっしゃるようですわね。おーほっほっほ! 」


ゆいな「あなたは一体、、何者?」


渚「強すぎる、、、」


?「うふふ、 わたくしは名乗るほどの者ではございませんわ」


ゆいな「名前だけでも」


渚「……!」


?「秘密ですわ。いえ、国家機密ということにしておきましょう。もしまたお会いすることがあれば、その時はお名前を教えて差し上げるかもしれませんわね」


?「おや、少し長居しすぎましたわ。それでは失礼いたしますわ!」


少女は姿を消した。


だが、、彼女が立ち去る瞬間、フードが滑り落ちた。 ほんの一瞬だけ見えたその素顔は、息をのむほど美しい少女のものだった。洗練された口調とは反対に、その容姿は幼く、そして輝いていたんだ。 輝く瞳、白い肌、そして金髪…… 彼女はまるで、おとぎ話から飛び出したお姫様のようだった…。


渚「ぼー……///」


プロローグご覧頂きありがとう御座います。宜しければブックマーク、リアクション、コメント等して頂けたら、執筆のエネルギーとなりますのでお願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。