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おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
3章 調味料が欲しいです
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うっ!どーん!

相も変わらず饂飩です。


ユニークが5000アクセスを超えていたので記念にと思いまして、ガンモのモデルになった我が家の愛猫の、我が家に来て半日目の写真を載せておきますね。


ユニークアクセス5000件突破記念挿絵?挿写真?

ガンモのモデルになった我が家の愛猫の子猫時代の寝姿です。


挿絵(By みてみん)

可愛いでしょ、でもこの時に結膜炎で目が塞がり猫風邪で鼻も詰まっていて、喉に怪我してたんですよ。





 カンタ君と試食会が終わったけど、なんか納得いかなくて、もう一度切ったうどんを茹でてみる。今度はゆで時間を少し短くして7分ジャストでザルにこぼして冷水で締めてみた。


「おっ!これくらいなら良い感じじゃないかな?」


何もつけずに1本食べてみたら、カンタ君も1本引き抜いて食べてくれる。


「おっ!さっきよりコシがある!ブヨブヨしてないね、オイラこっちの方が好きだなあ。味は無いけど。」


味なんて小麦粉と少しの塩味だろうよ。そこは後で作るから気にしないでと言っておいた。


「案外あの作り方で良かったのかもね、少し粉っぽいけど十分食べれるね、これなら。」


後は水棲アルラウネさんのお風呂の残り湯を煮詰めた昆布出汁もどきと、日本から買ってきたカツオ出汁の素を合わせて……


カンタ君にもう一度試食してもらったら、鬼さん達ってカツオ出汁って大丈夫なのか?草食だろ?って聞かれた。


「薬扱いで卵とか口にしてたらしいから大丈夫じゃないかな?聖域の生き物を殺して食べるって訳でもないし。それに弱肉強食の世界から持ち込んだ物だし。」


まあそうか、あんまり気にしたらダメだな、ってカンタ君も言ってる。あんまり気にしたらダメだよと、俺も思う。



 カンタ君と二人で、鬼さん達の集落に到着した後に巫女鬼三人娘?……に昨日他の鬼さん達に持って来て貰った海水を煮詰める作業をお願いした。

残りの人達は、うどん生地を作る作業だ。


塩は備蓄分をほとんど放出した。ぬるま湯は一瞬で出来るから問題ない。


饂飩の生地を作り始めてから、鬼さん達って食べ物を扱う事に真剣だなと思わされた。


だって手伝いをする子供達ですら小麦粉で遊ばないんだもん。俺の、昭和の日本に住んでた時の子供時代だったら確実に顔にまぶして遊んでるぜ。


そんな所は、文化の違いなんだなと思う。郷にいればって言葉が頭をよぎるね。


因みに、農作業をしてなさそうなのは何故かって言うと。大地豊穣と言うギフトを起動しっぱなしにしてあるからなんだ、俺から漏れだした神気を勝手に肥料として吸収してくれてるんで追肥なんてしなくて良いし。


雑草アルラウネさん達や稲や野菜に付く虫たちも、ちゃんとお互いが枯れないように、植物達の身体を奪い過ぎないようにお互いに配慮しながら生えてたり、遊んだりしてるから問題が起きることも無い。


そこはセジロウンカだった前世やヨウトムシだった前世が役に立っている。

ちゃんと話せるってありがたい。と言うか、虫たちも俺やカンタ君から漏れだした神気を吸収してるから食べなくても余裕で生きて行けるからなんだけどね。



 試作の時は、神力で時間を進めた熟成だったけど、今回は自然に熟成してみる。と言うか鬼さん達が力強すぎて、かなり早く生地を作るのが終わってしまったからなんだ。

踏む?そんな事しなくても、子供の鬼でも100kgくらいある裸石を持ち上げる腕力があるんだから、不必要だったよ。


あんまり麺食文化がなかったようで、薄く延ばしたり細く切っていく作業を目を輝かして、ワイワイ騒ぎながらやっている濃い顔の鬼さん達が微笑ましい。

1人だけ無言で真剣な顔になってるアオさんの切った生地は、添え木もしてないのに、真っ直ぐで均一に太さも揃ってて、機械かよ?ってくらい整ってた。案外麺職人に向いてるのかもな。

饂飩の麺の形になったから、少し時間を置いて、熟成させよう。


 暇な時間が出来たので自転車もどき構想を木工が得意な俺主導の元に計画してみる。

浮くんだから車輪は不必要だな、前に進むのもスキルで出来るから不必要だな。と言うことで車輪や、ギヤは作らないし、足を置く所もオートバイみたいなステップを付ける事にした。


サイズが巨大になるのもなんなので、鬼さん達にスキルオーブを作ってあげて、身体収縮を覚えて貰った、平均身長が3.8mある鬼さん達が身長1.7mくらいまで縮む事の出来る便利なスキルだ。


大まかな構想は出来上がったので、午後から作ろうかな。木材なんて大量に余ってる(自宅の床下に)んだからさ。


1時間ほど熟成させた麺を湯掻く作業をカンタ君に腕時計を渡してお願いしておいた。


その間に、うどん出汁を作らないとな。


水棲アルラウネさんの残り湯を煮詰めた昆布出汁もどきを沸騰させない程度に温め直して、そこに枕崎市で購入してきたカツオ出汁の素のパックを2つ投入する。


うわあ、この香りってなんだ!なんて騒ぎ始めた。

へへへ、美味そうな匂いだろ。

でもアミノ酸の説明は、やめておいた。なんでかって言われたら、先に食いたいからさ。

朝から何杯目になるんだろう、俺とカンタ君は。


刻みネギしか入ってない、素うどんが昼を回る直前くらいに出来上がった。


出来上がったお饂飩さんを食べた鬼さん達、箸を使う文化だったのが良かったのか食べるのに問題は無さそうだ。


全員無言だな。そうだろう、そうだろう。言葉に出来ないだろ?


やっぱり饂飩は美味いよな。


なんか毎日アクセス件数を見るのが楽しいです。

2千件を超えてる日や500件以下の日など色々ですが、毎日数十万のアクセスをされてる作家さん達だと100件以下の上がり下がりなんて気にしないのかな?とか考えてしまいます。


1日100アクセス行けば満足だな。と思っていた初期の頃に比べたら贅沢な悩みな気がしますけどね。


読んで頂いて、ありがとうございます。

猫好きの方の為に、ガンモのモデルになった愛猫の子猫時代の写真を載せておきました。


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