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第12話 教えて!リコちゃん

 ささやかですが恋愛要素が加わりました。


「バジルは死んだ」


 開口一番そのセリフかい。いや、全く同感だけど。その表情からすると私と同じ気持ちだと見た。


「そして骨っ娘リコちゃんとして新たなる人生を送るのだった。……死んだ存在に新しい人生ってのもおかしいような? いや、そうでもない? 元々バジルちゃんは死んでいないし、でもあの世にいて……」


 あれ? 皆、死んでいるからここにいるんだよね?


「ややこしいけど、死者と生者の境界が無くなっているのは事実。地球だけが線引きされた状態なの。もっとも、地球の状態こそが正しいんだけど……」


 おぉ、どうやら外に目を向けて考え出してくれたようだ。よしよし、回復への道を数歩進められたね。


「創造大失敗だっけ? 奴らの目的から考えても失敗?」

「中途半端って認識かも。知らない事が多すぎるし、この事はしばらく放置。それより、ミントの弟子か……。私はメリッサという人物を知らない……ん? 人、だよね?」

「人じゃないの?」

「いや、動物が神獣になった後に神になった例もあるし、人の姿を取るようになった例もあるから、人間以外の生物である可能性が捨てられない……」


 “神獣” とは “神から直接仕事(使命)を与えられた人間以外の生物” の総称なので、神とは違うんだったな。で、神獣が神になることもある、と。

 おおう、その線は確かに捨てられん。でもやっぱり人扱いでいいと思うよ。だってあの色ボケな行動は、どこまでも人間のメス臭いもん。動物のメスって、オスに対してめっちゃクールなのよ?


「……バジルちゃん、いや、リコちゃんに後で聞いとく。それより元々ミントはどんな人物だったの?」


 いい機会だから本当のミントの事も聞いておこう。


「……確かに “清らかさ” 第一ではあったよ。ただ自然の美と人工の美は区別していたし、片方を否定することもなかった。人前では慎み深くて、あんな露出の多い格好は絶対にしない。ビキニの水着すら嫌がる子だった」

「ふーむ、よくある良妻賢母タイプ?」


 良妻賢母って能力の保証であって、人格を保証するものじゃないんだけどね。まあ人物像を尋ねる時に便利な単語だから、よく利用しちゃうんだわ。


「そう見えるように振る舞ってるだけ。さっき “人前では” って言ったでしょ? あの子は “年に一度、誰にも侵入されない場所で丸一日、たった一人で全裸で過ごす” って習慣があったの。要はストレス解放ね。解消じゃなく、発散でもなく、解放」


 え、隠れ露出狂っスか?


「……付け入られる原因や、色ボケ行為を受け入れる下地はあったって事?」

「あったんだよね。それでも、私を裏切る子じゃなかったって思いたかった。やっとその事について真相が判明してスッキリした。もちろんミントの事も怒ってないし失望もしていない。……誰だって困った癖の一つや二つ持ってたんだし。神としての仕事に支障が無ければ問題にしなかったし。うん……でも、あれはやっぱり悲しかったな」


 だよね。あれは物理的にも精神的にもひどい。


「穴だらけにされて、踏みつけられたよね。ユニコーンに」


 ミントの意志でなく、メリッサの行動なら救われる。口にはしないけど、事実への戸惑いと悲しみの混じった表情をしていたよね。


「……」


 今、何か呟いたような? 気のせいかな。


「……何でか知らないけど、見てた記憶があるの。ローゼルって名前も引っかかるの」

「あなたは完全に新しい魂。でも無から魂は生まれない。ほんのわずかな粒が集まり成長し、ようやく小さな魂が出来上がる。あ、そうだ、ローゼルの姿は……これ」


 ローゼルの姿が映し出される。

 え、むっちゃド・ストライク。正統派美形で美形オーラ、バシバシ放ってる。

 ちなみに、生前の私はどうも本能である程度の人柄を見抜いていた節がある。好みの美形のはずなのに全く食指が動かなかった場合、ロクデナシである事が後に判明する確率が100%だったのだ。

 今、素直に好みや~と思えているので中身はきっとまとも。てゆーか、何だ? 私の中の何かがどこかが大フィーバー状態ですよ。何これ一目惚れ!?


「ああ、膝に乗ってナデナデされた日をもう一度……あれ?」


 あれ? 私、このローゼルさんにナデナデされた記憶あるよ。膝に乗れるサイズだったのも覚えてる。


「多分、魂を構成している物の一つがローゼルの関係者だったんじゃないかな? 冥府の神に調べてもらうといいよ」


 おう、神様に会いに行く途中なんだよね。後どれくらい進むのだろうって考えてたら、我が子が何か言いにくそうにしている。言うのが恥ずかしいとか照れてる方向のもじもじ。


「何もじもじしてんの?」

「えっと……それは、また今度ね。……お母さん」


 今、また一段と若返らなかったかい? 二十歳前が高校生くらいになったよ? そもそも若返っていくってどんな状態なの? いい方にとらえていいの?


 ツッコミを入れる間もなく目が覚めてしまった。


 ◇◇◇◇◇◇


「あ、起きたね」


 すぐ側で文鳥姿の初代様が、紙の束の上に乗っかっていました。


「おはようなのです。それを読めと言うのですか?」


 うお、またもやHPとMPを大量に持って行かれた。でもこれくらいならその内回復する。


「正解。まあ最初のすっぴんケロちゃん像で見せる予定だったんだけど、すっかり忘れちゃってたの」

「忘れないで下さい」


 うっかりが多くないですか? しかし歳ですかなんてイヤミ言ったら比喩ではなく物理的に雷が落ちるので、口にはしない。

 それにしても紅月さんと群青さんが居ないね。


「いない方は何処へ行きました?」

「ちょっとお外へ見回りに行ってもらったの。あと雑用を少々」


 寝てる間に何かあったのかな?

 【オテテ】操作で紙の束を持ち上げる。初代様は横にチョンッと着地。

 文鳥可愛い。小鳥いいな。器に登録できる姿は残り一枠だけど、小鳥にしてみようか。

 まあまた今度で。今はこの書類を見なければ。


「……影月さんの報告書ですか。えー、つまり、あの痴女共って元々弱い? パラメータも単位が違うと教え込まれて、それを信じてる?」


 敵のアホさが伝わってくるけど楽勝とは思えない。数が多いと強さに関わらず面倒なんだよね。


「弱いんだねー。弱いと言えば、アニスとチコリだっけ? 戦闘タイプでないとはいえ、元は神と神候補なのに、何でビームひとつで倒されちゃうの? 防げてもいなかったよね」


 あ、確かに。リコちゃんは答え持ってるかな。


「一度見ただけの印象ですが、ご主人様のビームは防御無視の効果があるように見受けられます。他にもあるかもしれないですが、色々検証しない事には何とも言えません」

「成る程。で、あの痴女とゆーか、向こうの戦闘員ってどれだけいるのです?」

「さあ? 沢山、としか答えられません。実はですね、他の方々には話したのですが、あちこちに地下都市がありまして、そこの人たちを含めると数えきれないのです。何せ “男はミント様の為に、女はユニコーン様の為に、いざという時は敵と戦うのだ” と刷り込まれているので……」

「……男もいるのですか?」


 今まで女の子しか出てこなかったから、てっきり女の子しかいないのだと思い込んでいたわ。


「はい。ただし、男は天空の城へ入れません。労働力としてこき使われているため、都市から出る事もないので、彼らが単独でこちらを襲いに来る事は無いと思います。動くとしたら、おそらく軍団でしょうね」

「そういえば初代様、三途の川での東日本エリアの死者の数、西日本エリアに比べるとものすごく少なかったですよね」


 もしや、地下都市に流れてる?


「うん。ようやく行方不明者の保護の目処が立ったよ。行くのは神様と相談してからになるけど」


 洗脳されてませんかね? アイドルオタク軍団みたいなのが襲ってきやしませんかね?

 ……うむ、その時は遠慮無くビームぶっ放そう。


「地下都市の様子って、どんな感じなのです?」

「地球の都会……とゆーか、映画や漫画に出てくる未来都市的な? そんな感じですね。収容されたら問答無用で十代から二十代までの姿にされて、そこから容姿でランク分けされて、それぞれの居住区に移されて生活を始めます」


 うわー、それ人によってはすっごく嫌な社会だね。


「魂はむき出しですよね?」

「はい。ですのである程度時を経ると人の形を失うので、そうなってきたら魔力に変換する工場送りになります。そして新しい人を都市に収容するのです。ただ高ランクの人間には器が支給されるので、そういった特権意識が今の仕組みを支えている面がありますね」

「器って、そっちでも作っているのですね」

「器職人の素質のある人がいるんだろうね。いてもおかしくないんだけど。……その人たちがちゃんとこっちに流れていれば、器の生産量増えるのにっ!!」


 初代様が悔しそうに言う。器の数が限られるのは材料が足りないのでなく、作れる人が足りないからだそうな。


「容姿ランクが低くても、そういった職人系は大切にされるので不満が出ないのです。なので、内部からクーデターを起こすのはやめた方がいいかと」

「そうみたいですね。……じゃあ、別の事を。どうしても当人たちにツッコミたいのですが、一応リコちゃんにも聞こうと思います」

「何でしょうか?」

「あの痴女スタイル、どうしてああなのですか? 胴体にモザイクかけなきゃならないですよ」


 骨なのに、表情が変わったのがわかる。しかも今、鼻で笑ったよね!?


「ああ……あれですか。えーと、いつの間にかああなっていたんです。ユ……ゲスコーンは特に何も言わないので、放置されて定着しました」


 ゲスコーン言うた! ん? 初代様が書類をつついてる。あー、影月さんの報告書に書いてあった。


「あ、書いてますね。え……全てはあのゲスコーンの好みだから? 本当に当人たちに聞いた方が早いですね」


 なお、リコちゃんはあんな格好はしないそうな。更にノーパン派でもないそうな。カモミールとローズマリーの三人でノーマルミニスカ派を名乗っていたそうな。


 この際なのでジャンジャン質問しよう。そういえばアニスとチコリの背中の羽が他より多かったっけ。やっぱり偉いと羽の数多くなるのかな?


「羽の数ですか? はい、ちゃんと階級的な意味があります。一番多いのが一対の二枚羽ですね。そこから少し偉くなると二対の四枚羽になります。各地下都市のまとめ役を務めていたりしますね。三対の六枚羽が元女神たちになります。ミントは四対の八枚羽なので、それより多くしちゃ駄目ってゆーのが暗黙の了解です」

「うわぁ……。それって女の子だけですか?」

「はい。ゲスコーンが、天使は二十歳未満の美少女のみと宣言したので」


 おぉ……ゲスの名に恥じないグズっぷり。


「何でも天使は裸が基本だから、男の裸なんて眺めたくないからだそうです」


 ……もしや、あの痴女スタイルは、そこから生まれたんじゃなかろうか。そして美少女の裸見放題イコール天国とか……?


「裸ニーソOK、裸ニーソ正義とか言ってたのを聞いた事があります」


 私の予測は外れてないようだねっ! 変態クズ野郎がっ! 不特定多数の目につく事を考えろよ!


「それを受け入れてるってゆーのがちょっと信じられないですね。そもそも男が好きなタイプの女って、ああいったものを見ると否定的な意見を持つ人が圧倒的でしょうに」

「清らかで神聖な存在だから、そこは丸っと無視しちゃうみたいですよ。あと、多少の洗脳もありますね。どんな子もゲスコーンと聖なる儀式を一回やってしまえばコロッと考え変えちゃいますから」


 わー、やっぱり騙されてるー。騙されてなくてゲスコーン側なら、なおヤバイか?


「しかしリコちゃん、本当にゲスコーンが嫌いなんですね」


 これまでずっと演技をしていて、今は完全に解放されたので遠慮が無くなっているのね。嫌悪を隠してない。


「数ヶ月前に耳にしたゲスコーンのセリフが “五歳の処女最高” ……ですよ?」


 は? 五歳? え? 五歳?


「……まさか、実行したのですかっ!?」


 人間の脳は五歳から恋愛が可能だそうだが、だからと言って大人が幼児を性愛の対象にしていい理由にはならんのです!


「おそらく実行しましたね。その少し前に私を見て、 “今さらだし、もっと下のがいいし” とか言ったんですよ! 思いっきり派手でダメージ大きい魔術なり何かの角なりぶち込んでやりたいです!!」


 リコちゃんの前の姿、バジルちゃんの外見年齢は十二か十三くらいだった。十分ロリコンの範囲だけど、それより下を求めたかゲスコーン。

 クズだな。ゲスも合うがやはり名前にクズも付けたい。むう、何か考えておくか。人名チックにすれば解消するだろう。


「その女の子はどうなりました……? 無事なのですか?」


 何て恐ろしい話だ。良心が凄く痛む。


「……知らないのです。姿を見ないし、話も出ないし……。けれどゲスコーンの機嫌はとても良かったのです……」


 おう、なんてこった。


「てゆーか、他の人は知ってて何も言わないのですか?」

「言いませんねー。むしろ名誉的な扱いです」


 犯罪だ。重大犯罪だ。つーか目ぇ覚ましなよ。そんなクズなゲス野郎を崇めるんじゃないよ。何で “神聖” とか “清らか” って単語に飛びついたら本質を見る事を忘れるのかね。

 “神聖” と云う単語には閉鎖的傾向が含まれ、 “清らか” という単語には排他的傾向が含まれるのに。どちらも警戒すべき単語でしょうに。

 ……いや、でも環境的にまともな人って排除されそうだね。保身を考えると……ああ、そうか。そういう人が残って今があるんだ。説教とか不要だね。

 よし、迷わずぶっ飛ばそう。その後は知らん。好きに過ごせ。環境を変えて放置しとけば大抵大半は正気に戻るんだから。


「ひとまずリコちゃん。何かの角はどんな物が良いですかね? タンスは大きいですし、超分厚い本? それとも見た目を裏切る豆腐の角なんてのも作れますが」


 気分転換にリコちゃんの一発殴りたい、一撃入れたい気持ちを叶えられる物を作るか。


「リコの武器ですか!? ご主人様、リコはとても嬉しいです!」


 骨に抱きつかれた。……うん、大分慣れたかな?


 ◇◇◇◇◇◇


 紅月と群青は塔破壊現場にいた。そこでは二人に召喚されたあの世メカと回収班の人々がせっせと働いている。


「こちらがお求めの物です」


 紅月は礼を言って物資を受け取った。


「それ、何なの?」


 箱の中からは片眼鏡をメカ的に改造したものが出てきた。


「戦闘能力を測るアレです」


 紅月はさっそくそれを身に付ける。群青は「版権問題とかいいのか?」と思いながらも口にはしない。


「そっちはお遊びだろ?」

「お遊びでも参考にはなるのですよ。あなたはそちらの詳細が分かる方をお願いします」

「へーい」


 紅月が何を狙っているのか理解した群青は、もう一つのゴーグル眼鏡タイプを取り出し身に付ける。テディベアの、それもサングラスの上から装備可能であった事に、回収班の人たちはちょっとウケて吹いた。


「フッ、戦闘力たったの5か。ゴミめ。……え? 本当に、5!?」


 言いたい事を言えて満足した紅月だったが、まさかの事実に唖然とした。


「紅月さん、どれ見てたんだ?」


 女たちは一ヶ所に集められていたので、紅月がその中の誰をターゲットにしたかは見ただけでは分からなかった。


「あの赤いのです」


 紅月はアニスを指した。元女神である。医療に関わる権能を持つ女神なので戦闘向きではないのだが、それを考慮しても低い。


「……えーと、元女神だよな?今、こっちでも分析するぜ」

「え、えー……戦闘力5は……一般人? 特に鍛えていない一般人? あれ? 保有魔力は反映され……されるんですね。だったらもっと上じゃないですか? 肉体的な強さだけでなく、魔術等も含むと書いてますけど。……え? 5……5って、えー……」


 説明書を読みながら、更に焦る紅月。聞いている回収班の人たちも「えー」とこぼしていた。


「……あー、レベルは5だな。 “G” も “K” も付いてねーぞ。ステータスは全て5……。低下中って出てる。今、HPとMPが4から5に上がった。元の数値は……一応十桁表記だけど、神にしちゃあ弱くね?」


 G:幻獣用のレベル表記。1Gレベルは人間の5レベルに相当する。

 K:神様用のレベル表記。1Kレベルは人間の一億レベルに相当する。


 なお、紅月のHPは八十八桁表記で、群青のHPは九十桁表記である。二人は人間としては強いが、神には及ばない。神ならば最低でもHPは百桁台なのだ。


「元の強さはどうだったのでしょうね……」

「戻ったらリコちゃんに聞こうぜ」


 参考までにチコリと他数名も測定してメモを取る。


「ああ、そういえば影月女史から伝言があります」

「何でしょうか」

「偶然にも残月女史がゲス馬鹿っプルのいちゃつき現場に居合わせて、可能な限り撮影をしたそうです。おかげで残月女史はただならぬ精神ダメージを受け、我々の出発までに報告書の作成が間に合わなかった、との事です」

「分かりました。後でこちらから彼女に連絡しましょう」


 どうやら星になったゲス馬鹿っプルの墜落現場に残月がいたらしい。


「見つかんなかったの? 残月……あの肉ピンク豆、よく帰れたな」

「残月の隠密能力の高さはトップクラスですからね。そのおかげでどうにかなったのでしょう」


 どうでもいい話だが、この事件以降、残月は “隠密能力ナンバー1” と言われるようになった。



 紅月と群青が焼きイモおサル像に戻ると、何丁もの豆腐らしき物が転がっていた。


「あ、お帰り。片付いた?」


 文鳥姿の初代が二人を迎える。


「あれ、何なの?」

「骨っ娘リコちゃんの専用武器。豆腐の角ランチャー」


 群青の質問に、初代はあっさり答えた。


「接近されたらこっちの超ハード鍵付きBOOKです! そして予備の箱入り辞典!!」

「ブ厚くて効きそうですねっ!」

「攻防一体! 戦闘用クローゼット!」

「これなら持つ必要無く、当たりに行けばいいだけですねっ!」

[それで倒されるのは、とても嫌だな!]


 どうやって止めようか? と初代が群青に聞く。群青は紅月に丸投げすべく、彼女の方を向いた。


「測定開始」


 言った直後にボンッと音がした

 紅月はまだ例の測定器を身に付けていたのだ。そしてお決まりのセリフを言って満足すると、今度はリコちゃんの測定に入る。


「えーと、戦闘力はMAX表記まであと少しですか。彼女がこれだとあの二人って……」


 丸投げ計画に失敗した群青は、ひとまず片付けを提案するのだった。


 着々と「ゲスコーン」呼びが広まっています。

 作中の「五歳の処女最高」の部分ですが、プロットを書き終えた後にインドで生後8ヶ月の女の子がレイプされたという記事を目にしました。

 現実は常に人の想像のはるか上を行くようです……。

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